ハーンとヘフリガーが極める、ベートーヴェンの神髄

【公演中止】ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル (ピアノ:アンドレアス・ヘフリガー)

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◇ハーンとヘフリガーが極める、ベートーヴェンの神髄◇
ヒラリー‧ハーン (ヴァイオリン) 来日公演 中止のお知らせ

2022年2月16日(水)~3月4日(金)に公演を予定しておりましたヒラリー‧ハーンは、新型コロナウイルス感染症による日本政府の水際対策措置により、大変残念ではございますが来日を中止いたしますことを謹んでお知らせいたします。公演を楽しみにされていたお客様には残念なお知らせとなりますが、何卒ご理解、ご了承賜りますようお願い申し上げます。
公演中止・チケット払い戻しのお知らせ(2022年1月25日)

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 12月4日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 WEB
  2. ② 12月5日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 TEL
  3. ③ 12月9日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 WEB
  4. ④ 12月11日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  5. ⑤ 2022年1月26日(水) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(東京公演はジャパン・アーツぴあコールセンターで、川崎公演は神奈川芸術協会で受付)
その他プレイガイド
チケット購入にあたっての注意事項

こちらからご一読ください

曲目・演目Program

  • ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op. 47 「クロイツェル」
  • ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 Op. 96

公演によせてMessage

ようやく聴ける、ヒラリーのベートーヴェン!

 ふり返れば、ヒラリーを聴き続けてもう四半世紀にもなる。まだ鮮明に覚えている2000年秋の初来日のときのステージの姿。ヤンソンス指揮のベルリン・フィルとショスタコーヴィッチの協奏曲だった。待ちに待ったヒラリーとの出会い。当時わたしはすでに彼女の音楽に魅了されていたのだ。1999年にリリースされたジンマン指揮ボルティモア交響楽団との共演によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とバーンスタインのセレナーデのカップリングCDの解説を書くにあたって、まず彼女のデビュー盤のバッハの無伴奏ソナタ第3番とパルティータ第2番、3番のディスクを改めて聴き直しながら、20世紀のすべての巨匠たちの演奏とは別世界の音楽に感動したのを思い出す。その後、古典から現代、さらには彼女のために書かれた新作まで多くの協奏曲を聴いてきた。そのすべてが最高だった。
 いつも感じる不思議なことに、ヒラリーの演奏ではどんなに超絶技巧の作品でもその演奏技巧に耳を奪われることがまったくなく、まさに響いている音そのものが形成する音楽の形、作品からのメッセージ、そしてヒラリーが描きあげようとしている音楽を堪能できるのだ。彼女はインスタグラムやユーチューブ、そして多くのインタビューで「物心ついた時からベートーヴェンの音楽はよく聴いていた」と繰り返し語っている。確かに世界中の名門オーケストラと協奏曲で多く共演してきたが、ベートーヴェンのソナタの公演は殆どなかったのだ。しかし、それがようやく実現する。先日の音楽雑誌インタビューで「ベートーヴェンの曲はいつでも演奏することができますし、明日誰かの代わりに演奏してと言われてもできるくらい、常に身近に存在しています」と語っていた。ベートーヴェン自身が初版譜タイトルに「ほとんど協奏曲のように、きわめて協奏的様式で書かれたピアノ・フォルテとオブリガート・ヴァイオリンのためのソナタ」と印刷させた《クロイツェル・ソナタ》と、それから10年近く年月を隔て、全く異なる様式によって作曲された4楽章構成の最後のヴァイオリン・ソナタをヒラリーと共演歴わずかにして最高の友人という実力派ピアニストのヘフリガー (あの名テノール歌手エルンストの息子) がどのようなセッションを繰り広げるのか楽しみだ。

平野 昭

全国公演日程National performance

日時
2022/2/16(水)
会場
サントリーホール ◎
お問い合わせ先

N響ガイド
03-5793-8161

日時
2022/2/17(木)
会場
サントリーホール ◎
お問い合わせ先

N響ガイド
03-5793-8161

日時
2022/2/24(木)
会場
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
お問い合わせ先

芸術文化センターチケットオフィス
0798-68-0255

日時
2022/2/25(金)
会場
愛知県芸術劇場コンサートホール
お問い合わせ先

東海テレビチケットセンター
052-951-9104

日時
2022/2/26(土)
会場
ミューザ川崎シンフォニーホール
お問い合わせ先

神奈川芸術協会
045-453-5080

日時
2022/2/28(月)
会場
サントリーホール
お問い合わせ先

ジャパン・アーツぴあ
0570-00-1212

日時
2022/3/1(火)
会場
アクトシティ浜松 中ホール
お問い合わせ先

公益財団法人 浜松市文化振興財団
053-451-1114

日時
2022/3/2(水)
会場
浜離宮朝日ホール
お問い合わせ先

朝日ホール・チケットセンター
03-3267-9990

日時
2022/3/4(金)
会場
水戸芸術館コンサートホール ATM
お問い合わせ先

水戸芸術館 チケット予約センター
029-231-8000

◎指揮:パーヴォ・ヤルヴィ バーバー:ヴァイオリン協奏曲

プロフィールProfile

ヒラリー・ハーン Hilary Hahn (ヴァイオリン, Violin)

