横山 幸雄 ピアノ・リサイタル＜ベートーヴェン・プラスVol.1＞

日本を代表する若き巨匠。2011年デビュー20周年を迎えて各地で記念公演を行う。同年5月に行ったショパン・ピアノ・ソロ全212曲コンサートでは、18時間におよぶ全曲暗譜演奏の偉業を成し遂げ、前年の自らが持つギネス世界記録（ショパン・ピアノ・ソロ全166曲）を更新し大きな感動と反響を巻き起こす。翌年2012年も5月の連休に開催し、終演23:00に会場が一斉にスタンディング・オベーションとなる大成功をおさめた。そして、2013年4回目となるこの「入魂のショパン」は、5月3日東京オペラシティにて行われ、ついで大阪（7月）、長野（9月）にて公演が予定されている。
　1971年東京生まれ。16才で渡仏後、89年ブゾーニとロン＝ティボー国際コンクールに上位入賞。90年パリ国立高等音楽院卒業。同年の秋、19才のときにショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少入賞の快挙を果たす。以来、人気実力ともに常に音楽界をリードするトップアーティストとして活躍し常に注目を集めている。新日鐵音楽賞フレッシュアーティスト賞、モービル音楽賞奨励賞、文化庁芸術選奨文部大臣新人賞など数多くの賞を受賞。 活動は、古典から近現代まで、独奏曲・室内楽・協奏曲すべての分野において、圧倒的な幅の広さを誇る。また、自ら企画するコンサートでは、『ショパン全曲連続演奏会／1992～1999』、作品番号のある全ピアノ曲による『ベートーヴェン12会／1998～1999』、『ベートーヴェン：ピアノ協奏曲全曲演奏会／2005』など、数々の意欲的な取り組みにより、高い評価を確立してきた。生誕200年のショパン・イヤーには、ソロ・リサイタルに加えて、朗読を伴うコンサートの企画、映画「ショパン　愛と哀しみの旋律」への楽曲提供など、その功績に対し、ポーランド政府よりショパン生誕200年の年にショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」が授与された。また、東京オペラシティにおいて毎夏9月初旬に開催される公演では、『ベートーヴェン：5大ソナタ／2007』『ショパン・シリーズ：初期・中期・後期／2008～2010』『オール・リスト・コンサート/2011～2012』連続完売の記録を打ち立てた。2013年は、ベートーヴェン生誕250年（2020年）に向けての大プロジェクトがスタートとなる。
　これまでにリリースされたCDは、いずれも高い評価を得ており、文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際Ｆ．リスト賞レコードグランプリ最優秀賞など栄えある賞を受賞している。ショパン・イヤーには、プレイエルによるショパン・ピアノ独奏曲全曲集全12タイトル（上野学園石橋メモリアルホール＝キングレコード共同事業）をリリースし話題となる。最新CDにデビュー20周年記念アルバム（ソニー・ミュージックダイレクト）がある。また、東京ＦＭ「横山幸雄のピアノでめぐり逢い（毎週日曜日深夜24：30－25：00放送）」のパーソナリティをつとめ、東京と京都にレストランをオープンし音楽と旬の食をプロデュースするなど、活躍は多岐にわたる。
上野学園大学教授、エリザベト音楽大学客員教授として、後進の指導にも意欲的にあたっている。
オフィシャル・ホームページ：http://yokoyamayukio.net/