女たちの生きざまの忘れえぬモザイク模様

ナタリー・デセイ (ソプラノ) & フィリップ・カサール (ピアノ)

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ナタリー・デセイ (ソプラノ) & フィリップ・カサール (ピアノ)
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子供文化芸術活動支援事業(劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業)18歳以下無料招待

●子供文化芸術活動支援事業
(劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業)対象公演

(対象:公演当日、小学校1年生~18歳以下。)
本公演は新型コロナウイルス感染症の影響下において、子供たちが文化芸術の鑑賞や体験をする機会が多く失われている状況を鑑み、劇場・音楽堂等で行われる実演芸術の鑑賞・体験等を子供たちに提供する取組を文化庁支援のもとで行われるものです。この度の「ナタリー・デセイ (ソプラノ) & フィリップ・カサール (ピアノ)」公演では子供無料招待席を設け、広く募集いたします。どうぞこの貴重な機会に、ひとりでも多くの子供たちに本物の舞台にふれて、舞台芸術のすばらしさをご実感いただけますと幸いです。

ナタリー・デセイ (ソプラノ) & フィリップ・カサール (ピアノ)
2022年11月9日(水) 19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール Tokyo Opera City Concert Hall

応募期間:2022年9月22日(木)~2022年10月4日(火)
抽選結果:2022年10月6日(木)配信予定
こちらの応募は終了いたしました。

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 8月17日(水) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 8月20日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はシニア料金でお求めいただけます。
     S席¥14,000 A席¥11,000
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
チケット購入にあたっての注意事項

こちらからご一読ください

曲目・演目Program

  • モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」
    “早くおいで、美しい喜びよ” <スザンナのレチタティーヴォとアリア>
    “失くしてしまった、どうしよう” <バルバリーナのカヴァティーナ>
  • コンサート・アリア “どうしてあなたを忘れよう~恐れることはないわ、いとしいひと”
  • 歌劇「フィガロの結婚」
    “愛の神よ、照覧あれ“<伯爵夫人のアリア>
    “美しい思い出よ、どこへ” <伯爵夫人のアリア>
  • 歌劇「魔笛」“愛の喜びは露と消え” <パミーナのアリア>
* * *
  • ショーソン:「終わりなき歌」
  • プーランク:「モンテカルロの女」(詩:ジャン・コクトー)
  • ドビュッシー:歌劇「ペレアスとメリザンド」“私の長い髪が” <メリザンドのソロ>
  • マスネ:エレジー(ピアノ・ソロ)
    歌劇「ル・シッド」“泣け、泣け、わが目”<シメーヌのアリア>
  • グノー:歌劇「ファウスト」“なんと美しいこの姿(宝石の歌)” <マルグリートのアリア>
  • エヴァ・デラクワ:ヴィラネル
  • レオ・ドリーブ:歌劇「ラクメ」より “あなたは私に最も甘い夢を与えてくれた」

公演によせてMessage

デセイ&カサール 2022年来日に寄せて

 今から18年前、「人の心が震える瞬間」を目の当たりにした。ナタリー・デセイ初来日の折、名バリトン、トーマス・ハンプソンからのコメントを、彼女にその通り伝えた時のことである。
 「最も偉大なソプラノ。心からそう思う」
 するとデセイは、顔を赤らめた。「ああ、ハンプソンさんはお優しいわ」。
 彼女にとって舞台とは、常に「新しいものを提案する場」である。パリで共演したハンプソンも、デセイが毎回、人一倍のチャレンジ精神を発揮し、様々に可能性を探る姿勢に驚嘆。そこで彼は、やおら背筋を伸ばしてその感動を筆者に吐露し、その言葉を聞いたデセイも、素朴なひと言で感謝の心を表した。彼女が肩を震わせた一瞬は、今も目に焼きついている。
 拘束時間が長いからと、オペラの現場は離れたデセイだが、それでも「人物像を作り上げるチャンス」は手放したくないよう。今回の来日でも、モーツァルト《フィガロの結婚》のソプラノ3役それぞれに新しい命を吹き込み、ドビュッシー《ペレアスとメリザンド》のソロでは神秘性を体現。グノー《ファウスト》の〈宝石の歌〉といった「自分の若さに酔う娘心」から、プーランクの歌曲〈モンテカルロの女〉における「人生の最期に直面する老女のやるせなさ」まで、練達のピアニスト、フィリップ・カサールの支えのもと、どれも活き活きと表現することだろう。
 なお、曲目に一つ、驚きのアリアが存在する。それがマスネ《ル・シッド》の〈泣け、泣け、わが目〉。太く豊かな声を持つ「メゾ寄りのソプラノ」のレパートリーに、歌唱史上最も繊細な声音が挑むとは。でも「それも私の新境地!」とデセイは微笑むのだろう。11月のステージが本当に待ち遠しい。

岸 純信(オペラ研究家)

全国公演日程National performance

日時
2022/11/6(日)
会場
愛知県芸術劇場 コンサートホール
お問い合わせ先

中京テレビクリエイション
052-588-4477

日時
2022/11/9(水)
会場
東京オペラシティ コンサートホール
お問い合わせ先

ジャパン・アーツぴあ
0570-00-1212

プロフィールProfile

ナタリー・デセイ Natalie Dessay (ソプラノ, Soprano)

キャリアを始めたころより、世界の最も重要な舞台で歌っている。ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、ロイヤル・オペラハウス、パリ・オペラ座などに定期的に出演。フランス・オペラも得意とし、ラクメ、オランピア、ジュリエットにマノンなどを演じて来た。また、《夢遊病の女》、《ランメルモールのルチア》などのベル・カントのレパートリーではゲルギエフの指揮で録音も行っている。《椿姫》を東京、エクサンプロヴァンス音楽祭、ウィーン国立歌劇場、そしてメトロポリタン歌劇場で歌い、いずれも大成功を収めている。指揮者エマニュエル・アイムとはヘンデルにも取り組み、パリ・オペラ座で《ジューリオ・チェーザレ》にクレオパトラ役で出演。リサイタルでデュオを組んでいるフィリップ・カサールとは2012年以来、カーネギー・ホール、ロンドンのバービカン・センター、サントリーホール、ウィーンの楽友協会など、約60回のコンサートを行っている。カサールとは「ドビュッシー歌曲集~月の光」(エラート)など3つのCDをリリースした。デセイは、ウィーン国立歌劇場より“宮廷歌手”の称号を授与されている。近年、演劇にも出演しており、2018年7月にはアヴィニョン演劇祭に登場、また、モンパルナス劇場でシュテファン・ツヴァイク作品の「La Légende d’une vie(ある人生の伝説)」に出演した。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/nataliedessay/
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フィリップ・カサール Philippe Cassard (ピアノ, Piano)

1985年パリでのクリスタ・ルートヴィヒとのジョイント・リサイタルを行って以来、フィリップ・カサールは協奏曲のソリスト、リサイタル演奏者、室内楽奏者として国際的な名声を確立している。88年にはダブリン国際ピアノ・コンクールで1位に輝いた。これまでにロンドン・フィルハーモニック、バーミンガム市交響楽団、フランス国立管弦楽団等と協奏曲で共演。N.マリナー、C.デュトワ、M.ヤノフスキ等多数の指揮者と共演している。

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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
共催
公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
後援
在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本
協力
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル

在日フランス大使館 / アンスティチュ・フランセ日本
文化庁文化庁 子供文化芸術活動支援事業

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