2012/11/26

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オルガン・ソロ曲について [ドレスデン聖十字架合唱団]

 本公演のプログラムには2曲のオルガン・ソロ曲も含まれております。皆様にドイツとフランスのロマン派のアドベント(待降節)・クリスマス作品をご紹介できることを嬉しく思います。
 聖十字架教会のクロイツオルガニストの仕事についていた私の先任者でもあるグスタフ・メルケルは当時、最も多く演奏されていたオルガン曲の作曲家でした。彼のクリスマス・パストラールはとりわけ、最初の瞑想的な部分でベツレヘムの野原にいる羊飼いのクリスマス音楽を明示し、中間部分の大きなクレッシェンドではクリスマスの喜びが具体的に示され、最後は静かなフルートストップによる聖夜の「天使の羽ばたき」で曲が終わります。
 ゲオルグ・フリードリッヒ・ヘンデルのオラトリオ「メサイア」の合唱「門よ、こうべをあげよ」のアレキサンドレ・ギルマントによる行進曲は、非常に大きなクレッシェンドでアドベント(待降節)の時期、救世主が近づいてくることを明示しています。ヘンデルの、元来は抑制されたテーマをギルマンはフーガの後、輝かしい最終効果へと持っていきます。

聖十字架教会 クロイツオルガニスト
ホルガー・ゲーリング


800年の歴史を誇る名門聖歌隊と荘厳なパイプオルガンによる聖夜の調べ
ドレスデン聖十字架教会合唱団 クリスマス・コンサート
12月07日(金) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール
⇒ 公演の詳細はこちらから

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