生命たぎり、魂がふるえる!!溢れる激情!圧倒的なサウンド、濃厚なメロディ。 疾風怒濤のオール・チャイコフスキー・プログラム!
ワレリー・ゲルギエフ指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団 特別演奏会
- オーケストラ
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チケット詳細Ticket Information
① 5月28日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 5月29日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 6月2日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 6月5日(日) 10:00a.m.~発売 一般
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可チケット購入はこちら※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
【その他プレイガイド】
チケットぴあ t.pia.jp 0570-02-9999 [Pコード297-567]
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ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード36378〕
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
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チケット購入にあたっての注意事項
曲目・演目Program
疾風怒濤のオール・チャイコフスキー・プログラム!
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23 (ピアノ:アレクサンダー・マロフェーエフ)
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チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品64
- <ソリスト・アンコール(アレクサンダー・マロフェーエフ)>
メトネル:2つのおとぎ話より Op.20-1、Op.20-2 - <オーケストラ・アンコール>
メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」よりスケルツォ
公演によせてMessage
センセーショナルな興奮を巻き起こす!
ゲルギエフの特別な勝負曲、チャイコフスキー交響曲第5番
あらゆる聴き手を夢中にさせ、狂わせてしまう音楽――その究極的な例のひとつが、ゲルギエフの指揮するチャイコフスキーの交響曲第5番ではないだろうか?
この曲は、はるかな北の大地を思わせるスケール、憂鬱と涙と憧れ、そして最後は我を忘れたような高揚感へと至る、壮大なドラマである。あまりにポピュラーな人気作品だが、そこに真実味を与えることのできる指揮者はごく一握りしかいない。その筆頭がゲルギエフである。
かつてゲルギエフは1998年ザルツブルク音楽祭でウィーン・フィルを指揮してこの曲でセンセーショナルな興奮を巻き起こし、その録音はいまも代表的名盤として知られる。その後も節目節目でこの曲をとりあげてきた。いまやゲルギエフの絶対的な勝負曲ともいえる、特別なレパートリーだ。
以前この曲をゲルギエフがリハーサルするのを見学したことがある。そこで特に印象的だったのは第3楽章の解釈だった。中間部のヴァイオリンの細かいパッセージに「妙なアクセントをつけるな!」と指示するゲルギエフは、このワルツに現実離れした浮遊感や、あてもなくさまようような幻想的イメージを持っていることがよく伝わってきた。彼がこの曲に対して抱いているビジョンは、やはり深みが違う。
近年のマリインスキー・オーケストラは、10年前、20年前と比べてもさらに充実著しく、完全に世界のトップの一角として定着した。その理由はいい意味での世代交代だ。最近の映像を観ても、ゲルギエフの統率のもと、若い実力ある楽員たちがますます精気みなぎる熱い演奏を繰り広げている。最高の状態、と言ってもいいだろう。
今回もうひとつ注目されるのは、2001年モスクワ生まれの15歳、アレクサンドル・マロフェーエフが同じくチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番のソリストとして参加すること。ロシア国内の主要コンクールで軒並み連続優勝を続ける彼の演奏を、私もいくつか聴いてみたが、繊細と大胆を兼ね備えた、これはとてつもない逸材である。まだあどけない風貌なのに、空いている左手で指揮するようなしぐささえ見せるユニークさ。このまま順調に行けば、数年後はきっと世界を騒がせる存在になるだろう。見どころの多いコンサートとなりそうだ。
