デビュー55周年記念

中村紘子ピアノ・リサイタル

中村紘子ピアノ・リサイタル

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アンコール情報(2014年11月)

チケット詳細Ticket Information

① 5月10日(土) 10:00a.m.~発売  夢倶楽部ネット会員 

② 5月11日(日) 10:00a.m.~発売  夢倶楽部会員 

③ 5月12日(月) 10:00a.m.~発売  ジャパン・アーツぴあネット会員 

④ 5月25日(日) 10:00a.m.~発売  一般  
※ジャパン・アーツ夢倶楽部会員先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット購入はこちら

… ジャパン・アーツぴあコールセンター (03)5774-3040
… インターネットで購入可

 

【その他プレイガイド】
サントリーホールチケットセンター 0570-55-0017
チケットぴあ pia.jp/t 0570-02-9999 [Pコード230-757]
イープラス eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407〔Lコード35288〕

 

【特別割引チケット (ジャパン・アーツぴあコールセンターのみで受付/事前に電話予約が必要です)】
◎学生席(各ランクの半額/限定)
  *残券がある場合、9/1(月)10:00よりジャパン・アーツぴあコールセンターにて受付をいたします。
  *社会人学生を除く25歳までの学生が対象です。公演当日、入口にて学生証を拝見いたします。
   (学生証がない場合は一般料金との差額を頂戴する場合がございます。)
   ジャパン・アーツ夢倶楽部会員で学生の方も、学生席は一般価格の半額です。
◎シニア・チケット=65歳以上の方は、S席とA席を会員料金でお求めいただけます。
◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はS席とA席が会員料金でお求めいただけます。
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
チケット購入にあたっての注意事項

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曲目・演目Program

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110

シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.17

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シューベルト:四つの即興曲 Op.90 D.899

ショパン:ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 Op.26-1

ショパン:ポロネーズ 第2番 変ホ短調 Op.26-2

ショパン:別れのワルツ 第9番 変イ長調「告別」Op.69-1

ショパン:バラード 第1番 ト短調 Op.23

*曲目・曲順が変更になる場合がございます。

プロフィールProfile

中村 紘子 Hiroko Nakamura (ピアノ / Piano)

 3歳で、桐朋学園音楽科の前身となった『子供の為の音楽教室』第一回生として井口愛子氏に師事。10歳からレオニード・コハンスキー氏に学ぶ。早くから天才少女として名高く、全日本学生音楽コンクールの小学生部門、中学生部門と優勝を重ねたのち、慶応義塾中等部3年在学中に、第28回音楽コンクールにおいて史上最年少で第1位特賞を受賞。ただちに翌年、NHK交響楽団初の世界一周公演のソリストに抜擢され華やかにデビューした。その後、ジュリアード音楽院で日本人初の全額奨学金を獲得、ロジーナ・レヴィン女史に師事。第7回ショパン・コンクールで日本人初の入賞と併せて最年少者賞を受賞。以後今日に至るまで、中村紘子の名は日本のピアニストの代名詞となり、その演奏は国内外3700回を越える演奏会を通じて聴衆を魅了し続けている。

 その演奏ぶりについては既に余りにも多くが語られているが、20世紀最高の音楽批評家の一人とされるハロルド・ショーンバーグ(ピューリッツァー賞受賞)は、そのピアニストに関する代表的な名著『偉大なピアニストたち』(「The Great Pianists」Random House 1987)の中で東洋人ピアニストとしてただ一人中村紘子の名を挙げ、その特色を「絢爛たる技巧」と「溢れる情感」そして特に「ロマンティックな音楽への親和力(affinity)」にあると評した。事実、彼女の繊細なリリシズムと激情のダイナミズムを兼ね備えた天性をもし「ロマンティック」と形容するなら、その一種デモーニッシュなまでの「親和力」こそ、聴き手の魂をかくも惹きつける中村紘子の魅力の秘密であろう。

