チェコ・フィルハーモニー弦楽アンサンブル名門チェコ・フィルの精鋭たちによる “セレナード”

この団体は2018年よりチェコ・フィルハーモニー管弦楽団内の室内楽演奏団体として、芸術活動を開始した。設立は、「チェコ・フィル伝統の高いレベルを維持するためには、団内で室内楽を演奏する事が必要である」という、前首席指揮者の故イルジー・ビエロフラーヴェクの提唱によるものである。
　そのため、この団体は固定のメンバーは置かず、チェコ・フィルの全楽団員にその門戸が開かれており、バロックから現代作品までレパートリーによって交代で様々な室内楽のグループが編成される。
　2023/24のシーズンに予定されているユリア・フィッシャー（ヴァイオリン）やアンドラーシュ・シフ（ピアノ）を含むアーティストと共演している。

　2004年プラハ・フィルハーモニアのコンサートマスターに就任。客演コンサートマスターとしてBBC響、バンベルク響、ザールブリュッケン・カイザースラウテン・ドイツ放送フィル等と共演。また、ソリストとしてチェコ国立響、プラハ・フィルハーモニア等と共演。ドイツ、オーストリア、イタリア、フランス、アメリカ等でソロ公演を行っている。
　ピッツバーグ響コンサートマスター、A.J.カルデネスに師事。使用楽器はフィドラ財団貸与によるF.L.ピケ（19世紀初頭・フランス）。