2023/5/18
ニュース
歌手の皆さんが語るディアナ・ダムラウ体験エピソード
ディアナ・ダムラウと二コラ・テステの6年ぶりの来日が間近ですが、
歌手の皆さんから続々ダムラウ&テステ「Kings and Queens」のコンサートに期待が寄せられています。
市原愛 (ソプラノ)|平野和 (バス・バリトン)|森麻季 (ソプラノ)|小林沙羅 (ソプラノ)|森谷真理 (ソプラノ)
森谷真理 (ソプラノ)
ダムラウさんが「ナクソス島のアリアドネ」のツェルビネッタ役(キリル・ペトレンコ指揮)で鮮烈なメトロポリタン・オペラへのデビューをされた際に、私は同じ舞台でナヤーデ役のカバーをしていました。エライジャ・モシンスキーの演出で美しく素晴らしいプロダクションでしたが、とりわけダムラウさんの存在の全てが印象的でした。
稽古で初めて彼女をみた時から、まったく目が離せなかったのを覚えています。
日本公演が楽しみです!
《森谷真理 公演情報》
森谷真理ソプラノ・リサイタル
2023年6月4日(日)14:00 杜のホールはしもと・ホール
https://hall-net.or.jp/02hashimoto/events/event/marimoriya_soprano/
森谷真理(ソプラノ)&大西宇宙(バリトン) Viva Verdi! III 後期
2023年6月9日(金)19:00 トッパンホール
https://www.toppanhall.com/concert/detail/202306091900.html
音夏/おんなつ2023
2023年7月19日(水)19:00 サントリーホール ブルーローズ
https://onnatsu.com/
小林沙羅 (ソプラノ)
私がウィーンに留学していた頃、コンツェルトハウスでのリサイタル、オペラ座で妊娠中に歌われた『リゴレット』、アン・デア・ウィーン劇場での衝撃的な新作オペラ『娼婦の成り行き』など、ダムラウの出演する公演は貪るように観に行っていました。
彼女は常にエネルギッシュで圧倒的で、その存在感と歌唱力、そして表現力は誰にも真似できない素晴らしいものがあります。
今回、東京でダムラウを、しかもこのような超人的なプラグラムで聴くことができるなんて!!
一生に一度の特別な体験となる事を今から確信し、公演を心から楽しみにしています。
《小林沙羅 公演情報》
第二回日本の歌の祭典
2023年6月20日(火)16:00 サントリーホール
https://saegusa-s.co.jp/concert/con230620.html
7月に兵庫県立芸術文化センターの佐渡裕プロデュースオペラ「ドン・ジョヴァンニ」にツェルリーナ役で出演。
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
2023年7月14日(金)~7月23日(日) 兵庫県立芸術文化センター
https://www.gcenter-hyogo.jp/giovanni/
森麻季 (ソプラノ)
以前にMETの日本公演でルチアを歌われた時に初めて実際のお声を聴いたのですが、今まで音源や動画などで憧れていたダムラウさんのお声や歌い方は、実際に聴くとさらに素晴らしくて、私にとっては理想的な歌い方を実現されている素晴らしい歌手です。
音源や公演のDVD などもほとんど全て持っていて、彼女の歌曲もオペラも大好きです。
ダムラウさんは以前によく歌われていたジルダやルチアなどの娘役から、少しずつレパートリーが重いものに移行していらっしゃる感じで、今回の女王役も、ますます磨かれ円熟された声と技術に乗せて、どのように表現されるのかとても楽しみです!
《森麻季 公演情報》
森麻季ソプラノ・リサイタル
ワシントン・ナショナル・オペラデビュー25周年
~感謝をこめて~
愛と平和への祈りをこめて Vol.13
2023年9月10日(日) 14:00 東京オペラシティコンサートホール
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2031/
鈴木優人プロデュース/BCJオペラシリーズ Vol.3
ヘンデル 歌劇「ジュリオ・チェーザレ」
2023年10月11日(水) 16:00 東京オペラシティ コンサートホール
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2036/
平野和 (バス・バリトン)
実は以前からディアナ・ダムラウの大ファンだったというバス・バリトンの平野和は一時期はパソコンの背景画面をダムラウの写真にしていたほどだったとか!?
「彼女は真のプロフェッショナルです。ウィーンのフォルクスオーパーの同僚から聞いた話では「魔笛」夜の女王のセリフ回しに迫力を持たせるため、ミュージカル歌手にレッスンを受けていたそうです。
セリフでは叫んでいるように見えるのに、その後にアリアを歌うのに全く支障が出ないのは、ミュージカル独特のテクニックだったとのこと。他にも舞台のためにフラメンコを習得したりと、とにかくプロ意識と探究心の強い方です。本当に憧れの存在です!」と語りだしたら止まらない!
そして5月のダムラウとテステののオペラ・アリアコンサートの平野さんの注目曲は、ずばりドニゼッティ:歌劇《マリア・ストゥアルダ》より「私のタルボ」の二重唱です。
この作品を聴ける機会は少ないだけに、希少価値があるとのこと!
過去の罪を懺悔するソプラノをダムラウが可憐に歌い、それを包み込むようなテステの真摯な表現に注目してください。
《平野和 公演情報》
7月には兵庫県立芸術文化センターの佐渡裕プロデュースオペラ「ドン・ジョヴァンニ」にレポレッロ役で出演。
佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2023 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」
2023年7月14日(金)~7月23日(日) 兵庫県立芸術文化センター
https://www.gcenter-hyogo.jp/giovanni/
欧州デビュー15周年記念公演で、ドイツリートによるリサイタルを、平野小百合のピアノで開催予定。
平野和 バス・バリトン リサイタル
2023年8月3日(木)19:00 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2025/
市原愛 (ソプラノ)
市原愛 公式Twitterより
随分前のことだけれど…ミュンヘン音大でヘルムート・ドイチュ先生のレッスン時間。大学最上階の最も響きの良いいつもの部屋の重たい扉を開けると、先生はクララ・シューマンの歌曲を金髪のソプラノと真剣にリハーサルしていた。とても短い時間だったけれど思わず聴き入ってしまった。
リハーサルを終え彼女が部屋を去った後、ドイチュ先生が日本語(とても上手!)で『ディアナ・ダムラウ』だと教えてくれました。まさか…つい数日前にテレビ(ドイツで開催されたFIFAワールドカップ前夜祭)で私には逆立ちをしても出ない様なとんでもない高音を夜風に吹かれながら 完璧に歌っていたあの…そんな人が大学のレッスン室で歌っているなんて想像もしていなかったし、あんなにパワフルに高音を響き渡らせていた数日後にドイツリートいろんな意味で大興奮したのをよく覚えています。 来週にはサントリーホールでまた新たな衝撃を与えてくれそう…
《市原愛 公演情報》
第二回日本の歌の祭典
2023年6月20日(火)16:00開演 サントリーホール
https://saegusa-s.co.jp/concert/con230620.html
6年ぶり待望の来日!
ディアナ・ダムラウ&ニコラ・テステ オペラ・アリア・コンサート
日時:2023年5月23日(火) 19:00 / 2023年5月27日(土) 18:00
会場:サントリーホール
出演:ディアナ・ダムラウ(ソプラノ)、ニコラ・テステ(バス)、パーヴェル・バレフ(指揮)、東京フィルハーモニー交響楽団
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2012/
◆ディアナ・ダムラウのアーティストページはこちらから
⇒ https://www.japanarts.co.jp/artist/dianadamrau/