 「今夜の幕開けとなったショパンの演奏では、現在世界的ピアニストとして注目される日本人ピアニスト中村紘子が、圧倒的スターとして輝いた。豊かな個性と感性と知性のぎりぎりの極限に身をおいた深い表現に溢れた演奏は、満場の聴衆を感動させた」(ジョルナーレ・ディ・シチリア紙)。「ピアニストは鍵盤から紡ぎ出すビロードのような柔らかい音色と、時には繊細なキータッチで或いはインパクトのある力強い音で、やがて夢の中に溶けてゆくようなメロディを創りあげている。この演奏は熱烈な拍手によって迎えられた。またこの演奏のおかげで我々は、古典的な音楽の中にも現代の我々の好みを見つけ出せることが分かったのである。ピアノの音色は水晶のように澄み切って響き渡り、あたかも我々をショパンの時代に呼び戻してくれているのか、或いはショパンが現代の我々のもとに現われて語りかけてくれているのか…、そんな“時”を超越した空気を醸し出していた」(ラ・シチリア紙)と、これは2002年イタリアのベッリーニ劇場に招かれて、ショパンのピアノ協奏曲第1番を演奏した際の賛辞であるが、ショーンバーグ以来定評となった中村紘子の演奏ぶりを伝える一例である。

 演奏会に加えてレコーディングも活発で、1968年ソニー・レコードの専属第1号アーティストになって以来リリースされた50点近い録音は、クラシックとしてはすべて桁外れの売れ行きを示している。2009年9月にはデビュー50周年記念のボックスCDが完成。ベルリンのテルデックス・スタジオのスタッフと組んで、2年間で10枚のCDを一挙に録音した画期的なもので、「たったいまの中村紘子を聴いてもらいたい」という、中村紘子の夢のこもった新アルバムであり、レコード芸術誌の第47回「レコード・アカデミー賞」(特別部門企画・制作)を受賞した。

 また1982年、チャイコフスキー・コンクールの審査員をつとめて以来、ショパン、ロン・ティボー、ヴァン・クライバーン、リーズ、ダブリン、ブゾーニ、シドニー、パロマ・オシア、北京、上海など数多くの国際コンクールの審査員を歴任し、その体験に基づく最初の著書『チャイコフスキー・コンクール ~ピアニストが聴く現代~』(中央公論新社刊)は、文明論としても高く評価され第20回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。続く第2作『ピアニストという蛮族がいる』(文藝春秋刊)も文藝春秋読者賞を受けるなど、「文武両道」のスーパーレディぶりは名高い。

 2003年、<NHKTV人間講座>で8回にわたって講演した『国際コンクールの光と影』も、国際ピアノコンクールの歴史と現在を語るだけでなく、21世紀の「豊かな社会」「情報化社会」におけるクラシック音楽の未来を洞察した文明論として好評を博し、この講座をもとにした著書『コンクールでお会いしましょう ~名演に飽きた時代の原点~』(中央公論新社刊)も話題作となった。

 近年は、広く国内外の若手ピアニストの育成や紹介に努め、1994年から15年間にわたって浜松国際ピアノコンクールの審査委員長として活躍。多くの俊英ピアニストを世に送り出すとともに、浜松国際ピアノコンクールを世界的権威のあるものに育成し、「世界のハママツ」の名を確立した。また、「難民を助ける会」や日本赤十字などを通じてのヴォランティア活動にも積極的な役割を果たし、日本における「対人地雷廃絶」運動ではその先頭に立った。

 その長年の活動に対しては、日本芸術院賞・恩賜賞、紫綬褒章を初めとして、NHK放送文化賞、N響有馬賞、エクソンモービル音楽賞などを受賞。加えて、アルトゥール・ルービンシュタイン・ゴールドメダル、ポーランド共和国コマンダリー勲章、ポーランド共和国文化勲章「グロリア・アルティス」ゴールドメダルなどピアニストとしての国際的受賞も多く、その活躍に対して外務大臣表彰を受けている。また前述の大宅壮一ノンフィクション賞、文藝春秋読者賞などの文学賞や、ダイヤモンド・パーソナリティ賞、ダイアモンド・レディ賞といった音楽賞以外の受賞も多い。

 2009年9月にはデビュー50周年を迎え、2010年7月までに全国47都道府県をめぐるツアーを含む80回を越える「デビュー50周年記念コンサート」を行った。2013年も東京交響楽団と34年連続35回目となるニューイヤーコンサートに始まり、リサイタルや各オーケストラとの共演など意欲的な活動を行なっている。

オフィシャル・ホームページ:http://nakamurahiroko.com

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主催・協賛

主催:ジャパン・アーツ
協賛:ハウス食品グループ

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