「Japan Arts Baby ～0歳児とおでかけ応援プロジェクト Vol.5 伊藤悠貴」2022年8月25日(木) 公演レポート

<伊藤悠貴(チェロ)>

2022年8月25日(木)、残暑のあいまに爽やかな風が吹く昼下がりに「Japan Arts BABY ～0歳児とおでかけ応援プロジェクトVol.5 伊藤悠貴」が開催されました。
会場は、東京オペラシティコンサートホールのホワイエ。

広々とした空間に、ディスタンスをたっぷりとった座席。ベビーカーをお席のすぐそばに置いておくことができます。

チェロの伊藤悠貴がお贈りするのはバッハの名曲、無伴奏チェロ組曲第1番。
プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット、ジーグの6曲からなる組曲を、それぞれが持つ特徴やリズムにまつわるお話を交えながら演奏します。
0歳でこの名曲を耳にする赤ちゃんには、どんな風に聴こえたのでしょうか。

トークのなかでは、自身がチェロを弾くきっかけとなったエピソードも。
「チェロを始めたのは6才です。実はその前に半年ほどヴァイオリンをやっていたのですが、あまり好きではなかったです。立って弾くのが嫌で、座って弾きたいと(笑)。小さいときは、あれが嫌、これがいい、ということがあると思うのですが、どこまで聞いてあげるかは難しいところですよね。僕の場合は、両親がそれを聞き入れてくれたことにより、今の僕があります。わがままが幸いすることもあるんですね。」

後半は、カサド：無伴奏チェロ組曲より 第3楽章をお贈りしました。
じっくりと聴き入るパパ、ママ、ご家族。
赤ちゃんは音に反応して、立って体を動かしたり、声を出したり。自由に。

人の声に一番近いと言われるチェロ。伊藤悠貴 の深くあたたかな音色に包まれた、心地よい空間となりました。
アンコールに、バッハ：無伴奏チェロ組曲第3曲より クーラント。疾走感のある伸びやかな演奏とともに幕を閉じました。

花王様よりご提供頂きました「メリーズ – First Premum」「メリーズ – はじめての肌ケアセット」を、ご来場のおみやげにお渡しいたしました。

◆伊藤悠貴のプロフィールは下記をご参照ください。
⇒ https://www.japanarts.co.jp/artist/yukiito/