煌びやかな超絶技巧!深い詩情
アレクサンダー・ガヴリリュク ピアノ・リサイタル
- ピアノ
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<演奏曲目変更のお知らせ>(2017年12月13日)
都合により、曲目を変更させて頂きます。
以下、曲目欄よりご確認ください。何卒ご了承の程、お願い申し上げます。
■ 曲目解説をご覧いただけます。(2017年12月)
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チケット詳細Ticket Information
① 9月2日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 9月3日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 9月7日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 9月9日(土) 10:00a.m.~発売 一般
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可チケット購入はこちら※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
【その他プレイガイド】
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード340-884]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード32545〕
【チケット購入にあたっての注意事項】こちらからご一読ください
チケット残席状況
残席あり / × 売り切れ
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- ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
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- 東京オペラシティチケットセンター https://www.operacity.jp/concert/ticket/ 03-5353-9999
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター http://minatomirai.pia.jp/ 045-682-2000
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
都合により、以下の通り変更させて頂きます。何卒ご了承の程、お願い申し上げます。
バッハ:イタリア協奏曲 BWV971
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K. 330
ショパン:バラード第2番 へ長調 Op. 38
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スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番 Op. 53
ラフマニノフ:前奏曲集 Op. 23より 第1番、第5番
前奏曲集 Op. 32より 第12番
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op. 36 (第2稿)
- ラフマニノフ/コチシュ編:ヴォカリーズ Op.34 No.14
- ムソルグスキー:展覧会の絵より「キエフの大門」
- メンデルスゾーン/リスト編 ホロヴィッツ版:真夏の夜の夢より「結婚行進曲」
- ショパン:12の練習曲より、Op.10-3「別れの曲」、Op.10-8、Op10-12「革命」
公演によせてMessage
超人的なメカニックと深い詩情が生む鮮やかな音楽
日本の音楽ファンにもおなじみのアレクサンドル・ガヴリリュク。いつもボリュームたっぷりのプログラムを惜しみなく披露し、多くのファンを魅了し続ける。
1984年、現在のウクライナに生まれたガヴリリュクは7歳でピアノの手ほどきを受け、9歳にしてコンチェルトの演奏を経験。そして13歳のとき、ガヴリリュクはオーストラリアへ移り、研鑽を積んだ。若いうちから国際コンクールで優秀な成績を修めていた彼であるが、交通事故で瀕死の重傷を負い、演奏活動も危ぶまれた時期もある。しかし、たゆまぬ努力を重ね、2005年のA.ルービンシュタイン・コンクールで優勝。今では、引手あまたのピアニストとして欧米やアジア、南半球のコンサートホールに登場している。筆者にとって印象的なのは、アシュケナージ&シドニー交響楽団とのプロコフィエフのピアノ協奏曲全曲録音である。
