2014/5/15

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Shigeru Kawaiとは、いったいどんなピアノなのでしょう。

 Shigeru Kawaiグランドピアノとの出会いが活動再開のきっかけとなったプレトニョフ氏。
 Shigeru Kawaiとは、いったいどんなピアノなのでしょう。

 Shigeru Kawaiグランドピアノシリーズ(以下Shigeru Kawai)は、㈱河合楽器製作所・二代目社長である、故・河合滋(かわいしげる)氏が、ピアノ作りの集大成として、カワイが持てる最高の素材、技術、感性を投入して完成させたプレスティージ・モデルのグランドピアノ。
 コンパクトなSK-2からセミコンサイズのSK-7までの5モデルと、コンクールやコンサート専用のフルコンサートモデルSK-EXで構成されています。

プレトニョフ

 1980年、グランドピアノの理想工場を目指し新設された近代的な生産施設としてカワイ竜洋工場が誕生。
 この工場は、美しいピアノの音色とともに美しい地球環境を守る工房を目指し、ピアノメーカーとして世界初のISO14001認証を取得しました。

プレトニョフ

 Shigeru Kawaiは、静岡県磐田市にある同工場内に併設された『Shigeru Kawaiピアノ研究所』にて、熟練技術者による手作り工程によって生産されています。
「ピアノは本来、一台一台丹念に作り込んでゆくもの。人の心に響く音は人の手でしかつくれない」という河合滋氏の信念。
 こうしたピアノづくりの原点を継承するため、素材選定、木工、塗装などの作業から最終の音づくりまで昔ながらの手づくり行っています。

プレトニョフ

 素材や部品も厳選されます。例えば、音の響きを決定づける響板には、フルコンサートピアノ同様の厳格な木材選別基準の材料を使用し、音響性能向上のため数年にも及ぶ長い歳月を費やして、天然乾燥を行います。
 その一方では、アクション機構に最先端新素材であるカーボンファイバー入りABS樹脂を採用することで、高剛性を確保した上での軽量化を実現し、軽快なタッチ、連打性や弱音コントロール性の向上、ダイナミックレンジの拡大など、種々の高性能化に成功。これにより豊かな表現力を求める演奏者の高度な要求にも的確に応えられることが可能となりました。
「伝統と革新の融合」こそがShigeru Kawaiの歩みといえるでしょう。

プレトニョフ

 このような工程を経て作られたShigeru Kawaiは、高度な技術と感性が求められ、卓越した技能を持つMPA(※)と呼ばれる特別な調律技術者の手により、音の美意識が与えられ、魂を吹き込まれます。

 一台のShigeru Kawai を同じ技術者が専任として、責任を持って見守り続けます。
 高品質をより永く保ち続けるために、いわば “かかりつけの名医” が必要であるとカワイは考えました。

プレトニョフ

 匠の技による至極の生産工程と手厚いサポート体制によって、誇りを持って世に送り出されるShigeru Kawai。
 プレトニョフ氏が選んだ特別なピアノの音色を、是非とも会場にてご体験ください。

(※)MPA:MPA=Master Piano Artisan 厳格な実技試験に合格した調律技術者。

■Shigeru Kawaiブランドサイト http://www.shigerukawai.jp/
■Shigeru Kawai製品情報  http://www.kawai.co.jp/piano/grand/sk/

文・写真提供:カワイ音楽振興会

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ついに復活!ロシア・ピアニズムの巨匠
ミハイル・プレトニョフ リサイタル&コンチェルト

<<協奏曲の夕べ>>
2014年05月27日(火) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール
<<リサイタル>>
2014年05月29日(木) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール

プレトニョフ

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