伝統と革新!新時代の名コンビ 古き良き「独逸の音」に新鮮な閃きを加える俊英
ミヒャエル・ザンデルリンク首席指揮者 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
- オーケストラ
- 日時
- 2017年7月2日(日) 15:00
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チケット詳細Ticket Information
① 2月11日(土・祝) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 2月12日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 2月16日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 2月18日(土) 10:00a.m.~発売 一般
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可
2017年7月2日(日) 15:00開演 ミューザ川崎シンフォニーホール
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2017年7月4日(火) 19:00開演 東京芸術劇場 コンサートホール
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※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
【その他プレイガイド】
ミューザ川崎シンフォニーホール 044-520-0200 (川崎公演のみ)
神奈川芸術協会 045-453-5080 (川崎公演のみ)
東京芸術劇場ボックスオフィス 0570-010-296 (東京公演のみ)
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード 川崎公演 320-410、東京公演 320-411]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード 川崎公演 34107、東京公演 34109〕
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650 (東京公演のみ)
【チケット購入にあたっての注意事項】こちらからご一読ください
チケット残席状況
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その他プレイガイド
- チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999
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- サントリーホールチケットセンター https://www.suntory.co.jp/suntoryhall/purchase/ 0570-55-0017
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- 東京オペラシティチケットセンター https://www.operacity.jp/concert/ticket/ 03-5353-9999
- 横浜みなとみらいホールチケットセンター http://minatomirai.pia.jp/ 045-682-2000
チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
2017年7月2日(日) 15:00開演 ミューザ川崎シンフォニーホール
「王道のドイツ・プログラム」
ウェーバー:歌劇「オイリアンテ」序曲
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」(ソリスト:小川典子)
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ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 作品68
2017年7月4日(火) 19:00開演 東京芸術劇場 コンサートホール
「ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ、怒涛の第五交響曲」
ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67「運命」
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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47
- 7月2日(日)ミューザ川崎 シンフォニーホール
- <ソリスト・アンコール (ピアノ:小川典子)>
ブラームス:6つの小品Op.118より第2番 間奏曲 イ長調 - <オーケストラ・アンコール>
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番 - 7月4日(火) 東京芸術劇場 コンサートホール
- エルガー:エニグマ変奏曲より「ニムロッド」
公演によせてMessage
老舗の名門に
新風を吹き込むサラブレット
21世紀の名コンビ
