艶やかさの中に溢れる精緻な気品
ユリア・フィッシャー ヴァイオリン・リサイタル
- 弦楽器
- 日時
- 2016年10月15日(土) 14:00
ピックアップ
■【曲目追加のお知らせ】(10/13)演奏者の希望により「シューベルトのヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番」が追加となりました。曲目順の詳細はこちらからご確認ください。
■ユリア・フィッシャー 曲目解説をご覧いただけます。(2016年10月)
■ユリア・フィッシャー 来日直前インタビュー(2016年9月)
■ベルリン・コンツェルトハウス管のシーズンオープニング公演に登場!(2016年9月)
チケット詳細Ticket Information
① 5月14日(土) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部ネット会員
② 5月15日(日) 10:00a.m.~発売 夢倶楽部会員
③ 5月19日(木) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあネット会員
④ 5月22日(日) 10:00a.m.~発売 一般
… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可チケット購入はこちら※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。
【その他プレイガイド】
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ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード34488〕
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
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曲目・演目Program
【曲目追加のお知らせ】(2016年10月)
演奏者の希望により「シューベルトのヴァイオリンとピアノのためのソナチネ第3番」が追加となりました。
ドヴォルザーク:ソナチネ Op.100
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 第3番 D.408
————————————————
シューベルト:ソナチネ第1番 D384
ブラームス: ソナタ 第3番 Op.108
- ブラームス:「F.A.Eソナタ」よりスケルツォ
公演によせてMessage
あのユリア・フィッシャーが帰ってくる。リサイタルが実現する!
今をときめく名伯楽、アナ・チュマチェンコ門下。6歳でコンクールに初出場、15歳時の1999年にはアムステルダム・コンセルトヘボウでのリサイタル演奏が絶讃されるなど、当時からヨーロッパでは「天才美少女」として大変な話題だった。共演者リストを見ると、メニューイン、マゼール、エッシェンバッハ、ブロムシュテット、シノーポリなどそうそうたる名が並んでいる。オーケストラ名もバイエルン放送響、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、フィルハーモニア管、チューリヒ・トーンハレ管、ゲヴァントハウス管ほかメジャー団体多数。師を同じくする名手には、バティアシヴィリやアラベラ・美歩・シュタインバッハーがいる。
2003年11月(もう13年も前)、彼女の初来日時の演奏は、マゼール指揮、バイエルン放送交響楽団に同行したブラームスの協奏曲だった。翌04年4月のリサイタルは、シューベルト「デュオ」D. 574 、ドビュッシー、シューマン(第2番ニ短調)と、ソナタを3曲並べた難しいプロ。前後していくつかのCDがリリースされ、曲もパガニーニ「カプリース」全曲やサラサーテ作品ばかり13曲を演奏したものなど、とにかく意欲的だった。
そのユリアも、06年と09年の来日リサイタルはいずれも直前に中止。日本ではなかなか実演が聴けない’ 幻の人気アーティスト’ になりかけていた。過去二度の実演を聴いて「まだそうとう’ 伸びシロ’ がありそう」と感じられたので、今度こそ、の思いが強い。
今回は共演ピアニストが、NHK交響楽団定期でブラームスの協奏曲第2番を披露したことのあるマルティン・ヘルムヒェン。フィッシャーより2歳ほど年上のベルリン生まれ。今やドイツ・ピアノ界を背負う中堅だ。曲は前半がドヴォルザークとシューベルトの親しみやすい(易しいというのとはちがう)ソナチネ、後半はブラームスのソナタ3番が予定されている。あの天才少女は、今どのような音楽家になっているだろう―。
渡辺和彦 (音楽評論家)
全国公演日程National performance
- 日時
- 2016/10/15(土)
- 会場
- 東京オペラシティ コンサートホール
- お問い合わせ先
ジャパン・アーツぴあ03-5774-3040
プロフィールProfile
ユリア・フィッシャー Julia Fischer (ヴァイオリン, Violin)
ユリア・フィッシャーは、類稀な才能の持ち主であり、他に例を見ない天才アーティストとして世界的に知られている。ミュンヘン生まれ。3歳でヴァイオリンを習い始め、その後間もなくピアノも習い始めた。ミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコに師事。弱冠11歳にしてユーディ・メニューイン国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した。
この時より、フィッシャーは世界から熱く注目される存在となった。
最近のシーズンでは、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ゲヴァントハウス管、サンクトペテルブルク・フィル等と共演。指揮者では、ブロムシュテット、マゼール、サロネン、テミルカーノフ等の巨匠たちと共演している。
また、室内楽やリサイタルにおいても、活発な活動を展開している。ユリア・フィッシャー弦楽四重奏団による欧州各地の公演のほか、BBCプロムス、ザルツブルク・イースター音楽祭、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭等各地の音楽祭に登場し、ベルリン・コンツェルトハウス、ドレスデン・フィルハーモニーにおいて、相次いでアーティスト・イン・レジデンスを務めた他、ウィグモア・ホールでフィッシャーによるコンサート・シリーズが企画された。
主な受賞として、2007年の「グラモフォン賞」(年間最優秀アーティスト)、2009年の「ミデム・クラシカル賞」(年間最優秀器楽奏者)等がある。
また、ユリア・フィッシャーは、継続してピアノの研鑽も積んでいる。2008年元日には、フランクフルトで、ピンチャー指揮ユンゲ・ドイチェ・フィルとの共演で、グリーグのピアノ協奏曲を演奏した。この演奏会では(ヴァイオリンのソリストとして)、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番も演奏した。この演奏会は、2010年9月にデッカ・レーベルからDVDとしてリリースされた。
マルティン・ヘルムヒェン Martin Helmchen (ピアノ, Piano)
「ヘルムヒェンは上品な雰囲気と上品な音色を持っており、彼の創り出す音楽は、ギリシャ神殿のように優雅で美しい・・・」(2014年12月14日、ニューヨーク・タイムズ、ザチャリー・ウルフ)
マルティン・ヘルムヒェンは卓越した名手であり、世界の音楽界で躍進著しいピアニストである。
ベルリンでガーリーナ・イワンゾワに師事し、2001年クララ・ハスキル国際コンクールで優勝した。2005年には、ボルレッティ・ブイトーニ財団のフェローシップ賞を受賞。2006年には、クレディ・スイスのヤング・アーティスト賞を受賞したほか、BBC放送の「ニュー・ジェネレーション・アーティスト」のソリストを務めた。
これまでに、ブロムシュテット指揮ベルリン・フィル、ゲルギエフ指揮ウィーン・フィル、ウラディーミル・ネルソンス指揮バーミンガム市響などが挙げられる。アメリカでは、ドホナーニ指揮ボストン響と共演した。2014/2015シーズンには、ドホナーニ指揮の下、ニューヨーク・フィルにデビュー。
欧州各地での室内楽、リサイタル公演のほか、現在、クローンベルク・アカデミーで教鞭を執っている。
主催・協賛
主催:ジャパン・アーツ
後援:ドイツ連邦共和国大使館 / 東京ドイツ文化センター