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公演詳細

室内楽プロジェクト

鮮やかなコントラストで魅せる、音楽の諸相

【公演中止】 諏訪内晶子 室内楽プロジェクト
Akiko Plays CLASSIC & MODERN with Friends

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東京3月11日(水)19:00開演…Akiko Plays CLASSIC with Friends
東京3月13日(金)19:00開演…Akiko Plays MODERN with Friends
紀尾井ホール 会場MAP

【公演中止のお知らせ】


プレトーク開催 3月13日(金)18:45~
ナビゲーター:沼野雄司(音楽学)

※両日とも出演者によるトークを予定しております。

[出演者] ※出演者が変更になりました。ホーヴァル・ギムセ ⇒ マルクス・グロー 
諏訪内晶子(ヴァイオリン)
スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)
佐々木亮 (ヴィオラ)
アンリ・ドゥマルケット(チェロ)
マルクス・グロー(ピアノ)
有馬純寿(エレクトロニクス) ※13日のみ出演

プログラム

3月11日(水)
J.S. バッハ:「シャコンヌ」~無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 二短調 BWV1004 より
ブラームス:ピアノ三重奏曲第3番 Op.101
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番 Op.81

3月13日(金)
プレトーク開催 18:45~ ナビゲーター沼野雄司(音楽学)
スティーヴ・ライヒ:ヴァイオリン・フェイズ <1967> ※有馬純寿(エレクトロニクス)
川上 統:組曲「甲殻」より <2019> ※新作「オトヒメエビ」を初演奏
マーク=アンドレ・ダルバヴィ:ピアノ三重奏 <2008>
レオ・オーンスタイン:ピアノ五重奏曲 Op.92 <1927>

※曲目の表記に誤りがありました。
訂正前  レオ・オーンスタイン:ピアノ五重奏曲第2番 <1927> ⇒ レオ・オーンスタイン:ピアノ五重奏曲 Op.92 <1927>

公演に寄せて
成熟と遭遇の奇蹟へ

演奏家として輝かしいキャリアを持つ諏訪内晶子だが、彼女はいま、さらに新しい第一歩を歩みだそうとしている。プログラムをよく眺めてみてほしい。
第一夜は「アキコ・プレイズ・クラシック・ウィズ・フレンズ」。一見すると普通?いや、これまでの諏訪内のディスコグラフィに純然たる室内楽は存在しない。もちろん様々な経験を積んできたとはいえ、基本的には独奏者である彼女が、ルセフや佐々木亮をはじめとする手練れたちをどのようにリードするのか/できるのか。しかもその舞台として選ばれたのはブラームスのピアノ三重奏第3番とドヴォルザークのピアノ五重奏第2番という難曲。
ブラームス作品、第1楽章で変ホ長調に転じた部分の跳ねるようなユニゾン・リズムをどのように処理するのか、あるいはドヴォルザーク作品の第2楽章「ドゥムカ」冒頭で、ヴィオラの密やかな旋律に対してどんなテヌートで合いの手を入れるのか。あらゆる箇所が、この演奏家の真の成熟をはかる試金石となるだろう。
さらに衝撃的なのが第2夜「アキコ・プレイズ・モダン・ウィズ・フレンズ」。諏訪内はこれまでも積極的に20世紀作品を取り上げてはきたが、しかし、それらは総じて後期ロマン派の流れをくむ壮麗な音楽だった。しかしこの夜、彼女は時にみすぼらしく、時にささくれだった〈モダン〉と初めて遭遇する。自らの多重録音によるライヒの「ヴァイオリン・フェイズ」を皮切りにして、問題児レオ・オーンスタインの奇想がちりばめられた五重奏へと続くプログラム構成は、この演奏家の真のキャパシティをはかる試金石となるだろう。
また、この夜には現在もっとも注目される日本の作曲家、川上統による奇作「甲殻」が、諏訪内のために用意された世界初演曲を含む新構成で演奏される。リアルタイムの日本との遭遇までもが用意されているというわけだ。この奇蹟を我々はなんとしても目撃しなければならない。

沼野雄司(音楽学)

出演者

諏訪内晶子(ヴァイオリン)

 1990年史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。これまでに小澤征爾、マゼール、デュトワ、サヴァリッシュ、ゲルギエフらの指揮で、ボストン響、フィラデルフィア管、パリ管、ロンドン響、ベルリン・フィルなど国内外の主要オーケストラと共演。BBCプロムス、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ルツェルンなどの国際音楽祭にも多数出演。
 近年ではゲルギエフ指揮ロンドン響とのツアー、パリ管とのヨーロッパおよび日本ツアー、チェコ・フィルとの中国ツアーを行い、オスロ・フィル、バンベルク響、デトロイト響、トゥールーズ・キャピトル管とも共演。
 現代作曲家作品の紹介も積極的に行い、これまでにエサ=ペッカ・サロネン作曲「ヴァイオリン協奏曲」の日本初演(2013)、エリック・タンギ作曲「In a Dream」の世界初演およびフランス初演(2013)、キャロル・ベッファ作曲「ヴァイオリン協奏曲-A Floating World-」の世界初演(2014)などに取り組んでいる。
 2012年、2015年、エリーザベト王妃国際コンクール、2018年ロンティボー国際コンクール、2019年チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門審査員。2012年より「国際音楽祭NIPPON」を企画制作し、同音楽祭の芸術監督を務めている。
 レコーディングでは、デッカ・ミュージック・グループとインターナショナル・アーティストとして専属契約を結んでおり、最新作「フランク&R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 他」を含む14枚のCDをリリースしている。
 桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース修了。文化庁芸術家在外派遣研修生としてジュリアード音楽院本科及びコロンビア大学に学んだ後、同音楽院修士課程修了。国立ベルリン芸術大学でも学んだ。
 使用楽器は、日本音楽財団より貸与された1714年製作のストラディヴァリウス「ドルフィン」。