ドレスデン国立歌劇場と並びこのドイツの古都の音楽シーンを牽引するドレスデン・フィルは1871年創立の老舗で、シェフにはマズア、ヤノフスキ、デ・ブルゴスらが名を連ねてきた。この楽団を2011年以来率いているのがミヒャエル・ザンデルリンクだ。旧東独の名匠クルト・ザンデルリンクの息子で、二人の兄(トーマス、シュテファン)も指揮者という文字通り音楽一家のサラブレッドである。
ミヒャエルは最初チェリストとしてキャリアを積み、2000年以降指揮に軸足を移してきた。ドレスデン・フィルともチェリスト時代から共演関係があり、経験の厚みが実りを迎えつつあることは2013年、15年と続いた来日からもうかがえた。モダン・オケのヒストリカル・アプローチは21世紀に入り徐々に広がってきたが、ミヒャエルはこうしたトレンドにも敏感だ。とりわけ弦に対する深い理解に裏打ちされた柔軟で実践的な姿勢が、新風を吹き込んでいる。
彼らの持ち味は、今回のプログラムでも十分に発揮されよう。7月2日はワーグナーの前任者としてドレスデン宮廷歌劇場を率いたウェーバーの「オイリアンテ」序曲で幕を開ける。ベートーヴェン「皇帝」で独奏を務める小川典子はロンドンを拠点に世界的に活躍し、会場のミューザ川崎のアドヴァイザーでもある。ブラームスの「交響曲第1番」は同コンビの初来日でも演奏された。再演を通じ深化のほどが明らかになろう。
7月4日はベートーヴェンとショスタコーヴィチの5番を並べた。現在彼らは二人の偉大なる新旧シンフォニストの足跡をたどるプロジェクトを進めており、すでに6番をカップリングしたディスクがリリースされている。5番はそれぞれの作曲家の創作の中核をなすだけに、シリーズでも重要な位置を占めるものとなろう。
ドレスデン・フィルの本拠地クルトゥーアパラストは聖母教会やツヴィンガー宮などの立ち並ぶ旧市街地の文化施設だが、この4月に客席が舞台を立体的に包み込む最新式ホールに生まれ変わる。こけら落とし直後の来日は祝祭気分の冷めやらぬ絶好のタイミングで、充実した演奏が期待できそうだ。
江藤光紀(音楽評論家、筑波大学准教授)
全国公演日程National performance
- 日時
- 2017/6/29(木)
- 会場
- 昭和女子大学人見記念講堂<非公開>
- お問い合わせ先
- 日時
- 2017/7/2(日)
- 会場
- ミューザ川崎シンフォニーホール
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
- 日時
- 2017/7/4(火)
- 会場
- 東京芸術劇場 コンサートホール
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
プロフィールProfile
ミヒャエル・ザンデルリンク Michael Sanderling (首席指揮者, Principal Conductor)
ミヒャエル・ザンデルリンクは2011年よりドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めている。契約が更新されたため、この極めて高度な成功例である指揮者とオーケストラの協力関係は、少なくとも2019年まで続く。
ザンデルリンクは世界中の音楽の中心地でも引く手あまたの客員指揮者であり、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、読売日本交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、バンベルク交響楽団、ウィーン交響楽団、トロント交響楽団、NHK交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団等の著名オーケストラに加え、ドイツの複数の主要な放送管弦楽団も指揮している。
ベルリン生まれのザンデルリンクは、オーケストラの演奏者から一流指揮者の仲間入りを果たした数少ないひとりである。1987年、20歳でクルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のチェロ・ソリストとなり、1994年から2006年までベルリン放送交響楽団で同職を務めた。ソリストとしてもボストン交響楽団、ロサンゼルス・フィル、パリ管弦楽団ほか多数のオーケストラにト出演している。
初めて指揮台に立ったのは、2000年、ベルリン室内管弦楽団のリハーサルだったが、伝説的な存在であるクルト・ザンデルリンクの息子として、幼い頃から指揮者の仕事を良く知っていたミヒャエルは、次第に指揮の仕事を引き受けるようになり、2006年にポツダム・カンマーアカデミーの芸術監督兼首席指揮者に就任する。オペラ指揮者として、ポツダムでのフィリップ・グラスの「アッシャー家の崩壊」と、ケルン歌劇場の新演出によるプロコフィエフの「戦争と平和」で成功を収めた。チェリスト及び指揮者として、これまでにドヴォルザーク、シューマン、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、チャイコフスキー等の主要な曲を収録したCDがある。しかし、チェリストとして最後に演奏したのはかなり前のことである。
ザンデルリンクは、才能ある若手音楽家との共演にも熱心に取り組んでいる。フランクフルト音楽舞台芸術大学で教授として教えるほか、連邦ユーゲント・オーケストラ、エルサレム・ワイマール・ユース・オーケストラ、ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭管弦楽団と定期的に仕事を共にしている。
小川典子 Noriko Ogawa (ピアノ, Piano)
