世界の頂点を極めた孤高の巨匠

ミハイル・プレトニョフ ピアノ・リサイタル

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ミハイル・プレトニョフ ピアノ・リサイタル
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子供文化芸術活動支援事業(劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業)18歳以下無料招待

●子供文化芸術活動支援事業
(劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業)対象公演

(対象:公演当日、小学校1年生~18歳以下。)
本公演は新型コロナウイルス感染症の影響下において、子供たちが文化芸術の鑑賞や体験をする機会が多く失われている状況を鑑み、劇場・音楽堂等で行われる実演芸術の鑑賞・体験等を子供たちに提供する取組を文化庁支援のもとで行われるものです。この度の「ミハイル・プレトニョフ ピアノ・リサイタル」2/28(火)公演では子供無料招待席を設け、広く募集いたします。どうぞこの貴重な機会に、ひとりでも多くの子供たちに本物の舞台にふれて、舞台芸術のすばらしさをご実感いただけますと幸いです。

ミハイル・プレトニョフ ピアノ・リサイタル
2023年2月28日(火) 19:00開演
東京オペラシティ コンサートホール Tokyo Opera City Concert Hall

応募期間:2023年2月21日(火)~2023年2月26日(日)
抽選結果:2023年2月27日(月)17時頃配信予定
こちらの応募は終了いたしました 。

◆注意事項
※当選の方のみ、入場方法のご案内をメールでお送りします。
※公演日当日の18:00~18:45の間に、東京オペラシティコンサートホール入口前に設置する子供文化芸術支援事業<劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業>チケット引換窓口にて、当選メールと身分証明書をスタッフが確認の上、公演チケットと引換させていただきます。
なお当選者情報が確認できない、または提示いただけない場合はチケット引換、入場をお断りいたします。
※公演当日、氏名・年齢を証明できるもの(学生証、健康保険証、国民健康保険証など)をご持参ください。
※当選メールでのご入場いただけません。
※お座席は選択いただけません。
※公演日当日の引換時間内にお越しいただけない場合は、 公演チケットとの引換えはできかねますことを予めご了承ください。
※申込後の内容変更、キャンセルなどは一切お受けできません。

チケット詳細Ticket Information

チケット発売情報

  1. ① 10月15日(土) 10:00a.m.~発売 ジャパン・アーツぴあオンラインチケット WEB
  2. ② 10月22日(土) 10:00a.m.~発売 一般 TELWEB
  3. ③ 2023年1月21日(土) 10:00a.m.~発売 学生 TELWEB
  • WEBインターネットで購入可
  • TELジャパン・アーツぴあコールセンター 0570-00-1212

※先行発売などで満席になった席種は、以降販売されない場合がございます。

チケット残席状況

残席あり / × 売り切れ

特別割引
  • ◎シニア・チケット=65歳以上の方はシニア料金でお求めいただけます。
     S席¥12,000 A席¥10,000
  • ◎車椅子の方は、本人と付き添いの方1名までが割引になります。(ジャパン・アーツぴあコールセンターでのみ受付)
その他プレイガイド
チケット購入にあたっての注意事項

こちらからご一読ください

曲目・演目Program

  • スクリャービン:24の前奏曲 Op. 11
  • ショパン:24の前奏曲 Op. 28
  • ショパン:前奏曲 Op. 45 嬰ハ短調
  • ショパン:夜想曲 Op. 9-2 変ホ長調

公演によせてMessage

予断を許さない音楽家プレトニョフ~今の境地やいかに

 ピアニストとして、指揮者として、今や巨匠の域にあるプレトニョフだが、かつては異端児的な存在だった。若い頃の彼は、持ち前の研ぎ澄まされた技巧を武器に、伝統的な作品像に拘ることなく、いかにも尖がった大胆な表現で作品に新しい角度から光を当てる鬼才として注目を浴びたものだ。特にソ連のアカデミックな音楽教育からこうした異才が出現したことは驚きをもって受けとめられた。彼のそうした才気と表現意欲はピアノだけでは収まらず、やがて指揮にも乗り出し、自身で楽団も創設してピアノと指揮の両面で八面六臂の活躍を展開、その後突然ピアニスト引退を宣言したかと思うと、また復帰するという具合に、生き様もまさに型破りだった。

 その彼が大きな変貌を見せたのが2016年の来日リサイタルである。既存のイメージに拘らずに作品に自由にアプローチする姿勢そのものは不変だが、それがかつてのようにいかにも才気煥発といった外へと向かう形ではなく、じっくり内面を見つめるような方向に向かうことによって、演奏が内省的、瞑想的なものとなり、そこに巨匠風の超然たる雰囲気が漂うようになっていたのだ。常識にとらわれない視点で様々なアプローチを試み続けてきた末に到達した新たな境地がそこにはあり、それは2019年のリサイタルでも同様だった。元々人柄としてはとても物静かで、寡黙な思索家といった感じの人なので、そうした境地に至ったのもある意味では自然なのかもしれない。

 といってもその演奏がきわめて個性的で新しい発見をもたらすものであることには違いがない。スクリャービンとショパンの前奏曲集を対とした今回のプログラムで、彼はどのような表現を聴かせてくれるのだろう。前者にはすでに若い時のCD録音があるが、それとは趣の異なる内省的な世界の広がる演奏になりそうだ。しかし予断を許さないプレトニョフのこと、もしかしたらさらにまた変貌した新境地を示すかもしれない。いずれにせよ“今の”彼の芸風をじっくり味わいたいものだ。

寺西基之 (音楽評論家)

プロフィールProfile

ミハイル・プレトニョフ Mikhail Pletnev (ピアノ, Piano)

プレトニョフは、ピアニスト、指揮者、作曲家、とそれぞれの分野において並外れた才能を発揮し、世界中の観客を魅了している芸術家である。1978年、21歳でチャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門においてゴールド・メダル及び第1位を獲得。これにより早くも世界的に認められる存在となった。驚くべき技巧、深い知性に裏づけられた演奏、完璧にコントロールされた美しい音色で、カリスマ的人気を誇る現代最高のピアニストの一人として活躍。1990年、ロシア初の民間によるオーケストラ、ロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を創設。RNOは数年のうちに世界有数のオーケストラとして認められるようになった。客演指揮者としてもロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団をはじめとする数々のオーケストラを指揮。2011年2月13&14日にはドレスデン空爆記念日演奏会にてドレスデン国立歌劇場管弦楽団を指揮し、ブラームスの「ドイツ・レクイエム」を演奏した。2015年より東京フィルハーモニー交響楽団の特別客演指揮者に就任。作曲家としては、“Classical Symphony”、ジャズ組曲、ヴィオラ協奏曲、ほか数多くの作品を発表し、近年ではスティーヴン・イッサーリスのために書いたチェロ・ソナタが大成功を収めている。2022年、スロヴァキアのブラティスラヴァで東西ヨーロッパの優れた音楽家たちと共にプレトニョフは新たなオーケストラ、ラフマニノフ国際管弦楽団(RIO)を創設。現在、スイスを拠点に活動している。

プロフィールページ
https://www.japanarts.co.jp/artist/mikhailpletnev/
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主催・協賛

主催
ジャパン・アーツ
協力
KAWAI

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