ナタリー・デセイ&フィリップ・カサール デュオ・リサイタル

チケット詳細Ticket Information

① 1月14日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 1月15日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 1月18日(水) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 1月20日(金) 10:00a.m.~発売 一般   

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曲目・演目Program

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」より
       スザンナのアリア“とうとうその時が来た~恋人よ、早くここへ”

シューベルト:ひめごと(ゲーテ) D.719

シューベルト:若き尼(クライガー) D.828

シューベルト:ミニョンの歌(ゲーテ) D.877

シューベルト:ズライカ?(ゲーテ) D.720

シューベルト:糸を紡ぐグレートヒェン(ゲーテ) D.118

モーツァルト:歌劇「魔笛」より パミーナのアリア“愛の喜びは消え”

プフィッツナー:歌曲集《古い歌》(ケラー) Op.33

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ショーソン:終わりなき歌(クロ)Op.37

ビゼー:別れを告げるアラビアの女主人(ユゴー)

ドビュッシー:前奏曲「亜麻色の髪の乙女」 / 「水の精」(ピアノ・ソロ)

ドビュッシー:未練(ブルジェ)

ドビュッシー:死化粧(ゴーチエ)

グノー:歌劇「ファウスト」より 宝石の歌“何と美しいこの姿”

  • ドリーブ:カディスの娘たち、
  • R.シュトラウス:僕の頭上に広げておくれop.19-2、
  • ドビュッシー:歌劇『ペレアスとメリザンド』第3幕より
  • ドリーブ:歌劇『ラクメ』より「美しい夢をくださったあなた」

公演によせてMessage

デセイ&カサール 来日リサイタルに寄せて

ナタリー・デセイはフランスが生んだ世界的なコロラトゥーラ・ソプラノだが、常に自然体で振る舞う人でもある。誰もが唸る超絶技巧も、彼女の中では「ドラマで必要だからやるの。最終目的ではないわ」という結論になる。初来日の折、『魔笛』の夜の女王について訊ねた際、デセイはこう答えた「アリアよりも、パミーナに迫る激しいセリフを言いたいから引き受けます!」。驚くこちらに、彼女が返した悪戯っぽい笑みが今も忘れられずにいる。
 それから13年、現在のデセイは、拘束時間の長いオペラの現場は離れてリサイタルに専念。自分が歌いたい曲を揃えた「歌の花束」を客席に差し出す日々を送っている。学生時代からドイツ語を熱心に学んだだけに、今回も、シューベルトの哀感著しい《糸を紡ぐグレートヒェン》、メンデルスゾーンが恋の想いを溌剌と描いた《ズライカ》といった人気のリートを並べる一方で、近代のプフィッツナーの珍しい《古い歌》全8曲も披露。全部で15分もかからない短い歌曲集だが、曲ごとの世界観が全く違うので、デセイの燦めく声音も、クリスタルの首飾りのように様々な光で彩られることだろう。
 また、フランス語のレパートリーも近年のデセイの心を捉えるものばかり。ショーソンの憂いに満ちた《終わりなき歌》と恋の想いを閉じ込めた《蜂雀》、ドビュッシーの儚げな《未練》と皮肉なユーモア交じりの《死化粧》など喜怒哀楽を柔らかに綴る歌曲と共に、グノーの華やかなオペラ・アリアも二曲用意。細かい音符の連なりを、格別の瑞々しさで歌い上げるに違いない。
 なお、今回は『フィガロの結婚』のスザンナのアリアでステージを始めるとのこと。フランス語で歌い続けると喉が徐々に閉じてくるので、フランス人歌手はみなイタリア・オペラの得意役を持ち、定期的に歌う。「そうすると喉が開くから!」とデセイも認めていたが、この小間使い役は、彼女がまだ舞台では演じていないキャラクターのよう。それだけに、あのしっとりとしたメロディを初々しく歌い上げるさまが、今から待ち遠しい。

岸 純信(オペラ研究家)

全国公演日程National performance

日時
2017/4/12(水)
会場
東京文化会館(都民劇場)
お問い合わせ先

都民劇場 03-3572-4311

日時
2017/4/16(日)
会場
福岡シンフォニーホール
お問い合わせ先

アクロス福岡チケットセンター 092-725-9112

日時
2017/4/19(水)
会場
東京オペラシティ コンサートホール
お問い合わせ先

ジャパン・アーツぴあ03-5774-3040

プロフィールProfile

ナタリー・デセイ Natalie Dessay (ソプラノ, Soprano)

