2020/12/7

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半田美和子がタイトルロールを務めたオペラ『松風』が第18回佐川吉男音楽賞奨励賞を受賞!

半田美和子

半田美和子がタイトルロールを務め、今年2月に広島で上演された細川俊夫作品オペラ『松風』(主催:ひろしまオペラ・音楽推進委員会)が、第18回佐川吉男音楽賞 奨励賞を受賞しました。

この賞は、故・佐川吉男氏が音楽評論家として長年活動され、特にオペラ活動の評論活動を通しその振興発展に尽力してこられた業績を関係者の心に留めるとともに、生前、氏が特に専門とされていたオペラやチェコ、スロバキア関係の音楽活動の振興を主な目的として平成15年に創設されたもので、前年4月1日から翌年3月31日の間に行われた公演を選考対象とし「中小オペラ団体が主催する公演で、特に優れた成果をあげたもの、その他、選考委員が賞に値すると認めたもの」に対して贈られるものです。

【受賞理由】
ひろしまオペラ・音楽推進委員会は、地域に根差した「ひろしまオペラルネッサンス」事業を1992年から継続し、人材育成やオペラの普及に実績を重ねてきた。加えて2011年からは細川俊夫音楽監督のもと、現代音楽企画「HIROSHIMAHAPPY NEW EAR(広島の新しい耳)」のオペラシリーズを中ホール(能舞台)で実施。第4回に《松風》が上演された。 《松風》はダンスオペラとして2011年ベルギーで初演された作品だが、岩田達宗演出ではダンスを入れず、原作の能の世界に拠りつつも歌でドラマが進むというオペラの基本的な形に立ち返り、音楽の表現力を大きく引き出すことに成功。松風(半田美和子)、村雨(藤井美雪)の主役2人は、動きのある所作を流麗にこなしつつ、壮絶なまでの歌唱表現で、単なる「恋の情念」を超えた人間存在の深い苦悩とそこからの解放を歌い、感動を呼んだ。川瀬賢太郎指揮のもと管弦楽(広島交響楽団)と合唱団(ひろしまオペラルネッサンス合唱団)も時に繊細、時に高揚感に富む音楽を情感豊かに好演。日本の伝統が現代オペラにつながる優れた道筋が一つ示された。

<半田美和子 今後の演奏会情報>
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 定期演奏会第375回
2022.03.05(土)14.00
会場:神奈川県民ホール

指揮: 川瀬賢太郎/神奈川フィルハーモニー管弦楽団
Sop: 半田美和子、原田幸子、森麻季
Alt: 清水華澄、福原寿美枝
Ten: 福井敬 Bar: 小森輝彦、妻屋秀和
合唱: 神奈川フィル合唱団 ほか

曲目: マーラー/交響曲第8番変ホ長調「千人の交響曲」

お問い合わせ先:神奈川フィル・チケットサービス 045-226-5107
https://www.kanaphil.or.jp/concert/1694/

今後も半田美和子の活動にご注目ください!

半田美和子のアーティストページはこちらから
https://www.japanarts.co.jp/artist/miwakohanda/

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