21世紀を担う若きヴィルトゥオーゾたちによる新時代の響き
上野耕平(サクソフォン)&阪田知樹(ピアノ) デュオ・リサイタル
- 日時
- 2018年1月11日(木) 13:30
ピックアップ
チケット詳細Ticket Information
① 6月24日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 6月25日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 6月29日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 7月2日(日) 10:00a.m.~発売 一般
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曲目・演目Program
J.S.バッハ/ブゾーニ:シャコンヌ(ピアノ・ソロ)
J.S.バッハ:パルティータ イ短調BWV1013
〔原曲:無伴奏フルートのためのパルティータ〕(サクソフォン・ソロ)
ショパン:スケルツォ第2番(ピアノ・ソロ)
ドビュッシー:アルト・サクソフォンのためのラプソディ
——————————————–
阪田知樹:アルト・サクソフォンとピアノのためのソナチネ
〔世界初演:上野耕平氏に献呈〕
リムスキー=コルサコフ/網守将平:熊蜂の飛行
シュルホフ:ホット・ソナタ
ブラームス/シフラ:ハンガリー舞曲第5番(ピアノ・ソロ)
ビゼー/山中惇史:カルメン・ファンタジー for サクソフォン
公演によせてMessage
2人の若きヴィルトゥオーゾによる多彩な響き
今、熱い注目を浴びる若手の2人―上野耕平と阪田知樹―が、デュオ、ソロで濃密なプログラムを聴かせてくれる。
日本管打楽器コンクール(サクソフォン部門)で最年少優勝し、22歳にしてサクソフォンの生みの親の名を冠した、第6回アドルフ・サックス国際コンクール(2014年)で見事第2位に輝いた注目のサクソフォン奏者上野耕平、2016年リスト国際ピアノコンクールで優勝し、ヨーロッパに自身のピアニズムを鮮烈に印象づけたピアニスト阪田知樹。21世紀を担うこの若き2人は、世界において注目される同時代の日本人の若者たちと同様、すでに世界にその実力を認めている。
ため息が出るほどの技巧や、常人の持つイメージを超える多彩な表現力を身につけながらも、この2人の芸術家には「王道の」「正統的な」という言葉がぴったりあてはまる、共通の演奏スタイルがある。奇をてらった節まわしや解釈による表現とは一線を画し、いつも作品が本来持つ色彩や喜びを自然に、味わい深く聴かせてくれるのだ。
そんな彼らが今回披露するプログラムは、阪田知樹が上野耕平に捧げた世界初演となる「ソナチネ」をはじめ、ドビュッシーの「ラプソディ」、ビゼーの「カルメン・ファンタジー」、そしてソロ演奏と、上野の持つ透明感に溢れるトーンや阪田の精緻なタッチ、2人の音楽家それぞれの持ち味が生かされる作品が各々の楽曲の中に凝縮されている。サクソフォンとピアノが「生の煌(きらめ)き」を謳い上げ、時に溶け合い、時に火花を散らさんばかりに掛け合う、2人のエキサイティングなコラボレーションを聴く絶好の機会といえるだろう。
若き“旬のヴィルトゥオーゾ”たちが紡ぎ出す生命力に溢れた響き―それは、演奏を聴くわたし達に「生の喜び」を実感させてくれる瞬間となるに違いない!
プロフィールProfile
上野 耕平 Kouhei Ueno (サクソフォン, Saxphone)
1992年生まれ。茨城県東海村出身。
8歳から吹奏楽部でサクソフォンを始め、東京藝術大学器楽科に入学。
これまでに須川展也、鶴飼奈民、原博巳の各氏に師事。
第12回ジュニアサクソフォンコンクール第1位、第7・10回 日本ジュニア管打楽器コンクール金賞、など数々の賞に輝いたのち、第28回日本管打楽器コンクールサクソフォン部門において、第1位(史上最年少)ならびに特別大賞(内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、東京都知事賞)を受賞。2014年11月、第6回アドルフ・サックス国際コンクール(ベルギー・ディナン)において、第2位を受賞。現地メディアを通じて日本でもそのニュースが話題になる。
スコットランドにて行われた第16回世界サクソフォン・コングレスでは、ソリストとして出場し、イギリス王立ノーザン音楽院吹奏楽団と、ピット・スウェルツの難曲、「ウズメの躍り」で共演。世界の大御所たちから大喝采を浴びた。その他、NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」への出演、テレビ朝日「題名のない音楽」収録ではマルタン作曲「サックスと管弦楽のためのバラード」(山田和樹指揮/横浜シンフォニエッタ)を熱演し、その山田氏の強い推薦により2015年9月の日本フィルハーモニー交響楽団定期公演に大抜擢された。このサントリーホールでの2日間の公演は、クラシックサックスの可能性が最大限に引き出され、好評を博す。
2014年10月「アドルフに告ぐ」(日本コロムビア)でCDデビューし、クラシック界に衝撃を与える1枚となり話題となった。15年12月にはコンサートマスターを務めるぱんだウインドオーケストラのCDを日本コロムビアよりリリース。これまでにライブ盤を含む通算4枚のCDをリリースしている。
2016年3月には「東京・春・音楽祭」、4月には東京オペラシティで行われる「B→C」にてリサイタルを行う。
同年4月からは昭和音楽大学の非常勤講師として後進の指導に当たる予定。
阪田 知樹 Tomoki Sakata (ピアノ, Piano)
東京藝術大学2年在学中の19歳の時、第14回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールにて最年少入賞。一躍注目を集める。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校在学中に、アジア国際音楽コンクール第1位最優秀賞、第35回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、及び聴衆賞等5つの特別賞受賞。名だたる世界的ピアニストを輩出し続ける「コモ湖国際ピアノアカデミー」の最年少生徒として認められ、イタリアでも研鑽を積み、2014年ドイツ・ハノーファー音楽大学に留学。留学中の2016年、フランツ・リスト国際ピアノコンクールで優勝。
ヴァ―レック、スラットキン他諸氏指揮のもと、チェコ国立響、フォートワース響、ヤングスタウン響、モロッコ・フィル、東京シティ・フィル、神奈川フィル他と共演。ドイツ、オーストリア、イタリア、フランス、スイス、オランダ、ポーランド、チェコ、ロシア、アメリカ他、国内外各地で演奏を重ね、第39回ヤナーチェク国際音楽祭、ブリュッセル・ピアノ・フェスティバル等、国際音楽祭への出演多数。第12回クレムリン音楽祭では、オール・リスト・プログラムを演奏。名ピアニスト、ニコライ・ペトロフ氏が「世界一のリスト」と絶賛。ロシア国営テレビ、RSIスイス・イタリア語ラジオ放送局、RTスイス・ロマンド・ラジオテレビ放送局、NHK-FM、FM横浜他に出演。
ブレンターノ四重奏団、藤原浜雄、堀了介、原田幸一郎、池田菊衛、磯村和英、毛利伯郎他諸氏と共演、室内楽奏者としても活躍している。
2015年4月、オクタヴィア・レコードよりデビューアルバムをリリース。
5歳よりピアノを始め、西川秀人、渡辺健二、パウル・バドゥラ=スコダ、アリエ・ヴァルディの各氏に師事。6歳より作曲を始め、音楽理論・作曲を高橋千佳子、永冨正之、松本日之春の各氏に師事。
1993年名古屋市生まれ、横浜市・ハノーファー在住。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