背中合わせの苦悩と悦び。一人の男が恋をした

<オペラティックリート Vol.1>
西村悟 × 河原忠之 × 岩田達宗
シューマン 詩人の恋 (舞台版) (原語上演・字幕付き)

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チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 2025年1月10日(金) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 2025年1月11日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

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曲目・演目Program

<第一部>

ロベルト・シューマン:

  • アンナにⅡ (詩・ケルナー)
  • 「4つの歌」 Op. 142より
    歌による慰め (詩・ケルナー)
    君の頬を寄せてく (詩・ハイネ)
    少女一憂い (詩・ベルンハルト)
    私の馬車はゆっくりと行く (詩・ハイネ)
  • ピアノソナタ第1番 第ニ楽章 演奏:河原忠之
  • 「5つのリートと歌」 Op. 127
    歌人の慰め (詩・ケルナー)
    あなたの顔は (詩・ハイネ)
    僕の愛は輝き渡る (詩・ハイネ)
    私の老いた馬 (詩・シュトラハヴィッツ)
    狂人の最後の詩 (詩・シェイクスピア)
* * *

<第ニ部>

  • 連作歌曲「詩人の恋」 (詩・ハイネ)
     1. 美しい五月に
     2. 僕のあふれる涙から
     3. ばらに百合に鳩に太陽
     4. 君の瞳に見入る時
     5. 心を潜めよう
     6. ラインの聖なる流れに
     7. 恨みはしない
     8. 小さな花がわかってくれたら
     9. あれはフルートとヴァイオリン
     10. あの歌を聞くと
     11. 若者が娘を恋し
     12. まばゆい夏の朝に
     13. 僕は夢の中で泣いた
     14. 毎晩君の夢を見た
     15. 昔話の中から
     16. 古い忌わしい歌

*曲順は当初発表より一部変更となっております。

スタッフ
舞台監督:伊藤淳(ザ・スタッフ)
照明:石川紀子(ASG)
字幕・映像:上野詩織(まくうち)
協力:(株)エージーエーコーポレーション
   (株)ビースト(Be-ST)
   日本大学芸術学部音楽学科

公演によせてMessage

― 変わらずに変わり続ける ―

2020年、思いもよらぬ事態が世界を暗く包み込んだ…コロナ禍…歌手として様々な問題に直面した。三密そのものがオペラである以上、それを避ける事は死活問題であった。また、歌う事を禁じられた様でもあった。混沌とした日々を過ごす中、変わらず生き続ける音楽に教えられた事。― 変わらずに変わり続ける ― 新たな視点を持って曲と向き合った時、頭の中のスクリーンが豊かに色付き、それはまるでオペラのように感じてならなかった。
その作品こそが、歌曲『詩人の恋人』である。この素晴らしい連作歌曲を、多くの方々へわかりやすく伝えたい、人間の持つあらゆる感覚を用いて感じてもらい、そんな思いから今回の企画は小さな芽を出し、これに賛同して頂いたピアニスト河原忠之さん、演出家の岩田達宗さんと共に大切に育て、いま花を咲かせようとしている。
新たな歌曲の可能性 ― オペラティックリート ― 新しい音楽の花は一体何色に感じられるのだろうか。
皆様の心に、それぞれの色の花を届けられますように…

西村悟


地球上の全ての動物にとって第一の情報伝達手段は声だ。人類はその声から音楽と演劇を創造した。だから演劇と音楽の基礎にあるのは声。観衆の魂と、心の深淵に響く声だ。
だからナマの舞台で優れた歌手の音楽を聞いた時に演劇の奇跡は起こる。そこに無いものが見え、聞こえる。舞台上には実際にはないはずなのに、大勢の人が、街が、海や空が、そして世界、宇宙が見える。そして聞こえる。本来はこれこそが演劇の醍醐味だったはずだ。
だとすれば、ナマの肉体で歌う歌手が、一台のピアノでその奇跡を起こすリートの演奏こそ、最も純粋な演劇であろう。
今回の「詩人の恋」で、オペラとリートの両方の世界で第一人者となった名手西村悟が、それを証明すると同時に、リートの世界をより豊かな演劇へと広げてみせる。ご期待ください。

