四手連弾の宇宙Ⅱ ドイツ・ロマン派の春
寺田悦子&渡邉規久雄 デュオ・ピアノ・コンサート
- ピアノ
- 日時
- 2021年6月26日(土) 14:00
- 開場 / 終演予定
- 13:15 / 16:00
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チケット詳細Ticket Information
チケット発売情報
- ① 4月3日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 WEB
- ② 4月4日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 TEL
- ③ 4月8日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 WEB
- ④ 4月10日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
- ⑤ 4月10日(土) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
- WEB … インターネットで購入可
- TEL … ジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
チケット残席状況
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チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
- メンデルスゾーン:変奏曲 変ロ長調 Op. 83a U159
- シューマン:東洋の絵 「6つの即興曲」 Op. 66
- メンデルスゾーン:アンダンテと華麗なるアレグロ イ長調 Op. 92
- 作曲者による連弾版
シューマン : 交響曲第1番 《春》変ロ長調 Op. 38
- ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番
公演によせてMessage
「春」、愛と希望に輝く連弾の宇宙
昨年11月の《四手連弾の宇宙Ⅰ》でベートーヴェンの「大フーガ」を取り巻く壮大な宇宙を紹介してくれた寺田・渡邉デュオが、今度はシューマンの「春」で我々を愛と希望の宇宙に誘ってくれる。
「春」は、もちろんシューマンが三十歳の時に書いた《交響曲第1番》のこと。それまでの5年間、愛し合う十歳下のクララとの仲を彼女の父ヴィークに引き裂かれていたシューマンが、長い裁判に勝ってようやく結婚出来た直後に書いた交響曲である。その歓びが創作力の爆発となり、僅か2ヶ月で完成させた。
「私たちはシューマンの音楽が大好きで、ピアノ独奏曲や室内楽曲のほとんどを弾いてきました。4曲の交響曲も度々聴いていて、その音楽に迸る情熱、心躍るリズム、自由な感情表現をかけがえのないものと思っています」と二人は語る。「昨年運良くシューマン自身の手になる交響曲連弾版の楽譜を手に入れたので、全4曲を二人で弾いてみた結果、今回のコンサートのメインは「春」!と決めました。この曲は名ピアニストの新妻クララと一緒に編曲していることもあって、オーケストラの音が実に巧みにピアノに置き換えられ、普段なかなか聴き取れない内声も見事に浮かび上ってきます。もう1曲の「東洋の絵」は“ロマン派の連弾曲の最高峰”と言われる傑作で、ずっと弾きたいと思っていた作品です」。
シューマンと組み合わせた作曲家は、人間的にも音楽的にも共感し合っていた友人、メンデルスゾーン。彼の稀少な連弾曲から2曲を選んでいるが、こちらはプリモとセコンドが高度なテクニックと音楽性を競い合う華やかな作品だ。シューマン、クララ、メンデルスゾーンが天賦の才を発揮しながら活躍していた“19世紀ライプツィヒの音楽界”を彷彿とさせる舞台になりそうだ。
コロナ禍の自粛期間をプラスに捉えてレパートリーの拡充と研鑽に励む寺田・渡邉デュオは、我々に明るい明日を示唆してくれるだろう。
ひのまどか (音楽作家)
《四手連弾の宇宙》シリーズでは、今後もモーツァルト、シューベルト、ブラームス他の連弾作品を演奏していく予定です。どうぞご期待ください。
プロフィールProfile
寺田悦子 Etsuko Terada (ピアノ, Piano)
独自の企画性に富んだソロ・リサイタルや渡邉規久雄とのデュオ・コンサートを通して、透明感のある音色と豊かな情感で聴衆を魅了する寺田悦子は16歳でウィーンに留学。2019年にデビュー50周年を迎え、3回の記念コンサート・シリーズを展開してきたことは記憶に新しいところです。 ルービンシュタイン自身が審査した1977年第2回ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクール第3位金賞、1978年第6回リーズ国際ピアノ・コンクール入賞、日本ショパン協会賞、飛騨古川音楽賞などを受賞。東京・名古屋・大阪をはじめとする国内各地でのリサイタルやN響をはじめとする日本の主要オーケストラとの協演はもちろん、「プラハの春」などの国際音楽祭出演、イスラエル・フィル、ヘルシンキ・フィル、ドレスデン・フィル、北BBC響等数多くの海外オーケストラとの共演、英国、ドイツ、フィンランド、ロシア、ラトヴィア、アメリカ、メキシコ、パナマ、ペルーでのソロ・リサイタル、ニューヨークのカーネギーホールでの演奏等、国際的な活躍を展開してきました。 日本音楽コンクール、東京音楽コンクール、全日本学生音楽コンクール全国大会等数多くのコンクール審査員を務め、またドイツやオーストリアで演奏とマスタークラスを行うなど、後進の指導にも積極的にあたっています。 CDにショパン作品集「ノアンⅠ」「ノアンⅡ」、渡邉規久雄とのデュオ・ピアノ「春の祭典&ラフマニノフ」(レコード芸術特選盤)など。
渡邉規久雄 Kikuo Watanabe (ピアノ, Piano)
北欧、特にフィンランド音楽に造詣が深く、中でもシベリウスを生涯のライフワークとして演奏活動の中心に据えている渡邉規久雄。2003年,2007年,2010年,2015年,そして2019年と5回にわたって歩んできたシベリウスのピアノ音楽全曲シリーズがすべてCD化され、シベリウス生誕150年記念の年であった2015年にはNHK-BSプレミアムのクラシック倶楽部『シベリウスの室内楽の世界』に出演、東京と大阪で行ったオール・シベリウス・プログラムによるリサイタルの東京公演はNHK-FMで放送されるなど、シベリウス・ピアノ音楽の第一人者として活躍してきた長年の功績は、2015年12月にフィンランド・シベリウス協会から歴史と伝統ある《シベリウスメダル》が授与されるという栄誉に結実しました。1974年インディアナ大学を成績優秀賞で卒業、1976年に同大学院を修了。1976年7月のデビュー・リサイタル以降、ショパンのポロネーズ全曲、シューベルトの最後の3曲のソナタ、シベリウス・プログラムなどによるリサイタル、ラトヴィアの首都リガやヘルシンキ、東京、大阪、名古屋等での寺田悦子とのデュオ・リサイタル、国内はもとよりサンクトペテルブルグ、モスクワ、ハバロフスクなどでのオーケストラとの共演など、国内外で精力的に演奏活動を行っています。CDに「シベリウスのヴァイオリン作品集Ⅰ・Ⅱ(ヴァイオリン:佐藤まどか)」など。武蔵野音楽大学ピアノ科特任教授。大阪ザ・フェニックスホール音楽アドヴァイザー。
主催・協賛
- 主催
- ジャパン・アーツ
- 後援
- 国際ピアノデュオ協会、公益財団法人 日本ピアノ教育連盟、日本ショパン協会、公益財団法人 日本フィルハーモニー交響楽団