クァルテット・インテグラQuartet Integra

  • 室内楽

プロフィールProfile

2015年に結成されたクァルテット・インテグラは、情熱的な音楽性と緻密なアンサンブルで高い評価を得ている新進気鋭の弦楽四重奏団である。これまでにARDミュンヘン国際音楽コンクール、ウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクール、バルトーク国際コンクールなどで上位入賞を果たした。

レパートリーはハイドンから現代作品まで、クラシック音楽の幅広い時代を網羅している。また、多くの邦人作曲家から作品を献呈されており、現代音楽の紹介にも積極的に取り組んでいる。

演奏活動は国内外に広がり、東京の王子ホール、トッパンホール、サントリーホールにおいて定期的にリサイタルを開催している。さらに、第一生命ホール、フィリアホール、宗次ホール、ワキタコルディアホールでは、ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏に取り組んでいる。海外では、これまでにニューヨーク、ロサンゼルス、ボルダー、フランクフルト、バート・テルツ、カゼルタなどで公演を行っており、今後も各地での演奏が予定されている。

これまでにラ・ホーヤ・ミュージック・ソサエティ、リノ室内楽フェスティバル、キジアーナ音楽祭、平昌音楽祭、武生国際音楽祭、霧島国際音楽祭などに出演している。
また、米国ワシントン州ベリンハムではBellingham Festival of Music の Play It Forward Chamber Residency に2度招かれ、リサイタルや学校訪問を含むアウトリーチ活動を展開した。
さらに、新潟・十日町のベルナティオではアンサンブル・イン・レジデンスとして滞在し、数多くの学校でのコンサートおよびリサイタルを行い、地域との深い交流を築いた。

アレクサンドル・メルニコフ、オーガスティン・ハーデリッヒ、堤剛、練木繁夫、オリヴィエ・シャルリエ、エマニュエル・シュトロッセら著名な音楽家との共演も重ねている。

磯村和英、山崎伸子、マーティン・ビーヴァー、ジョナサン・ブラウン、クライブ・グリーンスミス、オリバー・ヴィレ各氏に師事。桐朋学園大学、サントリーホール室内楽アカデミー、コルバーンスクールを経て、2025年秋よりハノーファー音楽演劇大学にて研鑽を積み、同時期からフランスのProQuartetにおいてアーティスト・イン・レジデンスを務めている。

公式HP: https://quartetintegra.com

(2025年7月現在 949文字)

三澤響果(1st vl)
第16回チェコ音楽コンクール第1位。第66回全日本学生音楽コンクール東京大会第2位、全国大会第3位。これまでに佐々木歩、原田幸一郎に師事。桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学ソ リスト・ディプロマ・コースを経て、コルバーンスクールにてマーティン・ビーヴァーに師事。2025年秋よりハノーファー音楽演劇メディア大学にて研鑽を積んでいる。使用楽器は日本ヴァイオリンから特別貸与された1728年製Alexander Gagliano。

菊野凜太郎 (2nd vl)
第66回全日本学生音楽コンクール東京大会第1位。2017年度青山音楽財団奨学生、19・20年明治安田クオリティオブライフ文化財団音楽学生奨学生。これまで向山敦子、森川ちひろ、辰巳明子、マーティン・ビーヴァーに師事。桐朋学園大学を首席で卒業、2022年から2025年までコルバーンスクールにレジデンスアーティストとして在籍。2025年秋よりハノーファー音楽演劇メディア大学にて研鑽を積んでいる。

山本一輝 (va)
5歳でヴァイオリンを始め、18歳で弦楽四重奏との出会いをきっかけにヴィオラへ転向。クァルテット・インテグラのヴィオラ奏者として、ミュンヘンARD国際音楽コンクールおよびロンドン・ウィグモアホール国際弦楽四重奏コンクールなどで入賞し、プログラム構成も担当している。ソリストとしてはピアニストの松田龍と共に、幅広いレパートリーによるリサイタルを行う他、石島正博をはじめとする作曲家から献呈作品も受けている。これまでに東京フィルハーモニー交響楽団およびオーケストラ・アンサンブル金沢の客演首席奏者として出演。また作曲家として、ヴァイオリン独奏のための《When she talks》(2024)が東京およびロサンゼルスで初演された。桐朋学園大学にて佐々木亮、磯村和英、山崎伸子に師事し、その後ロサンゼルスのコルバーンスクールにてタチアナ・マズレンコ、マーティン・ビーバー、ジョナサン・ブラウン、クライヴ・グリーンスミスのもとで学ぶ。現在はドイツ・ハノーファーを拠点に、ハノーファー音楽演劇メディア大学にてオリヴァー・ヴィレのもとで室内楽の研鑽を積んでいる。近年は演奏活動に加え、日本で弦楽四重奏のマスタークラスを行い、室内楽における自身の音楽的アイデアや経験を共有している。

パク・イェウン(vc)
12歳で韓国のクムホ神童コンサート・シリーズでデビュー。5歳からチェロを学び、イェオン・アーツ・スクールにてオ・ジヒョンに学ぶ。14歳でコルバーン音楽院に進み、同音楽院学士課程クライヴ・グリーンスミスに師事。2025年秋よりハノーファー音楽演劇メディア大学にて室内楽の研鑽を積んでいる。韓国の複数の主要コンクールで優勝。室内音楽奏者としても活動しており、ジャン=イヴ・ティボーデ、クライヴ・グリーンスミス、レイ・チェンらと共演。また、2023年キジアーナ音楽院にて「ロータリー・クラブ・シエナ」賞を受賞したトリオ・アズーラの創立メンバー。

(2025年10月現在)

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