世界の桧舞台で歌い続けるナタリー・デセイ。
これまでモーツァルト(ブロンデ、夜の女王、パミーナ)、R. シュトラウス(フィアカーミリ、ツェルビネッタ、ゾフィー)などを歌い、ウィーン国立歌劇場、ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座、バルセロナ・リセウ大劇場、ロンドン・ロイヤル・オペラ・ハウス、パリ国立オペラなどに定期的に出演してきた。

 フランス・オペラの分野では《ハムレット》のオフィーリア、《いやいやながらの王様》のミンカ、《ラクメ》のタイトルロール、《ホフマン物語》のオランピア、《ロメオとジュリエット》のジュリエット、《マノン》のタイトルロール)を得意としてきた。また、《夢遊病の娘》や《ランメルモールのルチア》のようなベル・カントのレパートリーでも大成功を収めており、シカゴ・リリック・オペラ、メトロポリタン歌劇場、パリ国立オペラに出演した他、ワレリー・ゲルギエフの指揮の下に録音も行っている。ローラン・ペリー演出の《連隊の娘》ではマリー役を、ロイヤル・オペラ、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、パリ国立オペラで歌っている。また、《椿姫》のヴィオレッタを、東京、エクサン・プロヴァンス音楽祭、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場で歌い、いずれも大成功を収めている。

 エマニュエル・ハイムと出会ってからは、ヘンデルの作品にも取り組み始め、パリ国立オペラでは、《ジュリアス・シーザー》のクレオパトラを歌った。ミシェル・ルグランとのコラボレーションも行っており、これまでにツアーでヨーロッパと南北アメリカを訪れている。演劇にも活躍の場を広げており、ハワード・バーカー作の独演劇「Und」に出演している。

リサイタルでは、ローラン・ナウリやマチェイ・ピクルスキとフランス歌曲に取り組むほか、フィリップ・カサールとは、ドイツ・リートやフランス歌曲のプログラムを、世界各地で演奏しているほか、クロード・ドビュッシーの作品を収録したCD「月の光~ドビュッシー歌曲集」(2012年)、「気まぐれな婚約~フランス歌曲集」(2015年9月)、がエラートよりリリースされている。

ウィーン国立歌劇場より宮廷歌手の称号を授与。

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フィリップ・カサール Philippe Cassard (ピアノ, Piano)

1985年にパリでクリスタ・ルートヴィヒとの共演によるリサイタルを行って以来、コンチェルトのソリスト、リサイタルの奏者、そして室内楽の奏者として、世界的な名声を博している。1985年には、クララ・ハスキル国際ピアノ・コンクールでファイナリストとなり、1988年にはダブリン国際ピアノ・コンクールで第1位を獲得。

 これまでに、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、バーミンガム市交響楽団、BBCフィルハーモニック、BBCウェールズ交響楽団、フランス国立管弦楽団などと共演。また、サー・ネヴィル・マリナー、ヤン・パスカル・トルトゥリエ、シャルル・デュトワ、アルミン・ジョルダン、マレク・ヤノフスキ、エマニュエル・クリヴィヌなどの指揮者と共演している。

 また、ドビュッシーのピアノ作品全曲演奏会(1日に4回のリサイタル公演)を、ロンドン(ウィグモア・ホール)、ダブリン、パリ、リスボン、シドニー、シンガポール、東京で行い、大きな話題となった。
デッカ・レーベルからリリースされた彼のドビュッシーの録音は、1994年にフランスのグランプリ・デュ・ディスク賞を受賞した。また、中国、オーストラリア、南アメリカ、カナダにも定期的に訪れている。

 フィリップ・カサールは室内楽の分野でも幅広いレパートリーを持っており、これまでに、ナタリー・デセイ、イザベル・ファウスト、エベーヌ弦楽四重奏団、モディリアーニ弦楽四重奏団などといったアーティストたちと共演している。

 1999年から2008年まで、「ブルジェ湖のロマンチックな夜」音楽祭の芸術監督を務め、2005年からは、ラジオ・フランスの音楽番組「フランス・ミュージーク」に累計300回以上出演し、毎週生放送でピアノ曲の解説を行うなど、幅広い活動を行っている。この番組は、2007年に、フランスのマルチメディア作家民間協会(SCAM)の「ベスト・ラジオ番組賞」を受賞した。著書には、シューベルトについての随筆と、映画と音楽の関係について論じた本がある。

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主催・協賛

主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団
協賛:日本生命保険相互会社 / ジャパンリアルエステイト投資法人
企画・招聘:ジャパン・アーツ

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