ナタリー・デセイNatalie Dessay
- 声楽
アーティスト・ニュース
- 2025/4/18 ナタリー・デセイ Farewell コンサート in Paris レポート到着!
- 2022/11/1 【掲載情報】ナタリー・デセイ (ソプラノ) & フィリップ・カサール (ピアノ) (11月9日 東京オペラシティ コンサートホール)
- 2022/10/20 ナタリー・デセイが語る、現在のわたし(インタビュー後半)
- 2022/10/13 ナタリー・デセイが語る、現在のわたし(インタビュー前半)
- 2020/9/16 ソプラノのナタリー・デセイがデュエットで参加した「シンデレラ・メドレー」の映像が公開!
- 2019/4/19 ナタリー・デセイ フランスのアニメ映画「ディリリとパリの時間旅行」に声で出演!
- 2017/4/12 ナタリー・デセイ 3年振りの来日、今回のプログラムについて
- 2017/1/11 【リリース情報】ナタリー・デセイ『フランス歌曲集〜気まぐれな婚約』
- 2016/9/30 2016年10月ジャパン・アーツは創立40周年を迎えます。
- 2014/4/11 アンティーム(親密な)リサイタル/ナタリー・デセイ
プロフィールProfile
演奏活動の開始以来、世界の最も重要な舞台で活動し、モーツァルト『後宮からの誘拐』のブロンデ、『魔笛』の夜の女王、パミーナ、R.シュトラウス『アラベラ』のフィアカーミリ、『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタ、『バラの騎士』のゾフィーなどの多くの役を演じてきた。また、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、スカラ座、リセウ大劇場、ロイヤル・オペラ・ハウス、そしてパリ国立歌劇場での公演には定期的に出演してきた。
フランス・オペラの名手として、オフィーリア、ミンカ、ラクメ、オランピア、ジュリエット、マノンなどを演じてきた。ベルカントの分野においては、シカゴ・オペラ、メトロポリタン歌劇場、パリ国立歌劇場で上演され、ゲルギエフ指揮でレコーディングも行った『ランメルモールのルチア』で特に高い評価を得た。 また、 ロラン・ペリー演出の『連隊の娘』ではマリーを歌い、コヴェント・ガーデン、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、パリ国立歌劇場で上演された。
東京、エクサン・プロヴァンス音楽祭、ウィーン・オペラ、メトロポリタン・オペラでは『椿姫』のヴィオレッタを歌い、いずれも大成功を収めている。
その後パリ国立歌劇場では『軍隊の娘』マリーを再演し、トゥールーズ・キャピトル劇場では『マノン』の主題役を演じた。
指揮者のエマニュエル・アイムと出会ってからは、ヘンデルの作品に取り組み、パリ国立歌劇場では『ジュリオ・チェーザレ』のクレオパトラ役を務めた。
ミシェル・ルグランとのヨーロッパ・南米ツアーを通して、2枚のCDを録音。(Entre elle et lui/エラート)とBetween yesterday and tomorrow/ソニー・クラシック)
リサイタルでデュオを組むフィリップ・カッサールとは、2012年以来、ニューヨークのカーネギーホール、ボストンのジョーダン・ホール、ロンドンのバービカン・センター、東京のサントリーホール、ウィーン楽友協会、モスクワのチャイコフスキー・コンサートホール、パリのシャンゼリゼ劇場などにて120回以上ものコンサートを開催している。 またデュオ・コンサートを通して、ドビュッシー:歌曲集 (エラート)、フランス歌曲集〜気まぐれな婚約 (エラート) 、 シューベルト:歌曲集(ソニー・クラシック) の他、2025年には二人の引退公演を記念して「渡り鳥」がリリースされている。
ウィーン国立歌劇場より「宮廷歌手」の称号を授与されている。
近年は舞台にも出演しており、トゥールのオランピア劇場でハワード・ベイカーのモノローグ『Und』で高評価を得てデビューして以来、本作はフランスの多くの町で上演されたほか、パリのアベス劇場やデジャゼ劇場でも上演された。2018年7月にはアヴィニョン演劇祭に参加し、ゲテ・モンパルナス劇場でシュテファン・ツヴァイク作『La Légende d’une vie(ある人生の伝説)』に出演した。
(2025年5月 1235字)
世界有数のオペラハウスで活躍してきたフランスのソプラノ歌手。モーツァルトやR.シュトラウスの作品での名演に加え、フランス・オペラやベルカント作品でも高い評価を受け、『ランメルモールのルチア』ではゲルギエフ指揮での録音も話題となった。『椿姫』『連隊の娘』『マノン』など主要な役を世界各地で演じた他、指揮者アイムとはヘンデル作品にも取り組んだ。ミシェル・ルグランとのコラボレーションの他、近年はピアニストのフィリップ・カッサールとは120回を超えるリサイタル活動を行っており、2025年には引退ツアーを記念した「渡り鳥」をリリース。デセイには、ウィーン国立歌劇場より「宮廷歌手」の称号が授与れている。近年は演劇、ミュージカル分野でも活躍する。
(2025年5月 319字)