3度にわたるグラミー賞受賞ヴァイオリニストであるヒラリー・ハーンは、明快で華麗な演奏、非常に幅広いレパートリーに対する自然体の解釈、そして、ファンとの一体感ある結び付きにより、名声を博している。ハーンは、創造性に富む音楽作りへのアプローチと、世界中の人々と音楽的体験をシェアするための熱心な取り組みにより、多くのファンに愛されている。最近では、「100日間の練習(100 Days of Practice)」というインスタグラム・プロジェクトを立ち上げ、自身が練習している様子を撮影した動画を100日間連続で投稿した。このように舞台裏での練習をファンに公開することは、これまで彼女とファンとの間にあった、音楽の創作過程における垣根を取り払うことを目的としている。2018/19シーズンは、これまでの音楽キャリア全体を繋いできた1本の糸(バッハ)に重点的に取り組んだ。10月には、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第1番、ソナタ第1番、第2番を収録したCDをリリースした。これは、ハーンがわずか17歳の時にリリースした最初のアルバム「ヒラリー・ハーン・プレイズ・バッハ」から20年の歳月を経て再びリリースされた、ファンおよび批評家待望のアルバムである。バッハは、最初の師匠クララ・ベルコヴィチの下で音楽の勉強を開始した頃から、常にハーンの人生の一部となってきた。ハーンは、バッハのパルティータやソナタの何楽章かを、しばしば彼女の無料コンサートのプログラムに組み込んでいる。2018/19シーズン後の1年のサバティカル休暇からの復帰作であると同時に、ドイツ・グラモフォンへの6年振りの新作となるアルバム「パリ」を2021年1月にリリース。彼女のために書かれたエイノユハニ・ラウタヴァーラによる「2つのセレナード」の世界初演録音の他、エルネスト・ショーソンの「詩曲」、1923年パリで初演されたセルゲイ・プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲の第1番を収録している。

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アンドレアス・ヘフリガー Andreas Haefliger (ピアノ, Piano)

アンドレアス・ヘフリガーは、名テノール歌手 エルンスト・ヘフリガーを父にもち、スイス人音楽一家の元に生まれドイツで育った。15歳でニューヨークのジュリアード音楽院へ入学、ほどなくして注目を得ることとなった。アメリカではニューヨーク・フィルを筆頭に、クリーヴランド管、ロサンゼルス・フィル、ボストン響、ピッツバーグ響、シカゴ響、サンフランシスコ響など主要オーケストラと次々に共演。ヨーロッパでもロイヤル・コンセルトヘボウ管、ロッテルダム・フィル、ミュンヘン・フィル、ブダペスト祝祭管、ベルリン・ドイツ響、パリ管、ロンドン響、ウィーン響といった著名オーケストラと共演を重ねている。ロンドンのヴィグモアホールでは、モーツァルトからリゲティまでの作品とともにベートーヴェンのピアノ作品を全曲演奏するヘフリガー・シリーズ「パースペクティブ」を定期的に開催し、このリサイタル・シリーズは彼の近年のCDとも関連づけられている。また、コペンハーゲン・ルイジアナ美術館に於いて、トップクラスの音楽家を招いてのリハーサルやコンサートを行い、2019年1月にはロッテルダム、シンガポール、マドリッド、香港でツアーを行った。ソニークラシカルよりモーツァルト、シューマンといったソロCDの他、デッカよりタカーチ弦楽四重奏団、バリトンのマティアス・ゲルネとのCDをリリース。ゲルネとのシューベルトの録音は、ドイツ・レコード批評家賞を受賞した。2018年春、BISレコードより「パースペクティブ」シリーズの最新盤をリリース。また2020年春には初のコンチェルトアルバムがリリース、バルトークの《ピアノ協奏曲第3番》、ラヴェルの《左手のためのピアノ協奏曲》、ディーター・アマンのピアノ協奏曲を収録している。

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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ/神奈川芸術協会 (川崎公演)
協力
ユニバーサル ミュージック、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)
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