チケット詳細Ticket Information

ツィクルス券発売
① 4月7日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員(先着) 
② 4月8日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員(先着) 
③ 4月13日(金) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員(先着) 
④ 4月14日(土) 10:00a.m.~発売 一般   

各公演発売
① 4月14日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員 
② 4月15日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員 
③ 4月19日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 4月21日(土) 10:00a.m.~発売 一般   

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曲目・演目Program

<シューマン:交響曲全曲演奏会[2夜連続]

2018年10月31日(水)19:00開演 サントリーホール

  • シューマン:交響曲第1番 変ロ長調「春」 Op. 38
  • シューマン:交響曲第2番 ハ長調 Op. 61

2018年11月1日(木)19:00開演 サントリーホール

  • シューマン:交響曲第3番 変ホ長調「ライン」 Op. 97
  • シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op. 120

公演によせてMessage

ドレスデン~シューマンの街、シューマンのオーケストラ

 いささか唐突だが、あなたの最も愛してやまない交響曲はなんだろう?筆者の場合は、シューマンの第2番ハ長調。これ以上に美しい音楽はない、とさえ言いたいほどである。見はるかす山々の向こうに夕日が静かに沈んでゆくかのような冒頭。もうここで一気に引き込まれるが、この夕日、ドとソからなる金管楽器の信号は、このあともさまざまな和音や旋律を伴って回帰する。ハ長調の中心、ドの音は、あちらの呼び名でいえばC。シューマンの妻、クララの頭文字もCだ。
 ところが、この第2番が、なかなか演奏されない。いや、そもそもシューマンの交響曲全体が、どうも疎んじられてはいまいか。いわく、響きが渋すぎるとか、チケットが売れないとか。そんななか、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団が全4曲を続けざまに聴かせてくれるという。あのドレスデンが、である。
 シューマンといえばライプツィヒでは?と思われた方。たしかに、ライプツィヒでの交響曲第1番《春》の初演でもって、シューマンは第一級の作曲家として認められた。新妻クララとの生活も、新しい段階に入った。けれどもその後、一家はドレスデンに移り住んでいるのである。これが1844年の暮れ。第2番は、その翌年から翌々年にかけて――精神の危機を乗り越えつつ――書かれた作品だ。
 シューマンにドレスデンのイメージがあまりないのは、この地の名門、宮廷歌劇場管弦楽団に、当時ワーグナーが指揮者として君臨していたからかもしれない。しかし、シューマンに音楽上の新たな知見を与えたのも、同じ宮廷歌劇場管弦楽団、すなわち現在のドレスデン国立歌劇場管弦楽団だったのである。首席奏者らが、新作の室内楽を演奏してくれたし、《ファウストからの情景》(部分)を初演した折には、シューマンみずから同団の指揮台に上がった。その後、1850年にデュッセルドルフに移ってから書いた交響曲第3番《ライン》には、こうした経験が活かされているはずだ。そして第4番にも。元はライプツィヒ時代の交響曲だが、このとき大幅に書きかえられた。今回もこちらの改訂版で聴く。
 同団の現首席指揮者、クリスティアン・ティーレマンが、楽団創立470周年にあたる今年、得意のワーグナーではなく、あえてシューマンを携えてくる。その意気やよし。彼はレコーディング初期の頃、シューマンに集中的に取り組んでいた。功成り名を遂げた今、どう聞かせてくれるか。その点も楽しみである。

舩木篤也(音楽評論)

プロフィールProfile

クリスティアン・ティーレマン Christian Thielemann(首席指揮者, Chefdirigent)

ベルリン生まれ。1978年、ベルリン・ドイツ・オペラのコレペティートアに採用され、この頃より指揮者としてのキャリアをスタートさせた。その後カラヤンとの交流も深まり、また、ベルリン・ドイツ・オペラでバレンボイムのアシスタントも務めた。
1982年よりゲルゼンキルヒェン歌劇場、カールスルーエ・バーデン州立劇場、ニーダーザクセン州立劇場にて経験を積み、1985年にデュッセルドルフ・ライン歌劇場の首席指揮者、1988年ニュルンベルク州立劇場の音楽総監督に就任。
1991年「ローエングリン」を指揮してベルリン・ドイツ・オペラにデビューし、1993年にはカルロス・クライバーの代役として「ばらの騎士」を指揮してメトロポリタン歌劇場にデビュー。
1995年にはドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、多くのCDやDVDをリリース。
1997年ベルリン・ドイツ・オペラ音楽総監督、2000年バイロイト音楽祭に「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を指揮してデビュー。2004年ミュンヘン・フィル音楽総監督を経て、2012年夏よりシュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者に就任。2013年ザルツブルク・イースター音楽祭の芸術監督に就任。ロンドンの王立音楽院の名誉会員、ワイマールのリスト音楽院及びベルギーのルーベン・カトリック大学より名誉博士号を授与されている。

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ドレスデン国立歌劇場管弦楽団 Staatskapelle Dresden

1548年にザクセン選帝侯の宮廷楽団として設立。470年の歴史を持つ、世界的に最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラの一つ。
17世紀のシュッツ、19世紀のウェーバー、ワーグナー、20世紀のR. シュトラウスに至るまで、重要な作曲家がこのオーケストラと関係を築いてきた。ワーグナーは宮廷楽長をつとめ、この楽団を“奇跡とも呼べるハープ”と称し、その在任中に「タンホイザー」を初演。また、R.シュトラウスの「サロメ」、「エレクトラ」、「ばらの騎士」、「アルプス交響曲」等を初演したオーケストラとしても音楽史に名を残している。
20世紀には、ベーム、コンヴィチュニー、ケンペ、カラヤン、クライバー、ブロムシュテット、シノーポリ、ハイティンク等錚々たる顔ぶれの指揮者がその指揮台に立った。
初来日は1973年。2007年ルイジがドレスデン国立歌劇場の音楽総監督に就任。その後2012年夏、ティーレマンが首席指揮者に就任し、今日に至っている。

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主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ
後援:ドイツ連邦共和国大使館

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