上原彩子 プレリュードを弾く

チケット詳細Ticket Information

① 1月23日(土) 10:00a.m.~発売  夢倶楽部ネット会員 
② 1月24日(日) 10:00a.m.~発売  夢倶楽部会員 
③ 1月29日(金) 10:00a.m.~発売  ジャパン・アーツぴあネット会員 
④ 1月31日(日) 10:00a.m.~発売  一般    

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曲目・演目Program

 同じ時代に生きて、同じ先生のもとでピアノの勉強もしたこと2人の作曲家。
 しかし、彼らの音楽は、それぞれ全く違った方向へ向かっていきます。ラフマニノフは、地に深く根を張り、どこまでも広く深く豊かに、それはまるでロシアの大地そのものの様な音楽です。
 一方スクリャービンは、音が色彩となって大気中に舞い上がり、溶け合い、どこまでも飛翔し、たくさんの新しいハーモニーを生み出していきます。
 今回は、同じプレリュードという題材のもとで、この二人の作曲家をゆっくり味わっていただき、違いを楽しんでいただけたらと思っています。
上原 彩子

 

ラフマニノフ:前奏曲「鐘」幻想的小品集 作品3より第2番

ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23より 第4番、第5番、第6番、第7番

スクリャービン:24の前奏曲 作品11

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ラフマニノフ:13の前奏曲 作品32

  • ラフマニノフ:楽興の時第5番
  • スクリャービン:エチュードop.8-12

公演によせてMessage

ピアニズムの万華鏡、上原彩子の≪プレリュード≫特集
上原彩子の並外れた才能には聴く度に驚嘆する。圧倒的な集中力と強靭な推進力、小柄な体躯と細い指から繰り出される超絶技巧、多彩で豊潤な音色と変幻自在な演奏スタイル、凄まじいまでのピアノとの一体感等々。かつて15~6年前にある集いで中村紘子氏が小さな女の子の肩を抱いて「この、上原彩子ちゃんの名前を覚えておいてちょうだい。今に大変な存在になるでしょうから」と言われたことを思い出す。その慧眼通り、彼女は数々のコンクールを征して世界的なピアニストへの道を邁進中だ。
 しかし今私が一番驚いているのは、アッという間に3児の母になった彼女が、育児と家事を担いながら一貫して最高レベルの演奏を維持していることである。大体、育児を受け持ちつつ第一線で活躍する’男性ピアニスト’が居るだろうか?このことからしても、上原彩子のとてつもないエネルギーと人間力が推し量られる。更に言えば、彼女がロシア音楽にとりわけ親近感を抱いているのは、この悠揚迫らぬ人間性とロシア音楽の雄大さが共鳴し合っているからではないだろうか?
今回も彼女は愛して止まない20世紀の大ヴィルトゥオーソ兼作曲家ラフマニノフの、華麗なピアニズムを凝縮させた≪前奏曲≫でプログラムを組んだ。中心になるのは最新アルバムにも収めた≪13の前奏曲≫だが、これにラフマニノフと同時代に生きて同じピアノ教師に学んだスクリャービンの≪24の前奏曲≫を加えた。即興的かつ性格的な’前奏曲’という分野での、2人のロシア人作曲家の共通点や違いを聴かせてくれる趣向だ。正にピアニズムの万華鏡が、息を呑ませる美しさと圧巻のテクニックを持って展開されるに違いない。

ひのまどか(音楽作家)

プロフィールProfile

上原 彩子 Ayako Uehara(ピアノ, Piano)

 3歳児のコースからヤマハ音楽教室に入会し、「幼児科」を修了の後、「ジュニア専門コース」に進む。1990年よりヤマハマスタークラスに在籍。ピアノを、江口文子、浦壁信二、ヴェラ・ゴルノスタエヴァに師事。1992年ドイツの第3回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクールA部門第1位。1995年9月仙台での「第2回若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール」ピアノ部門第2位入賞。これらの活躍に対し、各務原市栄誉功労表彰の第1回受賞者となり、併せて岐阜県民栄誉賞も受賞。
 1998年モスクワの第11回チャイコフスキー国際コンクールのピアノ部門で、最年少セミ・ファイナリストとなる。2000年3月、第5回浜松国際ピアノアカデミーに参加、ピアノアカデミーコンクールでは、アカデミー史上、初のグランプリを受賞。同年7月、シドニー国際ピアノコンクールにて第2位及びピープルズ・チョイス賞、オーストラリア人作品賞、室内楽賞、ショパン賞、シューベルト賞、ドビュッシー賞、エチュード賞を受賞。   また同年11月、第4回浜松国際ピアノコンクールにて第2位、及び日本人作品最優秀演奏賞を受賞。
2002年6月、第12回チャイコフスキー国際コンクール ピアノ部門において、女性としては史上初めての第一位を獲得。日本人としてもピアノ部門での第1位は初めてとなる。
2008年度第18回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞受賞。
これまでに日本国内はもとより、世界各地の音楽祭、リサイタルやテレビ出演の他、M.ロストロポーヴィチ、ヤノフスキ、K.ヤルヴィ、ノセダ、ルイジ、ラザレフ、ブラビンス、ペトレンコ、小澤征爾、小林研一郎、小松一彦、飯森範親、大友直人各氏の指揮のもと、国内外のオーケストラのソリストとしての共演も多い。また、2003年にはベルリン放送交響楽団、2004年にはモスクワ放送交響楽団と日本ツァーを行い、いずれも高い評価を受けた他、同年にはロンドンのウィグモアホールにて行ったリサイタルデビューが絶賛され、翌年6月に再びウィグモアホールにてリサイタルを行っている。また、2004年12月にはデュトワ指揮NHK交響楽団と共演し、2004年度ベスト・ソリストに選ばれた。2005年10月には、マゼール指揮トスカニーニ・フィルとの日本ツアーでベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏し絶賛を浴びた。
 CDはEMIクラシックスよりフリューベック・デ・ブルゴス指揮のロンドン交響楽団との共演によるチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番を収めたアルバムなど3枚がワールドワイドで発売されている他、2014年にはキングレコードに移籍し、第1弾として「上原彩子のくるみ割り人形」がリリースされている。
2006年1月10日には「日本におけるロシア文化フェスティバル2006」オープニング・ガラコンサートでゲルギエフ指揮マリンスキー管弦楽団と2007年1月にはベルリン・フィル八重奏団と共演、また、2010年5月にはユーリー・バシュメット率いる国立ノーヴァヤロシア交響楽団と、2013年1月にはプラハ交響楽団、6月にはドレスデン・フィルとの日本ツアーを行い好評を博した。

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主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ
協力:キングレコード/株式会社ヤマハミュージックジャパン

 

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