2024/3/10

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【来日直前!河村尚子によるリハーサル報告が到着!】オメル・メイール・ヴェルバー指揮ウィーン交響楽団

 いよいよ日本公演目前のオメル‧メイール‧ヴェルバー率いるウィーン交響楽団のリハーサルが3月 9日にウィーンのムジークフェライン(楽友協会)で行われました。
 リハーサルを終え、今まさに日本へ向かっている河村尚子より、指揮者やオーケストラについての印象を綴ったレポートが届きました。本番に向けてますます期待が高まりますので、ぜひお読みください!

河村尚子

 3月9日(土曜日)、ウィーンのムジークフェラインの地下にある「ガラスの間」にて、ウィーン交響楽団とオメール‧メイール‧ヴェルバー氏の日本ツアーに向けて練習が始ま った。いつもニューイヤー‧コンサ ートで眺めては憧れていたが、何とムジークフェラインに入ることが初めて!
 建物の中が迷路のような構造で、オ ーケストラ担当の方がリハーサル場所へエスコートして下さるのを待っていると、目の前にはなんとブラームスの胸像が立っていた。ブラームスのピアノ協奏曲第1番を演奏する者にとって運命的な何かを感じたが、ブラームスは1872年から1875年にこの施設の芸術監督を務めた人物。胸像くらいあって当たり前でもある…。
 さあ、いよいよリハーサル。ウィーン交響楽団とは14年前に共演した経験があるが、ヴェルバー氏とは初共演!今回がまったくの初対面なので、リハーサル前に軽く打ち合わせをさせて頂いた。実際、オーケストラと一緒に音を出し合う過程で、色々と気になっていたことが解決されるが、打ち合わせをしていくうちに、二人とも気の合うテンポ感でこの作品を解釈していると分かり、お互いにホッとした。
 オーケストラは練習していくと共に音がどんどん鳴り、引き締まった音、深みがたっぷりな音、数本の弓毛で弾いているかのような繊細な音が演奏されていった。その中でも大変印象的だったのが、ヴェルバー氏が第2楽章の大変静かなオーケストラだけが奏でる部分で指示したボーイングの使い方。長いフレ ーズで弓を出来るだけ節約して奏でる。こんなに優しい音を大勢の弦楽奏者たちが同時に奏でることができるのかぁ!と感嘆した。頭の回転が速く、指揮者として必要な素早い決断力、80人近くの音楽家たちが奏でる音楽をまとめる方法やその判断が素晴らしいな、と思った。
 さあ、一体どのような音楽会になるのだろうか?今から、とても楽しみでならない!是非とも皆様には会場へお越しいただき、お聴き逃し、お見逃しないようお願いしたい!

ブラームス胸像

3月9日・ウィーンにて 河村尚子


《公演情報》
オメル・メイール・ヴェルバー指揮 ウィーン交響楽団 河村尚子(ピアノ)

楽都ウィーンの名門 注目の指揮者ヴェルバーと共に謳いあげる薫り高い響き
オメル・メイール・ヴェルバー指揮 ウィーン交響楽団
2024年3月13日(水) 19:00 サントリーホール [河村尚子 (ピアノ) 出演]
2024年3月14日(木) 19:00 サントリーホール
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2061/


◆河村尚子のアーティストページはこちらから
https://www.japanarts.co.jp/artist/hisakokawamura/
◆ウィーン交響楽団のアーティストページはこちらから
https://www.japanarts.co.jp/artist/wienersymphoniker/

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