岩田達宗

プロフィールProfile

西村悟 Satoshi Nishimura (テノール, Tenor)

日本大学芸術学部音楽学科卒業、東京芸術大学大学院修了。イタリア声楽コンコルソ・ミラノで大賞、リッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクール第2位及び審査委員長特別賞、日本音楽コンクール第1位及び聴衆賞。2013年大野和士指揮水戸室内管弦楽団とブリテン「ノクターン」、2014年山田和樹指揮スイス・ロマンド管弦楽団とメンデルスゾーン「讃歌」を共演の他、佐渡裕指揮ケルン放送交響楽団「第九」、インキネン指揮日本フィルハーモニー交響楽団「大地の歌」、小林研一郎指揮名古屋フィルハーモニー交響楽団とはヴェルディ「レイクエム」、高関健&東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団「ファウストの劫罰」等で共演する。2016年には大野和士指揮バルセロナ交響楽団とメンデルズソーン「讃歌」を共演してヨーロッパ・デビューを果たし、現地有力紙「La Vanguardia」に高評された。オペラでは「ラ・トラヴィアータ」「蝶々夫人」「仮面舞踏会」「魔笛」「夜叉ヶ池」等に、新国立劇場、日生劇場、藤原歌劇団はじめ様々なプロダクションに出演。2017年、びわ湖ホールプロデュースオペラ沼尻竜典指揮「ラインの黄金」のローゲ役で絶賛された。NHKニューイヤーオペラコンサートや題名のない音楽会等、メディア出演も多い。また近年では芸術歌曲の分野において精力的に取り組み、ピアニスト仲道郁代氏とシューマン「詩人の恋人」、シューベルト「美しき水車小屋の娘」を共演し高く評価された。音楽を身近にしたいという想いから全国各地でアウトリーチ公演も重ね、普及活動も力を入れる。2024年より日本大学芸術学部客員教授に就任し後進の指導にあたる。 五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。出光音楽賞受賞。藤原歌劇団団員。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/satoshinishimura/
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河原忠之 Tadayuki Kawahara (ピアノ, Piano)

日本を代表する錚々たる歌手たちから共演者として抜群の信頼を得る、日本の“歌”を支える声楽伴奏のスペシャリスト。アルド・プロッティ氏の伴奏ピアニストを務めた経験から紡ぎだされる幅広い音色と、イタリアで培った繊細な音楽表現には定評がある。2019年NHKニューイヤーオペラコンサートに出演した「太メン」男声オペラ歌手4人とのユニット、IL DEVU(イル・デーヴ)のメンバーであり、指揮者、企画プロデューサーとしても活躍。国立音楽大学卒業、同大学院修了。同大・同大学院教授、日本ヴェルディ協会理事、日伊声楽コンコルソ審査員。新国立劇場オペラ研修所でも音楽主任講師として長年後進の指導にあたってきた。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/tadayukikawahara/
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岩田達宗 Tatsuji Iwata (演出, Stage Director)

東京外国語大学卒業。91年より栗山昌良氏に師事。98年より2年間ヨーロッパ各地で研鑽を積む。堺シティオペラでのプッチーニ作曲『三部作』、いずみホールでの『カルメル会修道女の対話』で、音楽クリティック・クラブ賞、大阪府舞台芸術賞を受賞。ザ・カレッジオペラハウスでのブリテン作曲『ねじの回転』は文化庁芸術祭大賞、『ファルスタッフ』は同優秀賞に選ばれた。佐川吉男賞、三菱UFJ信託音楽賞など受賞多数。96年五島記念文化賞オペラ新人賞、06年音楽クリティック・クラブ賞を受賞。ひろしまオペラルネッサンス芸術監督。大阪音楽大学客員教授、武蔵野音楽大学特任教授。

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細田琴音 Kotone Hosoda (ダンサー, Dancer)

主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
特別協賛
国際計測器株式会社 / 株式会社原田・ガトーフェスタ ハラダ
後援
日本オペラ振興会 / 藤原歌劇団
助成
NOMURA 野村財団 / (公財)朝日新聞文化財団

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