2012/11/2

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「トスカ」リハーサル・レポート[ソフィア国立歌劇場]

3日の初日公演に向けてドレス・リハーサルが行われました。
キャストは3日と同じです。
佐藤しのぶのトスカ、イリエフのカヴァラドッシ、ゲオルギエフのスカルピア、役を身体の中に染み込ませた迫真の演技に登場人物の思惑と欲望とが観客席にまでひしひしと伝わってきました。

ソフィア国立歌劇場
<テ・デウムの美しい合唱に注目です>(C)青柳聡

巨大な十字架にも圧倒されますが、床もかなりの傾斜です。
その十字架ですが、場面によって傾きが変わり、登場人部の心理状態を現しているかのようです。

ソフィア国立歌劇場
<左:カヴァラドッシ役のイリエフ、右:スカルピア役のゲオルギエフ>(C)青柳聡

カヴァラドッシ役のマルティン・イリエフの艶のある声がホールに響きました。かなりの声量でしたが、本番ではもっと聴かせてくれることでしょう!
スカルピア役のゲオルギエフは、ストーリーが進むごとに悪役振りがエスカレート。その演技に注目です。

ソフィア国立歌劇場
<左:総裁・演出のカルターロフ>

出演者やテクニカルのスタッフに熱の入った指示をしていました。

ソフィア国立歌劇場

第2幕の舞台左手、スカルピアに捕らえられたカヴァラドッシが拷問を受ける地下室があり、地下室から漏れるオレンジ色のほのかな光が見えます。
そこに地下室があることが分かるように演技指導をするカルターロフ。

ソフィア国立歌劇場
<「歌に生き、愛に生き」を歌う佐藤しのぶ。>(C)青柳聡

トスカの名アリアをしっとりと 、それでいて情熱的に歌い上げていました。
そしてもう一つの名アリア、カバラドッシの「星は光りぬ」。トスカへの想いが切々と伝わってきます。

ドラマティックな展開と歌手たちの迫真の演技に、あっという間の2時間40分。
明日、初日を迎えます!
皆さまのご来場をお待ちしております!!

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ソフィア国立歌劇場

 《マスカーニ:カヴァレリア・ルスティカーナ
       プッチーニ:ジャンニ・スキッキ》
 □11月4日(日) 15:00 よこすか芸術劇場
 □11月11日(日) 17:00 千葉県文化会館
 □11月15日(木) 18:30 東京文化会館

 《プッチーニ:トスカ》
 □11月3日(土) 15:00 川口総合文化センター・リリア
 □11月17日(土) 14:00 東京文化会館
 □11月18日(日) 14:00 東京文化会館

公演の詳細はこちらから

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