2021/4/9

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ファビオ・ルイージ NHK交響楽団 首席指揮者に就任

ファビオ・ルイージ

ファビオ・ルイージが2022年9月より3年間、NHK交響楽団の首席指揮者に就任することになりました。
ルイージは、2001年より定期的にNHK交響楽団との共演を重ねつつ、ドレスデン国立歌劇場管、ウィーン交響楽団、メトロポリタン歌劇場など、自らが率いる数々のオーケストラやオペラハウスとの来日を重ねてきました。
オペラを知り尽くす世界でも屈指の手腕とともに、ドイツ・レパートリーを中心とした明晰かつ美しく情熱的な指揮ぶりは、多くのファンを魅了してきました。
長年、ルイージが尊敬するサヴァリッシュやスウィトナーの音楽を感じるオーケストラとして、 敬意をもって音楽を共にしてきたNHK交響楽団との関係が成熟し、新たな時代の幕開けとなります。

ファビオ・ルイージ Fabio Luisi (指揮者,Conductor)
ジェノヴァ出身。ダラス交響楽団音楽監督、チューリッヒ歌劇場音楽総監督(2020-21シーズンにて退任予定)、デンマーク国立交響楽団(DNSO)首席指揮者を務める。
2022年9月よりNHK交響楽団首席指揮者に就任予定。
これまでに、メトロポリタン・オペラ首席指揮者(2011-2017)、ウィーン交響楽団首席指揮者(2005-2013)、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団および同歌劇場音楽総監督(2007-2010)、ライプツィヒ放送交響楽団芸術監督、(1999-2007)、スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督(1997-2002)などを歴任。
イタリアのマルティナ・フランカで行われるヴァッレ・ディートリア音楽祭音楽監督も務めている。
このほか、フィラデルフィア管弦楽団、クリーヴランド管弦楽団、NHK交響楽団、ミュンヘン・フィル、スカラ座管弦楽団、ロンドン交響楽団、コンセルトヘボウ管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラに定期的に客演し、世界の主要オペラハウスにも登場している。 ザルツブルク音楽祭ではR. シュトラウス「ダナエの愛」と「エジプトのヘレナ」に出演。チューリヒ・オペラにおける最も重要な公演には、新プロダクションのベッリーニの3つのオペラ、「リゴレット」、「フィデリオ」、「ヴォツェック」、ヴェルディの「レクイエム」が含まれる。
 重要なCD録音には、ヴェルディの「アロルド」、ベッリーニの「清教徒」、「カプレーティとモンテッキ」、ロベルト・シューマンの交響曲全集、そしてオーストリア人作曲家フランツ・シュミットの交響曲とオラトリオ「七つの封印の書」などがある。また、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団とは数々のR.シュトラウスの交響詩を収録しており、ブルックナーの交響曲第3番の解釈は高く評価されている。メトロポリタン・オペラとの「ジークフリート」「神々の黄昏」の録音ではグラミー賞も受賞。2013年にはイタリア音楽評論家協会より「フランコ・アッビアーティ賞」、2014年にはジェノヴァより「グリフォ・ドーロ賞」を授与されている。ウィーン交響楽団より「ブルックナー・リング」を授与されたほか、イタリア共和国功労勲章「カヴァリエーレ」およびイタリア連帯の星勲章「コメンダトーレ」を受章。
2015年に設立されたフィルハーモニア・チューリヒの新レーベル「フィルハーモニア・レコード」より、ベルリオーズ、ワーグナー、ヴェルディ、ラフマニノフ、ブルックナー、リムスキー=コルサコフ、マルタンなどのCD、「リゴレット」、「ヴォツェック」、「カプレーティとモンテッキ」、ヴェルディ「レクイエム」、レハール「微笑みの国」などのDVDがリリースされている。

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