叙情と激情が華麗に彩られる “幻想の世界” ドラマティックな一夜 《春の夜会》

寺田悦子 ピアノ・リサイタル

寺田悦子 ピアノ・リサイタル
日時
2015年6月11日(木) 19:00
会場
紀尾井ホール
出演
寺田悦子 Etsuko Terada (ピアノ / Piano)

ピックアップ

※本公演のチケット代の一部は「被災地へピアノをとどける会」へ
 寄付させていただきます。

チケット詳細Ticket Information

① 2月6日(金) 10:00a.m.~発売  夢倶楽部ネット会員 

② 2月7日(土) 10:00a.m.~発売  夢倶楽部会員 

③ 2月11日(水・祝) 10:00a.m.~発売  ジャパン・アーツぴあネット会員 

④ 2月14日(土) 10:00a.m.~発売  一般  
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

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… インターネットで購入可

 

【その他プレイガイド】
紀尾井ホール・チケットセンター 03-3237-0061
チケットぴあ pia.jp/t 0570-02-9999 [Pコード252-933]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード37184〕
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650

 

【特別割引チケット (ジャパン・アーツぴあコールセンターのみで受付/事前に電話予約が必要です)】
◎学生席 S¥5,000 A¥3,500 B¥3,000
  *夢倶楽部会員の方も同価格
  *社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
   (学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
   ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。
◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
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  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
チケット購入にあたっての注意事項

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曲目・演目Program

≪春の夜会≫Soirée du printemps

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調「テンペスト」
Beethoven:Piano Sonata No.17 in D Minor, Op.31, No.2, ‘Tempest’

ラヴェル:夜のガスパール
Ravel:Gaspard de la nuit

– – – – – – – – – – – – – – – – – – –

シューマン:クライスレリアーナ
Schumann:Kreisleriana, Op.16

  • ショパン:ノクターン第15番 Op.15-2
  • シューマン子供の情景 Op.15より「トロイメライ」
  • ショパン:ワルツ Op.64-1「小犬のワルツ」

公演によせてMessage

文学と音楽の出会い ―その幻想―       

 今回のリサイタルは文学作品と関係の深いピアノ曲の中から特に「幻想」をテーマにプログラムを組んでみました。
 18世紀半ばの疾風怒濤の時代からロマン主義へと向かったドイツの文学ですが、音楽家たちも少なからず影響を受けました。ベートーヴェンのソナタ第17番ニ短調は「テンペスト」の名を持ちますが、これは弟子のシンドラーがこの曲の解釈について師に尋ねたところ「シェイクスピアのテンペストを読め」と言われたことに由来します。ハイリゲンシュタットの遺書を書いたベートーヴェンが己れの絶望と向き合った時、人間の心の深淵を見抜き、機知に富んだシェイクスピアの戯曲から何を感じとっていたのでしょうか。
 またシューマンの音楽が文学と深くかかわっていることは良く知られていますが、「クライスレリアーナ」はシューマンが影響を受けたドイツの幻想作家E.T.A.ホフマンの評論集から生まれた作品で、8つの曲が有機的に結びついて一つの物語のように語られるシューマン独自の世界です。
 そしてラヴェルの「夜のガスパール」は悲運のうちに早逝したフランスの鬼才ベルトランの同名の幻想的な散文集の中の三つの詩からインスピレーションを得て書かれた作品です。透明でありながら不気味な音の世界を描き、超絶技巧をもってラヴェルのピアノ曲の代表作となりました。どの曲も弾き手と聴く人の想像力をかきたてる「春の夜会」。じっくり聴いて頂けたら嬉しいです。

寺田 悦子

プロフィールProfile

寺田悦子 Etsuko Terada (ピアノ / Piano)

 <イ長調><変ロ長調><ハ短調>と、2012年3月から2013年10月まで3回に亘って開催されたユニークな企画、一晩の曲目をすべて同じ「調」の作品で構成し、作曲家や時代でどう違って聴こえるのかを聴き比べる、”調の秘密”シリーズが高い評価を得たばかりの寺田悦子は、これまでもショパンとシューマンの生誕200周年記念イヤーを中心に展開した、ショパンのマズルカ&ノクターン全曲とシューマンの代表作を年代を追って演奏する全5回のリサイタルや、モーツァルト生誕250年記念ピアノ・ソナタ全曲演奏(全4夜)等のシリーズなどが大きな話題となりました。また、2014年5月には100年前のプレイエルと現代のスタインウェイを弾き比べたショパンリサイタルを紀尾井ホールで行い好評を得ました。
 16歳でウィーンに留学した彼女のデビュー・リサイタルは、一時帰国した18歳の時、東京でのオール・ショパン・プログラムでした。その後ウィーン国立アカデミーを最優秀賞で卒業してアメリカに渡り、ジュリアード音楽院大学院、インディアナ大学など11年間に及ぶ欧米での研鑽中の1977年、アルトゥール・ルービンシュタイン自身が審査した第2回ルービンシュタイン国際ピアノ・コンクールで第3位金賞を受賞し、さらに日本ショパン協会賞を受賞。翌1978年にはリーズ国際ピアノ・コンクールに入賞。その後は「プラハの春」国際音楽祭出演、ロンドンやドイツ各地でのリサイタルをはじめ、国内外の主要オーケストラとの共演など第一線での活動を続けてきました。
 その後もヘルシンキや東京・大阪でのリサイタル、ショパン作品によるプレ・トーク付きのコンサート、2003年ロシア芸術祭でのロシア作曲家の代表作品でのソロとデュオのリサイタル、ロシアのハバロフスク、フィンランドのエスポー・ピアノ・フェスティバルでのリサイタル、ラトヴィアの首都リガなどでのリサイタル、ニューヨークのカーネギーホールでの演奏、そして渡邉規久雄とのデュオ・リサイタル等、『水晶の輝き』『真珠の粒立ち』『金細工を想わせるような細やかさ』と評される色彩感溢れる華やかなステージで、聴衆を魅了しています。
 EXTONレーベルからショパン作品のCD「ノアン」「ノアン2」、レコード芸術誌特選盤にも選ばれた渡邉規久雄との2台ピアノ作品集(ラフマニノフの組曲第2番&ストラヴィンスキー「春の祭典」)をリリース。
 2012年からドイツで毎年8月に開催されているインターハーモニー音楽祭に参加し、演奏とマスタークラスを行なっています。
 日本大学芸術学部大学院研究所教授。
オフィシャルホームページ http://www.etsukoterada.com/

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主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ

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