2021/11/25

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キーシン50周年記念プロジェクトを終えて

『神童』と呼ばれてセンセーショナルな日本デビューを果たしてから35年、以来、世界中のファンを魅了してやまないエフゲニー・キーシン。 今回、50歳の記念、そしてこの夏に逝去された恩師アンナ・パヴロヴナ・カントールさんへのオマージュとなった日本ツアーは、川崎、所沢、大阪、東京、名古屋でのリサイタルで深淵なる音世界を届け、11月18日の「作曲家キーシン~その肖像」で厳かに締めくくられました。

エフゲニー・キーシン
エフゲニー・キーシン

世界初となった、キーシンの作品だけを集めた演奏会。10人の日本人演奏家がキーシンの世界観を存分に表現します。イディッシュ語の発音や言葉の意味、演奏方法などキーシン自らが指導をしてリハーサルを重ねて迎えたコンサート当日のプログラムは、いずれも本人が約30年間かけて完成させたものだそう。

4つの小品(ピアノ:松田華音)
チェロとピアノのためのソナタ(チェロ:佐藤晴真、ピアノ:阪田知樹)
弦楽四重奏(第1ヴァイオリン:成田達輝、第2ヴァイオリン:小林美樹、ヴィオラ:川本嘉子、チェロ:笹沼樹)、
「タナトプシス(死の概念)」(女声とピアノのための)(メゾ・ソプラノ:林美智子、ピアノ:阪田知樹)世界初演
イディッシュ・ミュージカルより「古い蓄音機から飛び出した小鳥のアレフ」(ソプラノ:森谷真理、メゾ・ソプラノ:林美智子、バリトン:黒田祐貴、ピアノ:松田華音)

初めて出逢う作品に集中して聴き入るお客様からはアーティスト達に熱い拍手が贈られ、終演後には、出演者みなからの寄せ書きを、松田華音が代表してキーシンに渡しました。

エフゲニー・キーシン
エフゲニー・キーシン
エフゲニー・キーシン

『私が元気でピアノを弾きつづける限り、今後も日本を訪れるつもりです。 この国が大好きですから!』
穏やかな表情で夫人と微笑み、日本での写真を自身のインスタグラムにもアップしているキーシン。
ピアニスト、作曲家、さらに執筆活動にも力を入れたい、でも時間が無くて…と話します。いつのときも、夢を持ち続けることの大切さに気づかせてくれたキーシン50周年プロジェクトでした。

エフゲニー・キーシン


◆エフゲニー・キーシン 特設サイト
ジャパン・アーツによるエフゲニー・キーシン(Evgeny Kissin)50周年公式サイト。エフゲニー・キーシンの来日情報、最新ニュース、過去のコンサート記録、オンライン花束受付情報、写真などを掲載しています。
エフゲニー・キーシン

◆エフゲニー・キーシンのプロフィールは下記をご参照ください。
https://www.japanarts.co.jp/artist/evgenykissin/

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