2016/5/26

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ニーナ・アナニアシヴィリに聞く【3】

アナニアシヴィリのインタビュー【1】はこちら
アナニアシヴィリのインタビュー【2】はこちら

今年7月【オールスター・バレエ・ガラ】公演のために来日するニーナ・アナニアシヴィリ。
前回の『瀕死の白鳥』についてのお話は、何回も見ている作品でも、やはりもう一度観てみたいという気持ちになりました。

Q:もう1つ、 日本初披露になるソロ作品『Lekuri レクリ』についてもお話いただけますか?

ニーナ・アナニアシヴィリ(NA):祖国ジョージア(旧:グルジア)の大先輩チャブキアーニが振り付けた作品です。日本で初披露になります。もともとは民族舞踊で、男の人が踊る踊りなんですよ!でも1930年代のころ、チャブキアーニがアメリカ公演のために、タチアナ・ヴェチェスロワ(Tatyana Vecheslova)に振り付けたものです。彼女は当時ウラノワに匹敵するほどの実力を認められていたダンサーで、チャブキアーニと一緒に世界各地で踊っていたバレリーナです。私も彼女から「せっかくジョージアの良い作品があるのだから、あなたが踊らなくちゃ!」と勧められたのがきっかけです。なかなか時間なくて踊ることが出来なかったのですが「チャブキアーニの生誕100周年」の記念ガラで、初めてこの作品を踊りました。もともと男性が踊る作品なので、普通のバレエ・シューズで踊るものなのですが、タチアナにポワント(トウシューズ)で踊る踊り方を教えてもらったんですよ。私の本当のルーツを観ていただける作品ですね。

Q:作品の 魅力はどこにあるのでしょうか?
NA:民族舞踊をもとにしていますので、衣装も民族衣装です。着て踊っているうちに、何だか盛り上がってくる作品です。血がさわぐとでも言うのかしら。ステージで見たことがない私だと思います。そして、ポワントのブーツを履いています。これも珍しいのではないかしら?

Q:今回『ジゼル』『白鳥の湖』それぞれのパ・ド・ドゥを一緒に踊るマルセロ・ゴメスさんについてもお話を伺えますでしょうか?

NA:ABTで踊り始めたころからマルセロのことを知っています。最初に踊ったのはどの演目だったかも覚えていないのですが、『ジゼル』『海賊』などいろいろな作品を踊ってきています。とても稽古熱心で、そういう稽古の積み重ねもあってここまでのスターになってきたのでしょう。一緒に稽古を積み重ねていけるパートナーですね。
だから、マルセロと踊ったバレリーナはまた彼と共演したがるでしょ。パートナリングがとても上手だし、人間的にも素晴らしい人で、魅力的。とても細やかな気配りをする人です。ダンサーの中には、自分のことしか考えない人も多いのだけれど、一番大切なことは、自分のテクニックを見せるだけじゃなくてパートナーを引き立てる、そういうダンサーが良いダンサーなのではないかしら。パ・ド・ドゥとはソロじゃないのだから!
それぞれが素晴らしいテクニックを持っていて、その上で、それが2人の作品として光り輝くようなものを出すのが、素晴らしいパートナーでありダンサーだと思います。ファジェーチェフ、リエパ、フリオ(・ボッカ)、セリョージャ(・フィーリン)、アンドレイ(・ウヴァーロフ)とか・・・。本当に良いパートナーに出会ってきました。

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オールスター・ガラ

≪プログラムA≫
2016年07月23日(土) 14時開演 東京文化会館
2016年07月26日(火) 18時30分開演 東京文化会館

≪プログラムB≫
2016年07月24日(日) 14時開演 東京文化会館
2016年07月27日(水) 18時30分開演 東京文化会館

公演詳細はこちらから

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