スヴェトリン・ルセフ(ヴァイオリン)

 ブルガリア生まれ。第1回仙台国際音楽コンクール優勝、 第5回インディアナポリス国際ヴァイオリンコンクール及び1999年ロン=ティボー国際コンクールで入賞。スイス・ロマンド管弦楽団のコンサートマスターのほか、ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼アーティスト・イン・レジデンスを務める。ジュネーブ高等音楽院教授。揺るぎないテクニックと豊かな表現力が絶賛される実力派ヴァイオリニスト。チョン・ミョンフン、ユーディ・メニューインなどの指揮の下ソリストとして活動するほか、室内楽の分野でもジャン=マルク・ルイサダ、エリック・ル・サージュなどと共演し、世界各地で高い評価を得ている。

佐々木亮(ヴィオラ)

 NHK交響楽団首席奏者。東京藝術大学及びジュリアード音楽院卒業。安宅賞受賞。1991年、現音室内楽コンクール第1位、「朝日現音賞」受賞。92年、東京国際室内楽コンクール(民音)第2位、「ルフトハンザ賞」受賞。同年秋より、ニューヨークのジュリアード音楽院に奨学生として入学。アスペン音楽祭、マルボロ音楽祭に参加。卒業後、ソロ、室内楽奏者として全米各地にて活動。これまでに内田光子、ヒラリー・ハーン、ナージャ・サレルノ=ソネンバーグ、リン・ハレル等と共演。現在桐朋学園、洗足学園、東京藝大附属高校にて後進の指導にもあたっている。

アンリ・ドゥマルケット(チェロ)

 1970年生まれ、パリ出身。13歳でパリ国立高等音楽院に入学し、ジャンドロン、フルニエ、トルトゥリエに師事。アメリカではシュタルケルに学ぶ。
 17歳の時にシャトレ座でリサイタル・デビュー。ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールなど数々の入賞歴を持ち、現代音楽にも造詣が深い。ニュアンス豊かな表現力が魅力。エンゲラーとの仏音楽アルバムなどCD録音も多数。
 使用楽器はLVMH財団より貸与された1725年制作のストラディヴァリウス“le Vaslin”、使用弓は1820年製の “Persois”。

マルクス・グロー(ピアノ)

 1995年エリザーベト王妃国際音楽コンクール優勝を皮切りに、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、サンフランシスコ交響楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団、ロンドン交響楽団、バンベルク交響楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、ハーグ・レジデント管弦楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団などの名立たる名門オーケストラと、イヴァン・フィッシャー、ネーメ・ヤルヴィ、ファビオ・ルイジ、ケント・ナガノ、ジョナサン・ノット、デイヴィット・ロバートソン等の指揮のもと共演を続けている。
2006年にリリースされたリストの「ロ短調ソナタ」を収録したアルバムは、ザ・タイムズ紙で最高の評価を受け、グラモフォン誌そのほか主要な音楽雑誌でも絶賛された。現在ベルリンとニューヨークに在住。

有馬純寿(エレクトロニクス)

 エレクトロニクスやコンピュータを用いた音響表現を中心に、現代音楽、即興演奏などジャンルを横断する活動を展開。第63回芸術選奨 文部科学大臣新人賞芸術振興部門、第13回佐治敬三賞を受賞。現在、帝塚山学院大学人間科学部准教授。 京都市立芸術大学非常勤講師。

チケット発売情報

東京

9月14日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
9月15日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
9月19日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
9月21日(土) 10:00a.m.~発売 一般
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

一般料金(2公演セット券)

  • S席
    ¥12,000
  • A席
    ¥8,500

夢倶楽部会員(2公演セット券)

  • S席
    ¥11,000
  • A席
    ¥7,700

【備考】
*2公演セット券はジャパン・アーツぴあコールセンターのみの受付です。

一般料金(単券)

  • S席
    ¥8,000
  • A席
    ¥5,500

夢倶楽部会員(単券)

  • S席
    ¥7,200
  • A席
    ¥5,000
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学生席

2公演セット券

  • S席
    ¥6,000
  • A席
    ¥4,250

単券

  • S席
    ¥4,000
  • A席
    ¥2,750

【備考】
*残券がある場合、12/13(金)10:00より受付を開始いたします。
*2公演セット券はジャパン・アーツぴあコールセンターのみの受付です。
*学生席・学生特別席は、社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
(学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。

◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)

学生席・シニアチケット購入

プレイガイド

ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212 https://www.japanarts.co.jp/
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061 http://www.kioi-hall.or.jp/
チケットぴあ https://t.pia.jp/ 0570-02-9999〔Pコード:561-826〕
イープラス https://eplus.jp/
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード:34394〕

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