2013/10/23

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トリノ王立歌劇場の歴史アーカイヴ担当をご紹介

 トリノ王立歌劇場来日公演まで、一ヶ月を残すところとなりました。
 魅力的な出演者たちの他、この劇場には、舞台を支える立役者が沢山います。今回は、1973年マリア・カラス演出による「シチリアの晩鐘」再杮落しでは広報を、現在も劇場の歴史アーカイヴ担当として働くピエロ・ロッバ氏をご紹介します。

ピエロ・ロッバ

<ロッバ氏のオフィスの壁には1枚のポスターが。ヴェルディの背後に、彼本人が描かれています。“SEMPRE GREEN”というサブ・タイトルの意味は『永遠に若くあれ!』。2010年に定年を迎えた時に劇場の皆から“生き証人”へ贈られたメッセージは、今もこの先も彼の宝物です。>

 【劇場の“生き証人”】
 イタリア人=陽気な人々、というイメージがありがちですが、ロッバ氏はいつも強い眼光で真面目な面持ちでこう言います。「トリノの芸術的クオリティは世界レベルです。イタリアで最も巧くいっている劇場と言えるでしょう」

 今年はヴェルディ生誕200年。トリノ王立歌劇場とヴェルディの結びつきについて尋ねると、「ヴェルディは当時イタリアで最も有名な人でしたよ。彼がトリノに来ると、王様やお妃様より歓迎されたのだからね」と、まるで当時のヴェルディと一緒にいたかの様な言葉が返ってきます。トリノ出身の歌手タマーニョ(テノール)の話や、マリア・カラスへの出演打診をしたこと・・・。次から次へと話題が引き出しから飛び出します。話し出したら止らない!


≪トリノ王立歌劇場 2013年日本公演≫
トリノ王立歌劇場
<「仮面舞踏会」より>

 ⇒ 公演詳細:https://www.japanarts.co.jp/special/torino_2013/
 [公演日程] 会場:東京文化会館
 《仮面舞踏会》
 □12月1日(日) 15:00
 □12月4日(水) 18:30
 □12月7日(土) 15:00

 《トスカ》
 □11月29日(金) 18:30
 □12月2日(月) 15:00
 □12月5日(木) 18:30
 □12月8日(日) 15:00

 《特別コンサート“レクイエム”》
 □11月30日(土) 14:00 サントリーホール

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