2025/11/13

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北村陽「服部真二 音楽賞 Rising Star」​​​​​​​を受賞!

北村陽

この度、チェリスト北村陽(きたむら・よう)が「服部真二 音楽賞 Rising Star」を受賞いたしました。「服部真二 音楽賞 Rising Star」は音楽の分野において、世界をめざし、挑戦し続ける若い音楽家にさらなる活躍のための環境づくりを行うことを目的とされています。

北村陽は、13歳で若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクールに満場一致で優勝、その後、2022年ハチャトゥリャン国際コンクール第2位、2023年ヨハネス・ブラームス国際コンクール、日本音楽コンクール、2024年ジョルジュ・エネスク国際コンクール、パブロ・カザルス国際賞で第1位と次々に快挙を成し遂げています。2025年は第26回ホテルオークラ音楽賞、第23回 齋藤秀雄メモリアル基金賞、第34回 出光音楽賞を受賞しました。現在、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースにて堤剛、ベルリン芸術大学にてイェンス=ペーター・マインツ各氏に師事。使用楽器は上野製薬株式会社より貸与された1668年製カッシーニ。

今回、国内外の数々のコンクールにおいて最高賞を受賞し、世界を舞台にさらなる飛躍に励んでいることが高く評価され、受賞の運びとなりました。

<北村陽コメント>
この度は、服部真二音楽賞という栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。
私には「音楽で世界を平和に」という大きな夢があります。
しかし、現在ドイツのベルリンに留学し、様々な国の人々と交流する中で、それは簡単に口にできる言葉ではないと感じるようになりました。

今年の夏に参加したスイスの音楽祭のアカデミーのセミナーでは、「音楽で世界が平和にできるか」という議論がありました。そこで、祖国が戦時下にある参加者からは、厳しい現実も聞きました。

それでも私は、国境を超えて心を繋げることができる音楽を続けることは、わずかでも何かを動かすことができると信じています。
私が敬愛するチェリストのパブロ・カザルスは、国連で「空を飛ぶ鳥たちは歌っているのです “ピース、ピース、ピース” と」と話し、祖国カタルーニャ民謡の「鳥の歌」を演奏しました。
私も、カザルスの精神に少しでも近づけるよう、これからも日々精進してまいります。
 
北村陽


◆北村 陽のアーティストページはこちらから
https://www.japanarts.co.jp/artist/yokitamura/

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