世界の頂点を極めた伝説の巨匠

ミハイル・プレトニョフ ピアノ・リサイタル

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 2月8日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 2月15日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  3. ③ 4月10日(木) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はシニア料金でお求めいただけます。
    6/4東京公演 S席¥12,000 A席¥10,000
    6/8川崎公演 S席¥12,000 A席¥9,000
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(東京公演はジャパン・アーツぴあコールセンター、川崎公演は神奈川芸術協会で受付)
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曲目・演目Program

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ

  • 第8番 ハ短調「悲愴」 Op.13
  • 第14番 嬰ハ短調「月光」 Op.27-2
* * *

グリーグ:抒情小品集より

  • 「祖国の歌」 Op.12-8
  • 「子守歌」 Op.38-1
  • 「蝶々」 Op.43-1
  • 「エレジー」 Op.38-6
  • 「メロディー」Op.38-3
  • 「小鳥」 Op.43-4
  • 「小川」 Op.62-4
  • 「郷愁」 Op.57-6
  • 「即興的ワルツ」 Op.47-1
  • 「おばあさんのメヌエット」 Op.68-2
  • 「過ぎ去った日々」 Op.57-1
  • 「夏の夕べ」 Op.71-2
  • 「スケルツォ」 Op.54-5
  • 「孤独なさすらい人」 Op.43-2
  • 「ノクターン」 Op.54-4
  • 「小妖精」 Op.71-3
  • グリーグ:民俗生活の情景 ピアノのためのユモレスク 謝肉祭より Op. 19-3

公演によせてMessage

 プレトニョフの弾くピアノからは、自由な風が吹き抜ける。音色も豊かに、融通無碍に音楽が舞い上がる。そこに張りつめた緊張感さえ心地よい。
 年を追うごとに、エレガントさが際立ってくるようだ。その実年齢以上に達観し切っていると思われるほどの風格も増すばかり。
 2023年2月に行われたリサイタルでは、スクリャービンとショパンの前奏曲集を弾いた。強弱、表現の幅が広く、そしてあふれるほどの音色の豊かさ。優れたテクニックの持ち主ではあるけれど、名人芸を思わせる圧倒感で押すのではなく、ひたすらに優美なピアニズムに酔わせてくれたものだった。
 とりわけシゲル・カワイのピアノの特徴ともいえる中低音の色彩をこれほどまでに鮮やかに引き出したピアニストは、ほかにはいないはずだ。そのニュアンスの深い音色は、ピアノ史に新たないち一ページを築いたといっていい。なにしろ、「紅梅色」や「柿渋色」、「濃鼠」といった日本の伝統色を思わせる響きまで、ピアノという楽器から発せられたのだから。
 音色を自在に操るピアニスト。その魅力を存分に味わえるのが今回のプログラムだ。前半はベートーヴェンのソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」を取り上げる。
 プレトニョフの魔法にかかれば、それはいかにも「楽聖」の顔をした厳めしい音楽とは無縁だ。表現の拡大を求め、新しい道へと踏み出す、なにものにも囚われないみずみずしい境地。肩の力を抜き、愉悦だってあふれて出てくるベートーヴェンを聴かせてくれよう。
 プログラム後半は、グリーグの「抒情小曲集」からのセレクション。それぞれがシンプルながら、郷愁がほのかに香り立ち、そしてアンビエントな穏やかさにも満ちた小品集だ。
 瞬間ごとに生じる、みずみずしくも美しい光景をそのまま音楽したようなこれらの作品は、プレトニョフにとっても得意なレパートリーの一つ。浮遊感にあふれ、カラリと晴れわたったタッチから生み出される、一つひとつの瞬間の煌めきをぜひホールで味わいたい。

鈴木淳史(音楽評論家)

全国公演日程National performance

日時
2025/5/31(土)
会場
愛知県芸術劇場コンサートホール
お問い合わせ先

CBCテレビ事業部
052-241-8118

日時
2025/6/4(水)
会場
サントリーホール
お問い合わせ先

ジャパン・アーツぴあ
0570-00-1212

日時
2025/6/7(土)
会場
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
お問い合わせ先

芸術文化センターチケットオフィス
0798‐68-0255

日時
2025/6/8(日)
会場
ミューザ川崎シンフォニーホール
お問い合わせ先

神奈川芸術協会
045-453-5080

プロフィールProfile

ミハイル・プレトニョフ Mikhail Pletnev (ピアノ, Piano)

プレトニョフは、ピアニスト、指揮者、作曲家、とそれぞれの分野において並外れた才能を発揮し、世界中の観客を魅了している芸術家である。1957年、音楽家の両親のもと、ロシアのアルハンゲリスクに生まれ、幼少の頃から音楽に非凡な才能を示す。カザンで育ち、13歳で中央音楽院、1974年モスクワ音楽院に入学。ヤコフ・フリエール、レフ・ヴラセンコに師事した。1978年、21歳でチャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門においてゴールド・メダル及び第1位を獲得。これにより早くも世界的に認められる存在となった。驚くべき技巧、深い知性に裏づけられた演奏、完璧にコントロールされた美しい音色で、カリスマ的人気を誇る現代最高のピアニストの一人として活躍。1988年、ワシントンで開かれた先進国首脳会議で演奏したことが、ミハイル・ゴルバチョフとの関係を築き、その後彼が自由な音楽活動を行う契機ともなった。1990年、ロシア内外の個人、会社、財団等の支援によって資金を得、オーケストラ、ロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を創設。彼の舞台芸術ヴィジョンに賛同して、国内の多くの優れた音楽家たちがこのRNOの始動に参加。そして彼のリーダーシップのもと、RNOは数年のうちに世界有数のオーケストラとして認められるようになった。客演指揮者としてもロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団をはじめとする数々のオーケストラを指揮。2011年2月13&14日にはドレスデン空爆記念日演奏会にてドレスデン国立歌劇場管弦楽団を指揮し、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」を演奏した。またボリショイ・オペラにおける「スペードの女王」の指揮で大成功を収めているほか、コンサート形式のオペラ指揮も行っている。2015年より東京フィルハーモニー交響楽団の特別客演指揮者に就任。作曲家としては、“Classical Symphony”、ジャズ組曲、ヴィオラ協奏曲、ほか数多くの作品を発表し、近年ではスティーヴン・イッサーリスのために書いたチェロ・ソナタが大成功を収めている。2022年、プレトニョフは新たなオーケストラ、ラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)を創設、東西ヨーロッパの優れた音楽家がスロヴァキアのブラティスラヴァに集まり、最初のレコーディングを行った。今後多くのレコーディング・プロジェクトおよびコンサート・ツアーが予定されている。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/mikhailpletnev/
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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ(東京公演) / 神奈川芸術協会(川崎公演)
協力
KAWAI
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