精緻にして透徹したピアニズム

牛田智大 ピアノ・リサイタル

  • ピアノ
日時
2025年1月19日(日) 14:00
開場 / 終演予定
13:20 / 16:00
会場
横浜みなとみらいホール Yokohama Minato Mirai Hall
出演
牛田智大 Tomoharu Ushida (ピアノ, Piano)

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 8月31日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 9月7日(土) 10:00a.m.~発売 一般 

    TELWEB
  3. ③ 12月19日(木) 10:00a.m.~発売 学生 

    TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

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チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

2025/1/19

一般

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学生割引

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  • 学生割引(各ランクの半額)
  • *残席がある場合に限り、12/19(木)10:00より受付を開始いたします。
  • *社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口または窓口にて学生証を拝見させていただきます。
     (学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴いたします。)
特別割引
  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はシニア料金でお求めいただけます。
     S席¥6,300 A席¥5,400
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
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曲目・演目Program

ショパン:

  • アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22
  • バラード 第1番 Op.23
  • バラード 第2番 Op.38
  • バラード 第3番 Op.47
  • バラード 第4番 Op.52

公演によせてMessage

 牛田智大の演奏を私が初めて聴いたのは、彼が10歳にも満たない頃のことである。公開レッスンで、彼の丁寧な打鍵から生み出されるのびやかな音楽が印象的であった。その後、小学6年生で出場したショパン国際ピアノコンクールin Asiaでは、ショパンのコンチェルトを演奏。最高位を受賞したその音楽は、その後の彼の未来を予見させた。柔軟でみずみずしい感性にあふれ、同時につねに音楽に冷静なまなざしを向け、作品を構築的にとらえた演奏に、人々は驚きを覚えた。
 牛田は、2024年でデビュー 13年目。昨年は、一夜にラフマニノフのコンチェルト2曲に挑み、作品に秘められた情感を見事に引き出していた。また、今後の彼の重要なレパートリーになると思われるドイツ・ロマン派の作品によるリサイタルを開催し、新たなステージを切り開いた。
 一方で、ショパンの演奏にも取り組み続ける。最新のアルバムもショパンで、彼の晩年の作品を収録。楽譜を深く読み解き、ストイックに作品の核心へと迫る姿勢が心に残る。ショパンについて、牛田は、かつてのインタビューで「子どものころから自分にとって最も共感できる存在」と語っていた。また、作品に対するイメージについては「 (初めてショパンを弾いた幼い頃から) 現在に至るまでずっと“難しい”と感じています。ピアニストとして持ちうるすべてのテクニックと頭脳を総動員しなければ、楽譜を理想的な形で再現することができず、それに加えて即興性や遊び心といった“センス”も要求されます」と述べている。
 2025年1月の横浜でのリサイタルは、ショパンをメインとしたプログラムである。リサイタルにおいて特に注目されるのは、バラード全曲の演奏である。この4曲には、ソナタやノクターンなど、ショパンの表現のさまざまな側面がみられ、彼の中期の創作における真髄が凝縮されているといってもよい。
 現在はポーランドでも学び、自身の音楽のさらなる研鑽に努めている。このプログラムを通して、牛田は作品に鮮やかな息吹を注ぎ、ショパン解釈の新境地とともに、彼のピアニストとしての大きな成長を示してくれることだろう。

道下京子(音楽評論家)

プロフィールProfile

牛田智大 Tomoharu Ushida (ピアノ, Piano)

2018年第10回浜松国際ピアノコンクールにて第2位、併せてワルシャワ市長賞および聴衆賞を受賞。2019年第29回出光音楽賞受賞。 1999年福島県いわき市生まれ。2011年「題名のない音楽会」に出演すると瞬く間に注目を浴び、翌12年に日本人のクラシックピアニストとして最年少12歳でユニバーサル ミュージックよりCDデビュー。2015年「愛の喜び」以降、2016年「展覧会の絵」、2019年「ショパン:バラード第1番、24の前奏曲」、2022年「ショパン・リサイタル2022」とリリースしたCDは続けてレコード芸術特選盤に選ばれている。 シュテファン・ヴラダー指揮ウィーン室内管(2014年)、ミハイル・プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管(2015年/2018年)、小林研一郎指揮ハンガリー国立フィル(2016年)、ヤツェク・カスプシク指揮ワルシャワ・フィル(2018年)、トマーシュ・ブラウネル指揮プラハ響(2024年)の各日本公演のソリストを務めたほか、全国各地の演奏会で活躍。その音楽性を高く評価され、海外の演奏会に招かれるなど活動の場を広げている。 2024年には自身初となる室内楽プロジェクトを展開しており、新たな挑戦が大きな注目を浴びている。 ロームミュージックファンデーション2023年度奨学生。江副記念リクルート財団第53回奨学生。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/tomoharuushida/
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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
協力
横浜みなとみらいホール
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