ビシュコフとチェコ・フィルの黄金コンビが贈るドヴォルザークの第8番&「新世界」
セミヨン・ビシュコフ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 (横浜)
- オーケストラ
- 日時
- 2023年11月4日(土) 14:00
- 開場 / 終演予定
- 13:15 / 16:00
ピックアップ
文化庁劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業対象公演
(対象:公演当日、小学校1年生~18歳以下。)
こちらでご案内する公演は、子供たちが劇場・音楽堂等において本格的な実演芸術を鑑賞・体験等する機会を提供する取組を文化庁支援のもとで行われるものです。子供無料招待席を設け、広く募集いたします。どうぞこの貴重な機会に、ひとりでも多くの子供たちに本物の舞台にふれて、舞台芸術のすばらしさをご実感いただけますと幸いです。この度の「セミヨン・ビシュコフ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団」11/4(土)公演では子供無料招待席を設け、広く募集いたします。どうぞこの貴重な機会に、ひとりでも多くの子供たちに本物の舞台にふれて、舞台芸術のすばらしさをご実感いただけますと幸いです。
セミヨン・ビシュコフ指揮 チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
2023年11月4日(土) 14:00開演 横浜みなとみらいホール
応募期間:2023年7月1日(土)~2023年7月27日(木)
抽選結果:2023年8月2日(水)配信予定
こちらの応募は終了いたしました。
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チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
- ① 5月27日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
- ② 6月3日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
- ③ 8月30日(水) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
【ジャパン・アーツぴあオンラインチケット会員限定 間近割引】
販売期間:2023年10月11日(水)10:00~10月25日(水)9:59まで
販売価格:S席 定価¥20,000 → S席 特別価格¥18,000
※予定枚数終了の場合、お受けできませんのでご了承ください。
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S席¥19,000 A席¥15,000 - ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター minatomirai.pia.jp 045-682-2000
- 神奈川芸術協会 kanagawa-geikyo.com 045-453-5080
- チケットぴあ t.pia.jp [Pコード 241-765]
- イープラス eplus.jp
- ローソンチケット l-tike.com [Lコード 33498]
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- 2023年11月4日(土) 14:00 横浜みなとみらいホール
- ドヴォルザーク:交響曲第8番 ト長調 作品88 B.163
- ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95 B.178「新世界より」
- ドヴォルザーク:スラヴ舞曲第2集 第2番 Op. 72-2
- ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
公演によせてMessage
ビシュコフとチェコ・フィルがなすドヴォルザークの新たな正像
セミヨン・ビシュコフが首席指揮者・音楽監督を務めるチェコ・フィルとともに2度目の来日を果たす。前回2019年のこのコンビの来日も、ビシュコフが就任直後の蜜月時代にすでにこのオーケストラと切り拓いていた新しい世界── それは、このオーケストラの伝統的な音を土台にしながらも、極上のセンスと彫琢の極みを行く響きをブレンドした独特のものだったが── 垣間見せてくれたが、コロナ禍を挟んでそれから4年、まさにビシュコフがかつてパリ管やケルン放送響とともになし遂げてきた相即不離の関係が再び築かれようとしている。
ビシュコフとチェコ・フィルの仲は、正式なポストへの就任前から実は濃密であり、われわれはその成果を、交響曲全曲を含む一連のチャイコフスキーの録音で知り得ていた。前回の来日では、そのチャイコフスキー尽くしの成果を樫本大進との共演でまざまざと示してくれたほか、このオーケストラの十八番とも言えるスメタナの《わが祖国》に、ビシュコフならではの太い筆致による量感ある音楽を聴かせてくれた。
