2013/5/27

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【樫本大進 インタビュー】バシュメット&モスクワ・ソロイスツとの共演直前!

樫本大進

バシュメットさんとの初共演は、樫本さんが12歳の時だそうですね。当時の彼の印象はいかがでしたか?
南ドイツのフェスティヴァルで行われたモスクワ・ソロイスツ合奏団との共演で、プログラムはハイドンのヴァイオリン協奏曲でした。当時のバシュメットさんは、指揮姿も、ヴィオラの演奏姿も、とにかく「格好いい!」の一言に尽きましたね。もちろん、それは今も変わりませんけれど(笑)。そして何より、人生のすべてを音楽に捧げる生き方を尊敬してやみません。

今回の来日ツアーの最大の聴きどころと言えるのが、樫本さんとバシュメットさんが共演されるモーツァルト「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲」だと思います。その魅力や聴きどころをお聞かせください。
 この作品は、日本で昔、バシュメットさんと共演させていただいたことがあるので、再演になります。10年以上ぶりになるので、少しは成長した姿をお見せできるようにしたいですね。作品の魅力は何と言っても、全3楽章を通して、あまりに美しすぎる旋律が次々に出てくること。個人的には、モーツァルトのヴァイオリン協奏曲よりも好きかもしれない!と思ってしまうこともたびたびです(笑)。

樫本さんがオーケストラの仕事をされるようになって、今年で3年目になりますね。同じオケマンとして、ヴィルトゥオーゾ集団として知られるモスクワ・ソロイスツ合奏団にどのような印象をお持ちですか?
 久々の共演なので、前回の印象しかお話できないのですが、当時は、若い奏者が多いこともあり、非常にエネルギッシュで勢いがあったのをよく覚えています。それでいてアンサンブルもしっかりしているのが凄いと思います。

最後に、今回の来日ツアーに向けた抱負をお願いします。
 モーツァルトの協奏交響曲は名曲中の名曲なので、聴き手の皆さんもご存知の方が多いと思います。ですから、耳の肥えた方々が多い分、期待や関心も高くなるでしょうから、それに応えられるように精一杯頑張ります!

取材・文:渡辺謙太郎(音楽ジャーナリスト)


巨匠が60年の節目の年に贈る特別プログラム
ユーリ・バシュメット & モスクワ・ソロイスツ合奏団
2013年6月5日(水) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール
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