プロフィールProfile

驚くべき技術を誇るピアニスト、アレクサンダー・ガブリリュクは、そのしびれるような詩的な演奏で国際的に高く評価されている。1984年生まれ。7歳よりピアノを始め、9歳で初めてオーケストラと協奏曲を演奏した。1999年ホロヴィッツ記念国際ピアノコンクール第1位とゴールドメダル、2000年浜松国際ピアノコンクール優勝。2005年、世界的に有名なルービンシュタイン国際ピアノコンクールにて、待望の金賞とベスト・コンチェルト賞を受賞した。

ノーブルで心に強く訴える解釈が評価されているガブリリュクは、ますます多くのオーケストラと指揮者に求められており、その中にはニューヨーク・フィル、ロサンゼルス・フィル、チェコ・フィル、イスラエル・フィル、ワルシャワ・フィル、モスクワ・フィル、ロッテルダム・フィル、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管、ルクセンブルク・フィル、N響、ボーンマス響、シンシナティ響、ハレ管、東京交響楽団、リール国立管、シュツットガルト・フィル等のオーケストラが含まれる。指揮者ではウラディーミル・アシュケナージ、ヘルベルト・ブロムシュテット、アンドレイ・ボレイコ、トーマス・ダウスゴー、ワレリー・ゲルギエフ、ネーメ・ヤルヴィ、ウラディーミル・ユロフスキ等と共演している。

2018-2019シーズンの主な活動には、フィルハーモニア管、シカゴ響、ウィーン響、バーミンガム市響との初共演の他、ウィグモア・ホールへの再出演、ハレ管、コンセルトヘボウ管、シドニー響、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管との再共演がある。また、ヨーロッパ、アジア、北米でのソロ・リサイタルツアー、ヴァイオリニスト、ジャニーヌ・ヤンセンとの各地でのデュオ・リサイタルを行う。

日本及びアジアには定期的に訪れ、N響、ソウル・フィル等との共演、リサイタル・ツアーを行なっている。サントリーホール、東京オペラシティ公演はしばしば完売となっている。

世界の一流音楽祭の多くに出演しており、ハリウッド・ボウル、ブラヴォー・ヴェイル・コロラド、モーストリー・モーツァルト、ルール・フェスティバル、キッシンゲンの夏国際音楽祭、ロッテルダムのゲルギエフ・フェスティバルが含まれる。また、ロイヤル・アルバート・ホールでBBCスコットランド響と共演したBBCプロムスデビュー公演は、BBCプロムス2017の「エディターが選ぶトップ10」に掲載された。

13歳よりシドニーに拠点を移し、2006年まで滞在した。2009年、ウラディーミル・アシュケナージ指揮/シドニー響とプロコフィエフのピアノ協奏曲全曲を録音し、高い評価を受けた。最近では、ブラームスの「パガニーニの主題による変奏曲」とリストの作品を収録したリサイタルCDが広く評価されている。

シャトークア・インスティテュートのアーティスト・イン・レジデンスを務めており、芸術顧問としてピアノのプログラムを主導している。また多数のチャリティ活動を支援しており、その中にはオーストラリアの若手ピアニストを援助、奨励するテーマ&ヴァリエーション・ヤング・ピアニスト・トラスト、カンボジアの子供達のために寄宿制教育施設を建設したオポチュニティ・カンボジアが含まれる。スタインウェイ・アーティスト。

ムービーMovie

Alexander Gavrylyuk - Prokofiev Piano Concerto no 3
Alexander Gavrylyuk - (Sergei Rachmaninoff/Zoltán Kocsis)/ Vocalise Op. 34 Nr. 14
Alexander Gavrylyuk - (Mendelssohn/Liszt/Horowitz)/ Wedding March
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