林田直樹(音楽ジャーナリスト・評論家)
全国公演日程National performance
- 日時
- 2016/10/15(土)
- 会場
- 東京文化会館
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040
★マリインスキー・オペラ日本公演2016
プロフィールProfile
ワレリー・ゲルギエフ Valery Gergiev (芸術総監督、首席指揮者, Artistic and General Director)
マリインスキー劇場芸術総監督、首席指揮者。ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者。チャイコフスキー国際コンクール組織委員会委員長。PMF芸術監督。
「白夜の星」音楽祭、ロッテルダム・ゲルギエフ音楽祭(オランダ)、モスクワ復活祭音楽祭などの音楽祭を創設し、芸術監督、音楽監督として活躍。
マリインスキー劇場において数多くの世界的な名歌手を育成し、音楽界に送り出してきた。その采配のもとで同劇場はオペラおよびバレエのレパートリーを大きく広げ、現在では18世紀から20世紀までのクラシックの傑作をはじめ、現代作曲家の作品にいたるまで、幅広いレパートリーを誇っている。
06年には、火災に遭ったマリインスキー劇場アトリエ兼倉庫の跡地に新しいコンサートホールが完成。2013年にはマリインスキー劇場新館(マリインスキー2)がオープンした。これによりマリインスキー劇場は、ロシア国内では初となる、劇場とコンサートホールを併せ持つ複合施設へと生まれ変わったのである。
ゲルギエフは07年~15年までロンドン交響楽団の首席指揮者を務めたほか、近年は、メトロポリタン・オペラ、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、ミラノ・スカラ座管弦楽団などと共演している。
アレクサンダー・マロフェーエフ Alexander Malofeyev (ピアノ, Piano)
ロシアの若きピアニスト、アレクサンダー・マロフェーエフは2014年、第8回若い音楽家のための チャイコフスキー国際コンクールの優勝者として知られているほか、これまでに多くのコンクールで優秀な成績を収めている。
2001年、モスクワ生まれ。現在、グネーシン音楽学校でエレーナ・ベリョースキナに師事している。14歳ですでにモスクワのボリショイ劇場、チャイコフスキー音楽院、マリインスキー劇場、カウフマン音楽センターなどで演奏し、ロシア、フィンランド、フランス、スイス、ドイツ、オーストリア、スペイン、アメリカなどでリサイタルを行っている。
これまでにゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団、ドミトリー・リス指揮ロシア・ナショナル管弦楽団、山田和樹指揮チャイコフスキー交響楽団、ウラディーミル・スピヴァコフ指揮モスクワ・ヴィルトゥオーゾなどと共演している。
またラ・ロック・ダンテロン・ピアノ音楽祭、ミッケリ音楽祭、マリインスキー国際ピアノ音楽祭、白夜の星国際音楽祭、ロストロポーヴィチ音楽祭などの出演している。マロフェーエフはニューネームズ財団、ロストロポーヴィチ財団、チェスキーナ・永江洋子財団の奨学生である。
マリインスキー歌劇場管弦楽団 The Mariinsky Orchestra
マリインスキー歌劇場管弦楽団は、18世紀のピョートル大帝在位中に創設され、以来ずっと、サンクトペテルブルグの地で、世界に名だたるマリインスキー劇場を拠点として活動している。これまでに数多くの世界的音楽家がこのオーケストラを指揮しており、ハンス・フォン・ビューロー、アルトゥール・ニキシュ、ウィレム・メンゲルベルク、オットー・クレンペラー、ブルーノ・ワルター、エーリヒ・クライバーや、ベルリオーズ、ワーグナー、マーラー、シェーンベルクなど、錚々たる顔ぶれが並んでいる。
同楽団は、チャイコフスキーのオペラとバレエ、グリンカ、ムソルグスキー、リムスキー=コルサコフのオペラ、ショスタコーヴィチ、ハチャトゥリアン、アサフィエフのバレエの世界初演を手掛けている。
ソ連時代はキーロフ歌劇場と呼ばれていたが、オーケストラの輝かしい伝統は、ウラディーミル・ドラニーシュニコフ、アリ・パゾフスキー、エフゲニー・ムラヴィンスキー、コンスタンチン・シメオノフ、ユーリ・テミルカーノフなどの指揮者によって受け継がれていった。
そして、1988年からはワレリー・ゲルギエフが同楽団を率いている。ゲルギエフのリーダーシップにより、マリインスキーは、メトロポリタン・オペラ、ケネディ・センター、英国ロイヤル・オペラ、サンフランシスコ・オペラ、パリのシャトレ座とシャンゼリゼ劇場、ザルツブルク音楽祭、エジンバラ国際フェスティバル、ミラノ・スカラ座など、世界最高峰のオペラハウスや劇場で公演を行うようになった。
またゲルギエフの指揮のもとマリインスキー歌劇場管弦楽団は、現在、世界中の一流の舞台で管弦楽作品を演奏している。
主催・協賛
主催:朝日新聞社/ジャパン・アーツ
後援:ロシア連邦大使館
協力:マリインスキー友の会