2025/4/25
ニュース
山田和樹、ベルリン・ドイツ交響楽団 首席指揮者兼芸術監督に就任
山田和樹が、2026/27シーズンより ベルリン・ドイツ交響楽団(DSO)の 首席指揮者兼芸術監督 に就任することが発表されました。 任期は3年間。ロビン・ティチアーティの後任として、同オーケストラの芸術的中核を担う役割を果たします。
<山田和樹 コメント>
「ベルリン・ドイツ交響楽団の首席指揮者兼芸術監督に任命されたことは、私にとって大きな喜びであり、深い感謝の念に堪えません。日本人指揮者がベルリンで音楽界の指導的役割を担うことは未だに稀なことであり、私にとってこの任命は格別な意義を持つものです。昨年の4月と9月に共演する機会に恵まれ、特別な化学反応を感じました。今、私は大きな期待とともに、私たちが共に旅することを楽しみにしています。そして本当に特別な音楽を創造できると確信しております。」
(左から) ROC代表 アンセルム・ローズ、DSOアーティスティック・プランニング統括 マルレーネ・ブリュッゲン、 山田和樹、DSO次期ディレクター クリスティアン・ボイケ
DSOを統括するROC代表のアンセルム・ローズ氏は「山田和樹氏は、世界で最も注目される指揮者の一人です。彼の深い表現力と人間への情熱、そして芸術的なアイデアは、DSOとベルリンにとって理想的なものです」と語り、次期オーケストラ・ディレクターのクリスティアン・ボイケ氏は「彼は、クラシックから現代までのレパートリーで聴衆を魅了する指揮者であり、 バーミンガムでは数多くのアウトリーチおよび教育プロジェクトを通じて、幅広い聴衆を魅了できることをすでに証明しています。」述べました。 そして楽員代表のヨハネス・ヴァッツェル氏も「山田和樹とのコラボレーションは、私たちのオーケストラにとってエキサイティングな新たな段階の幕開けとなるでしょう。彼の並外れた音楽性と、複雑な楽曲にも正確に命を吹き込む能力は、初共演の時から私たちを魅了してきました。」と語り、喜びと高い期待を寄せています。
フェレンツ・フリッチャイ、ロリン・マゼール、リッカルド・シャイー、ウラディーミル・アシュケナージ、ケント・ナガノといった歴代の名指揮者たちの系譜を受け継ぎ、山田は8人目の首席指揮者兼芸術監督に就任します。
山田和樹とベルリン・ドイツ交響楽団との新たな芸術の旅路に、どうぞご期待ください。
◆ベルリン・ドイツ交響楽団の発表内容詳細につきましては、下記よりご覧頂けます。
https://www.dso-berlin.de/en/press-area/?id_presse=844
https://www.dso-berlin.de/de/orchester/personen/chefdirigent/
◆山田和樹 写真・プロフィール
https://www.japanarts.co.jp/artist/kazukiyamada/