とにかくものすごいピアニストだ。確かに、ガヴリリュクの超人的なメカニックには、どんな難曲であれ余裕すら感じられる。しかし、それは自身の技巧を誇示するためでもなく、ナルシズムでもなく、彼の理想とする作品の真実を実現するためであり、作品に対する彼の深い解釈に裏付けられたものである。この思索を土台に彼は自らの演奏表現を生み出している。彼は、作品への広い視野と揺るぎない演奏技巧を礎とし、音楽の見事な構築性を実現するだけではなく、音を自在にコントロールして、隅々にいたる多彩な表情をきめ細やかに描き出してゆく。そして、彼の手から紡ぎ出される活き活きとしたリズムの鼓動と、一瞬のすきもない強い推進力は、生彩に富んだ鮮やかな音楽を創出する。ことに、彼の奏でるロシア作品は深い詩情に満ちあふれており、音のはざまから滲み出るメランコリックな情趣が心に残る。
2018年の早春に開かれるガヴリリュクのリサイタルでは、プログラム後半にロシア作品が連なる。スクリャービン《ピアノ・ソナタ 第5番》は、彼の10曲のピアノ・ソナタのひとつの分岐点に位置する作品。しなやかなピアニズムに彩られたラフマニノフ《前奏曲集》作品25(抜粋)、そしてラフマニノフ《ピアノ・ソナタ 第2番》は、作曲家が渡米後に改訂を施した1931年版が演奏される。また、プログラム前半にはドイツの作品(モーツァルトとシューマン)が並ぶ。
ロシア・ピアニズムの流れを汲み、ダイナミックでありながら透明感あふれる美しい音の響きを通して、密度の高い音楽を生み出してゆくガヴリリュク。このリサイタルでも、彼の演奏の真骨頂が存分に示されるであろう。
道下京子(音楽評論家)
全国公演日程National performance
- 日時
- 2018/1/8(月)
- 会場
- 紀尾井ホール
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
★協奏曲
プロフィールProfile
アレクサンダー・ガヴリリュク Alexander Gavrylyuk (ピアノ, Piano)
「アレクサンダー・ガヴリリュクは、この10年間で最も偉大な発見の一つである。彼は毎回、驚くべき妙技と示唆に富む演奏で聴衆を魅了する」(2015年6月De Telegraaf) 1984年生まれ。7歳よりピアノを始め、9歳で初めてオーケストラと協奏曲を演奏した。 1999年第3回ホロヴィッツ記念国際ピアノコンクールにおける第1位とゴールドメダルを受賞。 2000年11月には浜松国際ピアノコンクールで優勝し、日本の審査員に「20世紀後半最高の16歳」と評された。 2005年、ルービンシュタイン国際ピアノコンクールにて、第1位及び金賞、ベスト・コンチェルト賞を受賞した。 2010年、ロイヤル・コンセルトヘボウ管との初共演以降、マスター・ピアノ・シリーズにおけるリサイタルあるいは同オーケストラとの共演のため、毎年アムステルダムで公演を行う。今日ではノーブルで心に強く訴える解釈が評価され、ニューヨーク・フィル、ロサンゼルス・フィル、モスクワ・フィル、ワルシャワ・フィル、イスラエル・フィル、ロッテルダム・フィルなどのオーケストラや、ゲルギエフ、ブロムシュテット、アシュケナージ、ラザレフ、ペトレンコ、シモノフ、スダーンなどの指揮者と共演している。 スリリングなラフマニノフ作品の演奏には定評がある。ラフマニノフのピアノ協奏曲全曲及び狂詩曲を、N.ヤルヴィ指揮/スイス・ロマンド管(2013年5月)、トヴェイ指揮/ヴァンクーバー響のラフマニノフ音楽祭(2014年3月)にて演奏した。 日本及びアジアには定期的に訪れ、N響、ソウル・フィルなどとの共演、リサイタル・ツアーを行なっている。ロシアにも定期的に訪れ、スピヴァコフ指揮/ロシア・ナショナル管、スヴェトラーノフ指揮/ロシア国立響と共演した。モスクワ音楽院大ホール及びクレムリンでのリサイタルを行っている。 13歳よりシドニーに拠点を移し、2006年まで滞在した。メルボルン響、シドニー響など主要なオーストラリアのオーケストラと共演し、毎年オーケストラ公演、リサイタルを行なっている。2009年、アシュケナージ指揮/シドニー響とプロコフィエフのピアノ協奏曲を録音し、高い評価を受けた。これはシドニー・オペラハウスでライブ録音されたものである。その他録音には、ラフマニノフ、スクリャービン、プロコフィエフを演奏したリサイタル盤(ピアノ・クラシックス)、最近のものではムソルグスキー「展覧会の絵」とシューマンの「子供の情景」の録音が広く評価されている。 2016/17シーズンの主な活動としては、ゲルギエフ・フェスティバルの一環としてゲルギエフ指揮/ロッテルダム・フィルとの共演のほか、オランダ放送響、ヴァンクーバー響、コンセルトヘボウ管、シンシナティ響とのアジア・ツアーのほか、ロンドンのインターナショナル・ピアノ・シリーズにデビューするほか、ヨーロッパ、アメリカでのソロ・リサイタル・ツアーおよび、ジャニーヌ・ヤンセントとのリサイタルではヨーロッパ中で演奏する。また、オーストラリアで大規模なツアーを実施し、アデレイデ響、タスマニア響、西オーストラリア響と共演する。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