スペシャリストが弾くシベリウスのピアノ音楽全曲シリーズ
渡邉規久雄 ピアノ・リサイタル~シベリウスを弾くVol.6~
《作品番号のない小品集》
- ピアノ
- 日時
- 2023年11月12日(日) 14:30
- 開場 / 終演予定
- 14:00 / 16:20
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チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
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- ② 7月1日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
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チケット残席状況
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その他プレイガイド
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- ローソンチケット l-tike.com [Lコード 33080]
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- 6つのフィンランド民謡 JS 81
Ⅰ:私のかわいい人
Ⅱ:心から君を愛す
Ⅲ:夕べは来たりぬ
Ⅳ:カンテレを弾く少女
Ⅴ:兄弟殺し
Ⅵ:婚礼の思い出 - 組曲「フロレスタン」 JS 82
- あこがれに JS 202
- O. パルヴィアイネンに JS 201
- ワルツ「ベッツィ・レルケ」 JS 1
- スペイン人 JS 181
- ワルツのテンポで JS 2
- 黄昏時に JS 47 など小品全27曲
- 交響詩「フィンランディア」Op. 26
- シベリウス:6つの即興曲Op.5 第5曲
- シベリウス:5つの小品「樹の組曲」Op.75 第5曲k「モミの木」
*曲目は変更になる場合がございます。
公演によせてMessage
シベリウスの未知なるピアノ曲に若々しい生命を吹き込む渡邉規久雄
2003年より、5回に渡ってシベリウスのピアノ音楽全曲シリーズに取り組まれてきた渡邉規久雄さん。同シリーズが完結したのは2019年だが、シベリウス生誕150周年を迎えた2015年に渡邉さんはそれまでの演奏活動が高く評価され、指揮者サイモン・ラトルやパーヴォ・ヤルヴィと並び、フィンランド・シベリウス協会よりシベリウス・メダルを授与された。栄誉あるシベリウス・メダルは、まさに渡邉さんの世界的活躍にふさわしいアワードであり、同じ日本人として心から誇りに思う受賞であった。
受賞から8年。さらなる円熟の高みに達した渡邉さんが、シベリウスのピアノ音楽全曲シリーズを再開するという大変喜ばしいニュースが届いた。今回のコンサートで取り組まれるのは、シベリウスの「作品番号のない小品集」である。
ここ数年シベリウス研究は大きく進展し、これまで未出版だった作品(従来の作品番号と区別するため、JS番号が付されている)が次々と出版されるようになった。これはシベリウス作品の多くを手掛けてきたドイツのブライトコプフ・ウント・ヘルテル社が、新版の刊行に着手したからである。数十年の期間を要する新版の刊行(現在も継続中)は、シベリウスが書き残した全ての作品を徹底的に調査・研究し、校訂報告を付して(再)出版するという壮大なプロジェクトだ。その中にはシベリウスの知られざるピアノ曲も数多く含まれており、続々と登場する新版によって、私たちはこの作曲家のピアノ音楽の全貌をようやく正確に知ることができるようになった。
シベリウスの「作品番号のない小品集」は、その多くが彼の青年時代に作られたものである。それらは小品ながら、いずれもフィンランド音楽の未来を力強く切り開こうとする青年作曲家の気概とヴァイタリティに満ちている。マエストロ渡邉さんの瑞々しい演奏で、シベリウスの未知なるピアノ曲は、新緑のように若々しい生命を吹き込まれることになるだろう。今回のコンサートはシベリウス・ファンのみならず、全ての音楽愛好家に訪れてもらいたい誠に貴重なプログラムである。
国立音楽大学教授・副学長 神部 智(音楽学者/シベリウス研究)
プロフィールProfile
渡邉規久雄 Kikuo Watanabe (ピアノ, Piano)
2003年6月に第1回を開催し、2007年10月,2010年9月、2015年11月と歩んできたシベリウスのピアノ音楽全曲シリーズは2019年2月の5回目が最終回のはずでした。が、作品番号のない作品の楽譜が出版されたことを機に、6回目を開催することにいたしました。北欧、特にフィンランド音楽に造詣が深く、中でもシベリウスを生涯のライフワークとして演奏活動の中心に据え、シベリウス生誕150年の記念の年であった2015年には、NHKBSプレミアムのクラシック倶楽部『シベリウスの室内楽の世界』に出演、東京と大阪で行ったオール・シベリウス・プログラムによるリサイタルの東京公演はNHKFMで放送されるなど、常にシベリウス・ピアノ音楽の第一人者として活躍してきました。そしてそうした長年の功績は、2015年12月にフィンランド・シベリウス協会から歴史と伝統ある《シベリウスメダル》を授与されるという栄誉に結実するまでに評価されています。林美奈子,林秀光、梅谷進、アベイ・サイモン、ジョルジュ・シェボック、スタニスラフ・ネイガウスに師事。1974年インディアナ大学を成績優秀賞で卒業、1976年に同大学院を修了。1976年7月のデビュー・リサイタル以降、シベリウス作品はもちろん、ショパンのポロネーズ全曲、シューベルトの最後の3曲のソナタなどによるリサイタル、ラトヴィアの首都リガやヘルシンキ、東京、大阪、名古屋等での寺田悦子とのデュオ・リサイタル、国内はもとよりサンクトペテルブルグ、モスクワ、ハバロフスクなどでのオーケストラとの共演など、国内外で精力的に演奏活動を行っています。シベリウス・リサイタルのライブCD5枚、レコード芸術特選盤に選ばれるなど高い評価を得ている寺田悦子との「デュオ・ピアノで聴く春の祭典&ラフマニノフ」、「シベリウスのヴァイオリン作品集Ⅰ・ヴァイオリン:佐藤まどか」をリリースしています。武蔵野音楽大学ピアノ科特任教授、大阪ザ・フェニックスホール音楽アドヴァイザーを務めています。
主催・協賛
- 主催
- ジャパン・アーツ
- 後援
- フィンランド大使館 / 日本シベリウス協会 / 一般社団法人日本フィンランド協会 / 一般社団法人日本フィンランド文化友好協会 / 公益財団法人日本フィルハーモニー交響楽団 / 国際ピアノデュオ協会 / 日本ショパン協会 / 公益財団法人日本ピアノ教育連盟