英国と日本を拠点に世界各国へ演奏旅行を行う他、国際コンクール審査、マスタークラスなど広範囲な活動を展開中。北欧最大のレーベルBISより30枚のCDをリリース。2014年BBCプロムスへの出演や海外オーケストラと共演。2015年にはサンクト・ペテルブルク響やワルシャワ・フィルと共演の他、英国マンチェスターブリッジウォーターホールでの「R&R音楽祭ラヴェル&ラフマニノフ」を主催し、リサイタル、BBCフィルとの共演、2台ピアノ演奏で出演。2016年はモスクワ国立交響楽団、BBC交響楽団との共演やシンガポール演奏旅行、日本音楽コンクール、シドニー国際、モトラム国際コンクールの審査の他、生誕150周年サティ・ピアノ曲集のCDもリリースされた。2016年2月より、第10回浜松国際ピアノコンクール(2018年)審査委員長に就任。2017年は、英国でロイヤル?フィルとの共演やカナダ・バンフ芸術センターでのマスタークラスとリサイタルなども予定されている。
英ギルドホール音楽院教授、東京音楽大学客員教授、ミューザ川崎シンフォニーホールアドバイザー、「ジェイミーのコンサート」主宰、NAS英国自閉症協会文化大使、イプスウィッチ管弦楽協会名誉パトロン。文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞、川崎市文化賞受賞。
オフィシャル・ホームページ http://www.norikoogawa.com/
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 Dresdner Philharmonie
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、ザクセンの州都ドレスデンのオーケストラである。
クルト・マズア、マレク・ヤノフスキ、ラファエル=フリューベック・デ・ブルゴス等に続き、2011年よりミヒャエル・ザンデルリンクが首席指揮者を務めている。ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、15世紀にラーツムジークと呼ばれた市議会の楽団として始まり、19世紀初頭までにオーケストラの規模に成長したが、創立当時の伝統を今も引き継いでいる。1870年にドレスデンが初めて大きなコンサートホールを手に入れて以来、同団のコンサートはドレスデンのコンサート・ライフの一部として定着している。ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、その歴史を通して、コンサート・オーケストラであると同時に、定期的にオペラ・コンチェルタンテやオラトリオの分野にも果敢に取り組んできた。本拠地は旧市街の中心にある文化宮殿(Kurturpalast)である。この建物の外装は、2017年までの完成が予定されている新しい超モダンのコンサートホールに組み込まれることになっている。それまでの間、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、大編成のコンサートは主にアルベルティヌムとシャウシュピールハウスで行われる。
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、音楽的にも様式的にも幅広いレパートリーを持つ。ロマン派のレパートリーでは極めて独特な「ドイツ」サウンドを維持しつつ、バロック音楽、ウィーン古典派、現代音楽に必要なサウンドとスタイルの柔軟性も培ってきた。初期の頃から著名な指揮者と作曲が同団を率いてきたが、その中にはブラームス、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、リヒャルト・シュトラウス、エーリッヒ・クライバー、クナッパーツブッシュ、プレヴィン、マリナー、アンドリス・ネルソンス、クリスチャン・ヤルヴィが含まれている。新作の初演は今も同団のプログラムの重要な部分を占めている。
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、聖十字架教会のクリスマスと復活祭のバッハ演奏ではドレスデン聖十字架合唱団と共演し、大規模な合唱曲ではドレスデン・フィルハーモニー合唱団が頼れるパートナーとなる。また、同団のメンバーだけで構成されるドレスデン・フィルハーモニー室内合奏団による室内楽の演奏も、同団のもうひとつの伝統である。ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、膨大な数の定期会員を誇るが、ファミリー向けのプログラム、映画音楽のコンサート等、新しい客層へのクラシック音楽の紹介にも尽力している。世界各国に招かれ演奏を行っている事実は、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団がクラシック音楽界で高い名声を享受していることの証明である。もうひとつの特筆すべき側面は、1937年から始まる同団の膨大なディスコグラフィである。現在、ショスタコーヴィチとベートーヴェンをカップリングした交響曲全集という新しい録音が、首席指揮者ミヒャエル・ザンデルリンクとの共演で進行中である。その第1弾として、魅力的な交響曲6番を2曲組み合わせたアルバムが、2015年11月にソニークラシカルからリリースされた。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ
共催:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)(川崎公演のみ
)
後援:ドイツ連邦共和国大使館/東京ドイツ文化センター