ナタリーの過去と未来をつなぐ、永遠に刻まれる特別な一夜
ナタリー・デセイ & フィリップ・カサール Farewell CONCERT
一般発売日:2025/06/14〜
- 声楽
- 日時
- 2025年11月6日(木) 19:00
- 開場 / 終演予定
- 18:20 / 21:00
ピックアップ
令和7年度文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業対象公演
こちらでご案内する公演は、子供たちが劇場・音楽堂等において本格的な実演芸術を鑑賞・体験等する機会を提供する取組を文化庁支援のもとで行われるものです。子供無料招待席を設け、広く募集いたします。 この貴重な機会に、ひとりでも多くの子供たちが本物の舞台にふれて、舞台芸術のすばらしさをご実感いただければ幸いです。
ナタリー・デセイ&フィリップ・カサール Farewell CONCERT
2025年11月6日(木)19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール
先着先行受付:2025年6月14日(土)10:00~公演前日17:00
・申込資格:平成19年(2007年)4月2日~平成31年(2019年)4月1日に生まれた方(小学校1年生相当~高校3年生相当)
※公演当日18歳以下であっても上記生年月日の範囲外の方は対象外となります。
・推奨年齢:中学生~高校生
・保護者同伴者席はございません。
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(応募期間前は表示されません。)
▶ 申込詳細・注意事項等はこちら
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チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
- ① 6月7日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
- ② 6月14日(土) 10:00a.m.~発売 一般
TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
2025/11/6
一般
通常価格
- SS席
- –
- S席
15,000円
- A席
12,000円
- B席
9,000円
- C席
6,000円
- D席
- –
- E席
- –
- 学生席
- –
- 全席指定
- –
特別割引
- ◎シニア・チケット=65歳以上の方はシニア料金でお求めいただけます。
S席¥14,000 - ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
- 東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
- チケットぴあ t.pia.jp [Pコード 298-391]
- イープラス eplus.jp
- ローソンチケット l-tike.com [Lコード 36948]
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」より
無くしてしまったわ <バルバリーナ>
とうとうその瞬間が来た ~ さあ、早く来て <スザンナ>
恋の悩み知る君は <ケルビーノ>
スザンナは来ない!~ いずこぞ喜びの日 <伯爵夫人> - エルネスト・ショーソン:ハチドリ
- レイナルド・アーン:リラに来るウグイス
- モーリス・ ラヴェル:天国の美しい3羽の鳥たち
- ルイ・ベッツ:傷ついた鳩
- フランシス・プーランク:かもめの女王
- モーリス・ラヴェル:悲しき鳥たち(ピアノ・ソロ)
- フランシス・プーランク:モノローグ「モンテカルロの女」
- ジャン=カルロ・メノッティ:
歌劇「泥棒とオールドミス」より<私を盗んで、素敵な泥棒さん>
歌劇「霊媒」より<モニカのワルツ> - サミュエル・バーバー:「ノックスヴィル - 1915年の夏」
- アンドレ・プレヴィン:歌劇「欲望という名の電車」より<私が欲しいのは魔法>
公演によせてMessage
ナタリー・デセイは今回の世界ツアーを最後にオペラに別れを告げる。数あるオペラ作品から選ばれたのはデセイがこよなく愛するモーツアルトの「フィガロの結婚」だ。バルバリーナ、スザンナ、ケルビーノ、伯爵夫人の四人に2015年からは女優としても活動しているデセイは明快な輪郭を与えるだろう。
歌劇場の舞台を去ったデセイは2010年にピアニスト、フィリップ・カサールに出会った。デセイはカサールとともにフランス歌曲に取り組み、二人の共演はすでに百回を超えた。フランス音楽に精通したカサールのピアノと一体となった歌は曲の魅力を余すことなく伝えてくれる。
フランス歌曲のプログラムにはエルネスト・ショーソンの有名な「ハチドリ」、レイナルド・アーンの「リラに来るウグイス」、モーリス・ラヴェルの「天国の美しい3羽の鳥たち」といった鳥をテーマにした曲が並んでいる。さまざまな個性を持ったフランス人作曲家たちの表現手法の違いを聞き比べる機会ともなるだろう。
前半最後のプーランク「モンテカルロの女」はジャン・コクトーの台本による一人舞台の歌劇だ。カジノで運命の女神に見放されたヒロインが地中海に身を投げる前に歌う独白には言いようのない悲哀が込められている。
後半は一転して今デセイが全力で取り組んでいるミュージカルの曲が続く。オペラでソプラノ歌手には若い女性の役しかないのに対して、ミュージカルには自分の年齢に合った役があるから目を向けたという。しかし、マイクを使い、言葉を演劇のように彫琢するミュージカルにはオペラとは別の声とテクニックが必要だ。デセイは時間をかけて声を作り直し、英語も学び直した。
その成果を私たちはメノッティ、バーバー、プレヴィンが作曲した20世紀のミュージカルの名作を通じて聞き、見ることができる。
3月30日、パリオペラ座に現れたデセイを見たとき、1995年にオペラ・コミック座でドリーブの「ラクメ」を歌った姿が重なった。若々しい表情、常に何かを語りかけてくるような大きな瞳は30年の歳月を経ても変わっていない。全身で演じられた声による劇(ドラマ)を前にして胸が熱くなったのは私一人ではなかったろう。
度重なる試練を超えて、新しい道に踏み出したデセイの破格のエネルギーと尽きることのない好奇心には瞠目するしかない。
音楽ジャーナリスト 三光洋
プロフィールProfile
ナタリー・デセイ Natalie Dessay (ソプラノ, Soprano)
世界有数のオペラハウスで活躍してきたフランスのソプラノ歌手。モーツァルトやR.シュトラウスの作品での名演に加え、フランス・オペラやベルカント作品でも高い評価を受け、『ランメルモールのルチア』ではゲルギエフ指揮での録音も話題となった。『椿姫』『連隊の娘』『マノン』など主要な役を世界各地で演じた他、指揮者アイムとはヘンデル作品にも取り組んだ。ミシェル・ルグランとのコラボレーションの他、近年はピアニストのフィリップ・カッサールとは120回を超えるリサイタル活動を行っており、2025年には引退ツアーを記念した「渡り鳥」をリリース。デセイには、ウィーン国立歌劇場より「宮廷歌手」の称号が授与れている。近年は演劇、ミュージカル分野でも活躍する。
フィリップ・カサール Philippe Cassard (ピアノ, Piano)
パリ国立高等音楽院でドミニク・メルレとジュヌヴィエーヴ・ジョワ学び、ウィーン国立音楽大学でニキタ・マガロフに師事し。1988年ダブリン国際ピアノ・コンクールに優勝。以来、ヨーロッパ各地の名門オーケストラと共演し、ヤノフスキ、ノリントン他、著名指揮者と多くの演奏を重ねる。1993年以降、ドビュッシーのピアノ作品全集を世界各地で演奏し、高い評価を得る。室内楽や声楽にも力を注ぎ、ナタリー・デセイとの共演では世界各地で120回以上の公演を行い、多数の録音も残している。自身のディスコグラフィは40点を超え、シューベルトやベートーヴェン録音で受賞歴も多数。文筆活動やラジオのコメンテーターとしても活躍している。
主催・協賛
- 主催
- ジャパン・アーツ
令和7年度 文化庁 劇場・音楽堂等における子供舞台芸術鑑賞体験支援事業