2015/10/21

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ピエタリ・インキネンのインタビュー [プラハ交響楽団]

2016年1月にプラハ交響楽団とともに来日するマエストロ ピエタリ・インキネンのインタビューです。

プラハ交響楽団について
Q, プラハ交響楽団(プラハ響)と7年間の共演を経て首席指揮者として指揮台にたち、今特にどの様な気持ちでいらっしゃいますか?またマエストロから見て、プラハ響の音楽の魅力、またオーケストラとしてどのような魅力があると思われますか?

「プラハ響の首席指揮者となり、とても嬉しくわくわくしています。楽員達は非常に豊かな音楽的伝統を受け継いでおり、我々は皆その伝統を誇りにしています。本拠地プラハのスメタナ・ホールはもちろん、多くの海外ツアーで、プラハ響の独特の演奏スタイルを世界中で披露できることを楽しみにしています」

日本公演曲目について
Q, 今回、俊英・成田達輝をソリストに迎えます。成田さんとのメンデルスゾーン、どの様な音楽で日本の聴衆に届けたいですか?

「私にとって成田氏とは初共演となります。新しいエキサイティングなソリストとの出会いは、常に興味深い瞬間です。私は柔軟な伴奏者であり、ソリストを出来る限り支えようとします。メンデルスゾーンの協奏曲は、言うまでもなく最も演奏頻度が高く親しまれているヴァイオリン協奏曲のひとつであり、いつでも演奏するのも聴くのも喜びです」

Q, ベートーヴェンの交響曲第7番は日本でも人気の高い曲ですが、マエストロとプラハ響によるベートーヴェンは、どのようなところに注目して聴いてもらいたいですか?

「プラハ響の情熱的な音楽作りは、きっと日本の聴衆に耳でも目でもよくおわかりいただけると思います。私がプラハ響と7番を演奏するのは今回が初めてですので、演奏頻度の高い名曲ではありますが、新鮮さを感じ取っていただければと思います」

Q, ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」は、作曲者のドヴォルザークの出身地でもあるチェコのオーケストラとして、プラハ響にとっても特別な曲の一つではないかと拝察しますが、こちらの曲についても、聴き所を教えていただけますでしょうか。

「プラハ響のような一流オーケストラが、その楽団の代表曲を生で演奏するのを聴くのですから、第一音から最終音まで聴き所といえるでしょう」

日本について
Q, 2016年9月には日本フィルハーモニー交響楽団の首席指揮者にも就任されますが、日本や日本の聴衆に対するイメージを教えてください。

「日本に来ることは私にとっていつも非常に嬉しいことです。何年も前に初めて日本に来たときから、日本の驚くべき文化、すばらしい人々、最高の食事等々は、私を魅了してきました。日フィルとはすでに実りある年月を長く共にしており、ますます聴衆との緊密なつながりを感じています。日フィルの首席指揮者として、そしてまた他のオーケストラとの来日公演を通して、これからもこのつながりがますます強固なものとなることを確信しています」

メッセージ
東京他、今回の日本公演では全国でツアーを回っていただきますが、最後に日本の聴衆へメッセージをお願いします。

「今回は、私の新しいオーケストラであるプラハ交響楽団との初めての日本公演です。私達全員にとって特別なこのイベントに皆さんが立ち会い、プラハ響の情熱的な生演奏を聴いていただけることを願っています」

ピエタリ・インキネンからのメッセージ動画

「こんにちは。私はプラハ交響楽団の首席指揮者のピエタリ・インキネンです。
私たちは2016年1月に来日します。コンサートで皆様にお会いできるのを楽しみにしております。」


ピエタリ・インキネン指揮 プラハ交響楽団 ニューイヤー・コンサート
2016年01月18日(月) 19時開演 サントリーホール
⇒公演詳細はこちら

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