2019年にもドヴォルザークの《新世界より》を来日プログラムにのせていたコンビだが、今回はそのドヴォルザーク作品がまさに中心になる。19世紀に、もともとプラハの国民劇場のオーケストラとして発足したチェコ・フィルは、当然民族性に敏感なオーケストラであり、チェコ人の指揮者が多く指揮台に立ってきたが、近年はゲルト・アルブレヒトやアシュケナージ、そしてインバルといった国際的な顔ぶれが指導してきた経緯もある。内向きの民族性にとらわれることなく、むしろ他流試合と積極的に取り組むことによって、自国の音楽文化に新たな生命力をつぎ込もうとしてきた歴史を持ってきたと言えるだろう。ビエロフラーヴェク没後、ビシュコフの招聘もその流れの上では当然のできごとだった。
プログラムは《新世界より》に第8番を加えた2曲の後期交響曲だけの、いわば横綱相撲である。聴き手がこのオーケストラに対して抱く期待をまさにくすぐるような、そしてチェコ・フィル元来の持ち味、その得意のレパートリーを活かしつつも、そこにいわば民族性の外部から鋭利に分け入って、みごとに手中に収めたことをビシュコフ自らが宣言するかのような、自信満々のラインアップである。チェコ・フィルによる新世代の「新世界」と第8番、それをぜひ体験して欲しい。
長木誠司(音楽評論)
全国公演日程National performance
★パブロ・フェランデス ◎藤田真央 ■ギル・シャハム
プロフィールProfile
セミヨン・ビシュコフ Semyon Bychkov (音楽監督 Music Director, 首席指揮者 Chief Conductor)
1952年レニングラード(現・サンクトペテルブルグ)生まれ。1975年アメリカに移住し、1980年代半ばよりヨーロッパをベースに活躍している。 2013年のチェコ・フィルとの公演に続いて、彼は同楽団と「チャイコフスキー・プロジェクト」を開始。コンサート・シリーズやスタジオ録音などを通して、チャイコフスキーの音楽を追求する喜びを共有している。同プロジェクトでは、2016 年秋にデッカ・レーベルから交響曲第6番「悲愴」(カップリングは幻想序曲「ロメオとジュリエット」、1年後には「マンフレッド交響曲」をリリース。そして2019年秋には、チャイコフスキーの交響曲全曲、3つのピアノ協奏曲、弦楽セレナード、「フランチェスカ・ダ・リミニ」などが収録されたボックスセットの発売と、それに続く同楽団のプラハ、東京、パリ、ウィーンでの公演で最高潮を迎えた。 ソビエト連邦を離れてから14年後の1989 年、彼は母国に戻り、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニー交響楽団の首席客演指揮者に就任。そして同年、パリ管弦楽団の音楽監督に就任した。また、その数年前からニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管などの楽団で活躍し、国際的なキャリアが活発になった。19 97 年にはケルン放送交響楽団の首席指揮者、1998年にはドレスデン国立歌劇場の首席指揮者に就任。2018年10月、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者・音楽監督としての任期をスタートさせた。 ビシュコフは、欧米の主要オーケストラや歌劇場で指揮をしている。チェコ・フィルのタイトルの他、BBC交響楽団の名誉称号も与えられ、BBCプロムスには毎年登場している。また2015年のインターナショナル・オペラ・アワードでは、「コンダクター・オブ・ザ・イヤー」に選出された。
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 Czech Philharmonic Orchestra
創設127年のチェコ・フィルハーモニー管弦楽団は、1896年1月4日に有名なルドルフィヌムでの創立公演でオール・ドヴォルザーク・プログラムを演奏したが、指揮をしたのは作曲者自身であった。チェコ・フィルは、祖国の作曲家の音楽の解釈において絶対的な信頼を得ていると同時に、ブラームス、チャイコフスキー、そして1908年に自作の交響曲第7番を同楽団で自ら指揮したマーラーの音楽との深い関係性が知られている。 1945年、首席指揮者のラファエル・クーベリックが、チェコスロヴァキアの解放に感謝を捧げる公演で同曲を指揮し、その45年後にはまた、チェコスロヴァキアの最初の自由選挙を記念する曲に選んだ。チェコ・フィルの誇り高き歴史は、ヨーロッパの中心に本拠地を構える地域性と、チェコ共和国の不安定な政治の歴史を反映しており、スメタナの「わが祖国」が、強力なシンボルとなっている。
主催・協賛
- 主催
- ジャパン・アーツ
- 共催
- 横浜みなとみらいホール
- 後援
- チェコ共和国大使館
文化庁 劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業