「Japan Arts Baby ～0歳児とおでかけ応援プロジェクト Vol.9 福川伸陽」公演レポート

2023年1月24日(火)の「Japan Arts Baby ～0歳児とおでかけ応援プロジェクト Vol.9」にはホルンの福川伸陽が登場！
“この冬一番の寒さ”とのニュースに天候が心配されましたが、穏やかな晴れ間が差し込んだこの日、会場にはたくさんの赤ちゃんが集まりました。

座席数を上回るたくさんのお問い合わせを頂いた今回、満席の赤ちゃんとご家族がご来場となった会場はとてもにぎやかです。近くの席に座ったママさん達がお話をしたり、一緒に写真を撮ったり。ディスタンスは取りながらも、少しずつコロナ禍以前のような交流が戻ってきたような、嬉しい場面が見られました。

福川がこの日のコンサートのために選んだのは、モーツァルト：ホルン協奏曲第1番。
ホルンのための作品を数多く残したモーツァルトの、ホルンへの愛情がたっぷりつまった名曲です。あたたかく柔らかな音色が、ホワイエいっぱいに広がります。

そして ホルスト：組曲《惑星》より「木星」。「私は小さい頃、宇宙飛行士になりたかったんですね。今もその夢は捨てきれていないのですけど…自分の寿命が100歳まであったら、ひょっとしたら宇宙に行けるのかな、と思ったり。ここにいる赤ちゃんが将来宇宙飛行士になるかもしれませんね。」と福川。
ピアノの井口真由子と共に、ビッグバンのような力強いエネルギーと朗々と歌われる旋律に、そこには壮大な宇宙空間が広がりました。

最後に、アンコールに シューベルト：アヴェ・マリア が演奏されました。聖母マリアの慈しみの心を思わせるメロディは、子育てに奮闘する皆さんの背中を優しく包み込んでくれるような…会場は笑顔とあたたかな拍手で満たされました。

お土産に、花王株式会社様よりご提供頂いた「メリーズ First Premium」をお持ち帰り頂きました。

ご来場の皆様から、「演奏が始まると声を出して楽しんでいました。」「ときおり足をバタバタさせながら、楽しそうに聴いていました。」と赤ちゃんの様子をお知らせ頂いたり、また「赤ちゃんを連れて外出できる場所が少なく困っていましたが、0歳児連れの方ばかりなので母子共にリラックスして鑑賞できました。」「子供を産んでから自身の音楽活動はお休みしているのですが、やっぱり音楽はいいなぁと実感しました。」と感想をお寄せ頂いています。
赤ちゃんにもご家族の皆様も、皆さんがスマイルになる時間をお過ごし頂けますように。次回のご来場もお待ちしております！

【次回の公演】
＞Japan Arts BABY　0歳児とおでかけ応援プロジェクト Vol.10　米元響子