2023/11/17

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【団員へインタビュー!】2024年1月来日・プラハ交響楽団

チェコの名門、プラハ交響楽団で活躍する、本田淳子さん(打楽器)と高橋紘子さん(ヴァイオリン/アシスタントコンサートマスター)にお話しを伺いました。

―どのような経緯でプラハ響に入団したのですか?
本田さん:日本で勉強したあと、チェコ音楽が好きだったので、プラハ芸術アカデミーで学びました。そのあと2007年にプラハ響に入団しました。
高橋さん:私はウィーンのサマー・アカデミーで学んだ先生に勧められ、プラハ芸術アカデミーに入学しました。プラハ国民劇場の楽団に所属したあと、2015年にプラハ響へアシスタントコンサートマスターとして入団しました。

―お二人から見た、プラハ響の特徴を教えてください。
本田さん:特徴としては、ホルンやトランペットのレベルがたいへん高いと思います。よくチェコのホルン奏者はうまいといわれますが、プラハ響もそうで、特にホルンは抜群にうまい!

―オーケストラやチェコ人にとって、ドヴォルザークやスメタナはどのような存在なのでしょうか?
本田さん・高橋さん:彼らの演奏するドヴォルザーク、スメタナには、楽譜に載っていない伝統があります。チェコで勉強した音楽家に染みついている、チェコならでは“節”のようなもので、私たちにとっても、演奏していると、チェコの風景、自然、その匂いが浮かんでくるようです。
チェコの国民性は少し日本と似ていて、控えめで堅実、内に誇りを秘めているようです。そんなチェコ人も、ドヴォルザークやスメタナが演奏されると、聴衆・奏者双方で「チェコを共有しよう」というような熱い空気が感じられます。
私たちのスメタナ、私たちのドヴォルザーク、という誇りですね。

―チェコで音楽を仕事にするお二人から、海外のオーケストラで仕事をしたい学生に向けてアドバイスをするとしたら?
本田さん:一生懸命練習することは言うまでもありませんが、まず、語学の勉強はとても大切。伝統ある場所でチームに入るのだという気持ちを忘れず、歴史を尊重し、積極的に溶け込む努力が大事だと思います。

―日本公演について、お客様に向けてメッセージをお願いします!
本田さん:すごく楽しみにしています!ツアー中は100円ショップや、ユニクロ、ラーメン屋さん、お寿司屋さん等々で、はしゃぐチェコ人を見かけるかもしれませんが(笑)、温かく見守ってください。みんな、今からとてもワクワクしています。
高橋さん:プラハ響ならではの、“チェコ節”を楽しんでください!私も今からワクワクが止まりません。

ありがとうございました!音楽の都プラハのオーケストラで大活躍されるお二人に、お話を聞かせていただきました。


<公演情報>
2024年新春、楽都プラハの名門オーケストラ&多彩な出演者が咲かせる大輪の華
プラハ交響楽団
2024年
1月5日(金) 札幌コンサートホールKitara 大ホール □☆
1月7日(日) ハーモニーホールふくい □☆
1月8日(月・祝) 兵庫県立芸術文化センター □◎
1月9日(火) 東京芸術劇場 コンサートホール □☆
1月11日(木) サントリーホール ■
1月12日(金) ミューザ川崎 シンフォニーホール □◎☆
1月13日(土) いわきアリオス アルパインホール ■
1月14日(日) サントリーホール □◎

□トマーシュ・ブラウネル(指揮) ■小林研一郎(指揮)
☆牛田智大(ピアノ) ◎岡本侑也(チェロ)
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2056/

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