クラシック新時代を切り拓いてきた吉松
中期の傑作「交響曲3番」を中心に、浪漫とロックが交差する
吉松隆オーケストラ傑作選

吉松隆の〈英雄〉

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 9月24日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 10月1日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  3. ③ 10月1日(土) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
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  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

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曲目・演目Program

  • 鳥は静かに… op.72
  • 鳥のシンフォニア“若き鳥たちに” op.107
  • キース・エマーソン&グレッグ・レイク(吉松隆編曲):タルカス
* * *
  • 交響曲第3番 op.75

※当初発表していた曲名に一部誤りがございました。訂正してお詫び申し上げます。

公演によせてMessage

──吉松隆は“日本のマーラー”である!

敬愛する作曲家としてシベリウスの名を吉松は挙げるが、実際の楽曲には西洋音楽のみならず、ジャズ、ロック、ワールドミュージック等、彼が愛してきた古今東西のサウンドが、清濁併せ呑むように取り込まれている。
そのため全体としての印象はシベリウスというより、シベリウスに対して「交響曲は世界のようでなくてはならないのだ。全てを包み込むものでなくてはならない」と強く主張したマーラーに近いのだ。
本公演のメインプログラム、交響曲第3番はまさにその象徴のような作品である。
古典的な4楽章構成の中に、日本古来の抒情性、前衛芸術の先鋭性、サブカルチャーの持つ吸引力等などが共存していて、世界から見た“TOKYO”という大都市の多層的なイメージを体現したような傑作だ。
それ故にクラシック音楽や現代音楽のリスナー以外をも魅了できる可能性を秘めており、21世紀に改めて問い直すべき作品でもある!
他にも吉松隆を理解する上で必聴の作品――シベリウスの透明感を日本人の感性で再解釈したような「鳥は静かに…」、吉松の若い頃からの“見果てぬ夢”を叶えた「鳥たちのシンフォニア“若き鳥たちに”」とプログレッシヴ・ロック不朽の名作「タルカス」の管弦楽編曲――がプログラムに並んだ。
これらが世界的にみても傑出した才能を持つ指揮者・原田慶太楼の新たな解釈で問い直されるというのだから必聴である。
バーンスタインの指揮でマーラーが世界中に広まったように、原田が振ることで吉松の音楽は再び世界へと羽ばたいていくに違いない。

音楽ライター:小室 敬幸

作曲者紹介

吉松隆 Takashi Yoshimatsu (作曲, Composer)
吉松隆

1953年(昭和28年)東京生まれ。作曲家。 少年時代は手塚治虫のような漫画家か、お茶の水博士のような科学者になろうと思っていたが、中学3年の時に突然クラシック音楽に目覚め、慶應義塾大学工学部を中退後、一時松村禎三に師事したほかはロックやジャズのグループに参加しながら独学で作曲を学ぶ。 1981年に「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。交響曲6曲や協奏曲10曲を始めとするオーケストラ作品を中心に、〈鳥のシリーズ〉などの室内楽作品、〈プレイアデス舞曲集〉などのピアノ作品のほか、数多くの作品を発表する。1998年からはイギリスのシャンドス(Chandos)とレジデント・コンポーザーの契約を結び全オーケストラ作品が録音される。最近ではキース・エマーソンの作品「タルカス」をオーケストラ用に編曲し大きな反響を受けた。また2009年映画太宰治原作「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」の作曲を監督の根岸吉太郎氏の指名により手掛け、日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞。2003年放映TVアニメ「ASTROBOY鉄腕アトム」や2012年放送NHK大河ドラマ「平清盛」の音楽も担当。評論・エッセイなどの執筆活動のほか、イラストレーターとしても活躍。 2013年3月20日には作曲家・吉松隆60年の集大成「吉松隆還暦コンサート『鳥の響展』」を東京オペラシティで開催、高評を得た。

オフィシャル・ホームページ
http://yoshim.music.coocan.jp/
プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/takashiyosimatsu/

プロフィールProfile

原田慶太楼 Keitaro Harada (指揮, Conducter)

2021年4月東京交響楽団正指揮者に就任。定期演奏会を始め、提携する川崎市、新潟市、フェスタサマーミューザなど多くの企画で指揮を務める。子供たちに本物の音楽を届ける事、日本人の作曲家の作品を世界に広めることをライフワークとし、東響&サントリーホール主催「こども定期演奏会」の〈新曲チャレンジ・プロジェクト〉は自身の熱い想いが詰まった企画となって実現している。シンシナティ響およびシンシナティ・ポップス、アリゾナ・オペラ、リッチモンド響のアソシエイト・コンダクターを経て、2020年シーズンから、アメリカジョージア州サヴァンナ・フィルハーモニックの音楽&芸術監督に就任。ノースカロライナ・オペラ、シンシナティ・オペラ、ブルガリア国立歌劇場等でも活躍。10年タングルウッド音楽祭で小澤征爾フェロー賞、13年ブルーノ・ワルター指揮者プレビュー賞、米国ショルティ財団キャリア支援賞6度受賞。09年ロリン・マゼール主催の音楽祭「キャッソルトン・フェスティバル」にマゼール本人の招待を受けて参加。11年にはファビオ・ルイジの招聘によりPMFにも参加。85年東京生まれ。インターロッケン芸術高校音楽科において、指揮をF.フェネルに師事。第29回渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。第20回齋藤秀雄メモリアル基金賞受賞。

オフィシャル・ホームページ
kharada.com/ / @KHconductor
プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/keitaroharada/
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東京交響楽団 Tokyo Symphony Orchestra

1946年東宝交響楽団として創立。文部大臣賞、毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞他日本の主要な音楽賞の殆どを受賞。川崎市、新潟市と提携し、コンサートやアウトリーチを積極的に展開する他「こども定期演奏会」「0歳からのオーケストラ」等の教育プログラムも注目されている。また、新国立劇場のレギュラーオーケストラとして毎年オペラ・バレエ公演を担当。ウィーン楽友協会をはじめ海外公演も数多く行う。2020年、ニコニコ生放送でライブ配信した無観客演奏会は約20万人が視聴し注目を集めるなど、ITへの取組みも音楽界をリードしている。

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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ/日本コロムビア
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