2023/10/25

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チェコ・フィル アジアツアー 初日のソウル公演が大盛況!

2024年の「チェコ音楽の年」を控え、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団が世界の主要都市でドヴォルザークの作品を演奏する”ドヴォルザーク・フェスティバル”。
9月末に本拠地プラハでスタートし、次にやってきたのはアジアツアーです。
10月24日(火)は、アジアツアー初日となる韓国公演。ソウル・アーツ・センターにて、ソリストには新潟と東京でもドヴォルザークのピアノ協奏曲を演奏する、藤田真央を迎えました。

チェコ・フィルは1896年創立時、作曲家自身がこのオール・ドヴォルザーク・プログラムを指揮したことでも知られ、楽団にとってその作品は、まさに血肉でありDNAといえます。
いまや多くの西洋オーケストラが国際的かつ機能的になっている中で、チェコ・フィルはその多くがチェコの音楽家で組織されており、古き良き伝統の音を持ち合わせています。「これぞ本家本元のドヴォルザーク」という演奏を序曲で披露するやいなや、会場はすでにブラボーの声に包まれました。
そして藤田真央の登場。藤田本人は「すごく緊張しました」とコメントしつつも、そのような素振りは一切見せず、堂々たる演奏を披露。
オーケストラが彼ら独自の土着的な音を鳴り響かせている中で、藤田は時に競合し、時に融けあい、その中で悠々と「真央サウンド」を繰り広げました。
ピアニストではなかったドヴォルザークのピアノ協奏曲は、非常に難解なことで知られていますが、それそのようなことをまったく感じさせず、自由に聴かせるところも、藤田ならでは。緩徐楽章に移行した際には、藤田特有の美音がオーケストラを包み込み、会場を満たしました。
コンチェルトが終わる頃には、聴衆の多くがすでに藤田の虜となり、盛大な拍手とブラボーが会場を包みました。

「その土地と文化を知り、我々は作曲家のよき通訳者にならなければならない。」
と語るセミヨン・ビシュコフ。チェコ・フィルの唯一無二のチェコ・サウンド、そして世界を駆け巡る藤田真央との鮮烈な饗宴を、是非日本の会場で体験ください!

サイン会に応じるセミヨン・ビシュコフ。ソウル・アーツ・センターより。


《公演情報》
新たな黄金時代を迎えたビシュコフ&チェコ・フィル
第一級のソリストたちと共に贈るオール・ドヴォルザーク・プログラム!

セミヨン・ビシュコフ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 (東京)
日時:
2023年10月29日(日) 14:00 [パブロ・フェランデス出演(チェロ)]
2023年10月31日(火) 19:00 [藤田真央出演(ピアノ)]
2023年11月1日(水) 19:00 [ギル・シャハム出演(ヴァイオリン)]
会場:サントリーホール
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2039/

◆セミヨン・ビシュコフのアーティストページはこちらから
https://www.japanarts.co.jp/artist/semyonbychkov/
◆チェコ・フィルハーモニー管弦楽団のアーティストページはこちらから
https://www.japanarts.co.jp/artist/czechphil/

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