2024/1/26

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樫本大進&エリック・ル・サージュ ソウル公演レポート!

樫本大進とエリック・ル・サージュが取り組んでいるシューマンとブラームス全曲シリーズの第2回目が、韓国の音楽の殿堂ソウル・アーツセンターでスタートしました。 会場には若い聴衆が多く、大変熱心に集中度高く聴き入り、終演時には心からの感動による熱い歓声が沸きあがりました。

プログラムは樫本大進が「何度弾いても楽しい」と語るブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番で始まり、一つ一つの旋律の語り口が、シンプルでありながら温かく、それに寄りそうル・サージュの美しいピアノが秀逸。 第2曲目の「F.A.Eソナタ」は、ブラームス、ディートリヒ、シューマンの3名の作曲家によって作曲されたという成り立ちもありますが、楽章ごとの個性の弾き分けは実に見事で聴きごたえ十分です。 第二部の意表をついた語り口で始まるクララ・シューマンの「3つのロマンス」では、さらに樫本大進の引き出しの多さとその魅力に引き込まれ、そしてシューマンの傑作である「ヴァイオリン・ソナタ2番」へと流れ込み、これはまさに大熱演となりました。

今回は前半、後半に名曲を含む「筋金入り」のロマンティック・プログラムで、それぞれの作品の細部に至るまで、研ぎ澄まされた表現が追求されており、様式感をベースに深く豊かに洗練された世界を構築しています。 そしてどんなシーンでも音が豊かなのに大きすぎず、樫本大進と世界を一緒に創り上げるル・サージュのピアノは、作品を見通しており、また二人のやりとりや掛け合いは、聴くものを幸せの極致へと誘いました。

そして、いよいよ1月27日(土)から北九州を皮切りに日本公演がスタートします。 樫本大進とエリック・ル・サージュの創り上げる”ブラームス・シューマン”の音楽世界をどうぞお楽しみに!

曲目:
ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第1番 Op. 78 「雨の歌」
ブラームス、ディートリッヒ、シューマン:F.A.E ソナタ
* * *
クララ・シューマン:3つのロマンス Op. 22
シューマン:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 Op. 121

《公演情報》
樫本大進<プレミアム室内楽シリーズ>vol.2
シューマン&ブラームス 全曲ヴァイオリン・ソナタ・チクルス vol.2
樫本大進&エリック・ル・サージュ 2024
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2060/

[全国日程]
2024年
1月27日(土) 北九州市立 響ホール 問)093-663-6661
1月28日(日)所沢市民文化センター ミューズ アークホール 問)04-2998-7777
1月31日(水)住友生命いずみホール 問)06-6944-1188
2月2日(金)静岡音楽館AOI 問)054-251-2200
2月3日(土)横浜みなとみらいホール 問)神奈川芸術協会 045-453-5080
2月4日(日)サントリーホール 問)ジャパン・アーツぴあ 0570-00-1212


◆樫本大進のアーティストページはこちらから
https://www.japanarts.co.jp/artist/daishinkashimoto/

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