2014/5/26

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異次元の演奏! 新たなプレトニョフ伝説の始まり!(5/23)浜離宮公演レポート

プレトニョフ

<9年ぶりに浜離宮朝日ホールに帰ってきた>

 5/23浜離宮朝日ホール。ついにピアニスト・プレトニョフが9年ぶりに日本で復活した。モーツァルトのピアノ・ソナタ第4番。始まりの哀愁を帯びたアダージョから「哀しみ」「喜び」「温かさ」などのさまざまな感情が素直に表れてきた。以前のプレトニョフの演奏は、その照れ屋の性分から、斜に構えていることが多く、音楽からの素直な感情が強く表れることが多くはなかった。多くの月日が流れたのだ。
 プレトニョフはそれぞれの作品を慈しむように丁寧に丁寧に演奏した。聴こえるぎりぎりのピアニッシモを多用し、音域は普通のピアニストのフォルテ程度まで。その中で無限の音色の変化と独自の解釈で驚くべき音のパレットを紡いだ。お気に入りのカワイ・ピアノに「どうだ、うるさ過ぎないだろ?」と得意満面。能役者のような必要最低限の動きで楽器を完璧にコントロールする。完全に脱力して、音からも動作からも全ての無駄が排除される。ただし、その音楽は限りなく大きく、広く拡がっていく。ミハイル・プレトニョフは古今東西のピアニストが誰も達したことが無い異次元のステージに到達したようだ。「こんな風に演奏できるのは私だけ。オンリーワン。私が死んだらもうこういう演奏は聴けなくなるだろう。」饒舌に話してはいるが、自らの音楽欲求にのみしたがって演奏活動を続けるマエストロのこと、いつ次に日本でピアノ演奏が聴けるかはわからない。
 「ラフマニノフの2番協奏曲の魅力を再発見したんだ。若いやつらの演奏とは一味も二味も違うよ」不敵に笑うマエストロ。新たなピアニスト・プレトニョフ伝説が日本でも始まった。

プレトニョフ

<タッチとホールの音響を確認>

プレトニョフ

開場直前まで入念にチェック>

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ついに復活!ロシア・ピアニズムの巨匠
ミハイル・プレトニョフ リサイタル&コンチェルト

<<協奏曲の夕べ>>
2014年05月27日(火) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール
<<リサイタル>>
2014年05月29日(木) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール

プレトニョフ

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