庄司紗矢香 5年半ぶりのデュオ・リサイタル 英グラモフォン・アワード受賞のオラフソンを迎えて

庄司紗矢香&ヴィキングル・オラフソン デュオ・リサイタル

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*公演チラシ画像、PDFは2020年4月時点の情報です。

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 10月10日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 WEB
  2. ② 10月11日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 TEL
  3. ③ 10月15日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 WEB
  4. ④ 10月17日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  5. ⑤ 10月17日(土) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※チケット発売日は5月から上記の日付に変更となりました。

※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
    • シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席を会員料金でお求めいただけます。
    • 車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。東京公演はジャパン・アーツぴあコールセンター(0570-00-1212)、横浜公演は神奈川芸術協会(045-453-5080)にて受付けます。

その他プレイガイド
チケット購入にあたっての注意事項

こちらからご一読ください

曲目・演目Program

  • J.S. バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ短調 BWV 1018
  • B.バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番
* * *
  • S.プロコフィエフ : 5つのメロディ Op. 35bis
  • J.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 イ長調 Op. 100
  • バルトーク:ルーマニア民族舞曲
  • バラディス:シチリアーノ

公演によせてMessage

深化尽きぬ名手を触発する生気に充ちたコラボ

庄司紗矢香はどこまで深化を続けるのだろうか……今年1月、サロネン/フィルハーモニア管の日本公演で彼女が弾いたシベリウスとショスタコーヴィチの協奏曲を聴いて、心底そう感じた。濃密な音と最高度の技巧で作品の本質を抉(えぐ)りながら、千変万化の表情を生み出すその演奏は、圧倒的な訴求力をもって聴く者に迫り、底知れぬ深化を実感させた。
後に取材した際、庄司は「サロネンの影響の大きさ」を語っていた。そう、リサイタルでも彼女は、俊才カシオーリとの共演で繊細かつ透徹した表現を、古老プレスラーとの共演で温かく伸びやかな表現を聴かせている。かように共演者から刺激を受けながら自己の音楽を深めてきた彼女が、今度はヴィキングル・オラフソンとのデュオを行う。これは実にエキサイティングなコラボだ。
オラフソンは、「遊び心と妙技の絶妙な融合」「アイスランドのグレン・グールド」と欧米紙で賞された精鋭ピアニスト。同世代の庄司は2013年から共演を続け、2018年にはN響定期のメンデルスゾーンの二重協奏曲で生気に充ちた競演を果たしている。しかし日本でのデュオ・リサイタルは今回が初めて。音と音楽が“弾けた”オラフソンとのコラボで、庄司がいかなる演奏を聴かせるか?興味は尽きない。
プログラムは「彼との共演を意識して選んだ今弾きたい曲。まずバルトークとバッハを選曲し、そこから全体を組み立てた」とのことだが、オラフソンの個性を鑑みれば大いに頷ける。中でもバルトークは庄司がハンガリーまで行って名教師ラドシュに音楽言語を学んだ作曲家だけに、今回のソナタへの期待も大きい。また全楽章が短調のバッハのソナタから、全楽章が長調のブラームスのソナタに至るこのプロは、期せずして“苦悩から葛藤を経て歓喜へ”の流れが形成されている点も面白い。
日本では、2016年の無伴奏以来(ピアノとのデュオは2015年以来)となる庄司のリサイタル。協奏曲同様あるいはひと味違った“深化”をぜひ体感したい。

柴田克彦(音楽評論家)

全国公演日程National performance

日時
2020/12/12(土)
会場
山形テルサ
お問い合わせ先

山形テルサ
023-646-6677

日時
2020/12/13(日)
会場
横浜みなとみらいホール
お問い合わせ先

神奈川芸術協会
045-453-5080

日時
2020/12/14(月)
会場
愛知県芸術劇場コンサートホール
お問い合わせ先

クラシック名古屋
052-678-5310

日時
2020/12/15(火)
会場
アクトシティ浜松 中ホール
お問い合わせ先

(公財)浜松市文化振興財団
053-451-1114

日時
2020/12/17(木)
会場
大阪・いずみホール
お問い合わせ先

いずみホールチケットセンター
06-6944-1188

日時
2020/12/18(金)
会場
水戸芸術館
お問い合わせ先

水戸芸術館チケット予約センター
029-231-8000

日時
2020/12/21(月)
会場
東京文化会館
お問い合わせ先

都民劇場
03-3572-4311

日時
2020/12/23(水)
会場
サントリーホール
お問い合わせ先

(問)ジャパン・アーツぴあ
0570-00-1212

プロフィールProfile

庄司 紗矢香 Sayaka Shoji (ヴァイオリン, Violin)

「絶大なスタミナと何事にもひるまない精神、希有な音楽家」とグラモフォン誌に評された庄司紗矢香は、ユーリ・テミルカーノフ、ズービン・メータ、ジャナンドレア・ノセダ、マリス・ヤンソンス、パーヴォ・ヤルヴィ、ヴラディーミル・アシュケナージなどの指揮者や、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、マリインスキー劇場管弦楽団、NHK交響楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団といった世界を代表するオーケストラと共演を重ねている。2019/20年シーズンは、エサ=ペッカ・サロネン指揮フィルハーモニア管との日本ツアーや、クリーブランド管弦楽団、ユーリ・テミルカーノフ指揮サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団などと共演。リサイタルではジャンルカ・カシオーリとベートーベンのピアノとヴァイオリンのソナタ全集を録音。今シーズンはニコラ・アニゲリッシュとモディリアーニ弦楽四重奏団と共に室内楽のコンサートを行う。1999年にパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで最年少および日本人として初めて優勝。2010年芸術選奨新人賞、2016年毎日芸術賞を受賞。使用楽器は、上野製薬株式会社より貸与された1729年製ストラディヴァリウス“レカミエ(Recamier)”である。

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ヴィキングル・オラフソン Víkingur Ólafsson (ピアノ, Piano)

1984年アイスランド生まれ。2008年ジュリアード音楽院卒業。2012年にはレイキャヴィーク・ミッドサマー音楽祭を創設して芸術監督を務める。また、2015年からはスウェーデンのヴィンターフェスト音楽祭の芸術監督に就任した。ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、「フィリップ・グラス:ピアノ・ワークス」のリリースで鮮烈なデビューを果たす。その後、「バッハ・カレイドスコープ」にて、2019年BBCミュージック・マガジン・アワードのベスト器楽アルバム及びアルバム・オブ・ザ・イヤー賞他を受賞。イギリスの音楽雑誌『グラモフォン』の主催する音楽賞「グラモフォン・アワード」の「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」も受賞。フランス放送フィル、フィルハーモニア管他多数の著名オーケストラ・指揮者と共演を重ねている。彼は伝統的なコンサート・ピアニストであると同時に、ビョークやオーラヴル・アルナルズ等コンテンポラリー・コンポーザーたちともコラボレーションを行い新たな世界を切り拓いている。

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主催・協賛

主催
公益財団法人ジェスク音楽文化振興会(東京公演)、神奈川芸術協会(横浜公演)
マネジメント
ジャパン・アーツ(東京公演)
共催
横浜みなとみらいホール(横浜公演)
協力
ユニバーサル ミュージック
後援
駐日アイスランド大使館
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