ユリア・フィッシャーJulia Fischer
- ヴァイオリン
アーティスト・ニュース
- 2021/8/2 【新譜情報】ユリア・フィッシャー「イザイ:6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」【LP限定発売】 (2021年8月中旬発売)
- 2020/9/25 ユリア・フィッシャー 来日中止のお知らせ
- 2020/5/12 ユリア・フィッシャー 14人のヴァイオリニストがバッハのシャコンヌを演奏するリレー動画に出演!
- 2019/7/4 アンコール情報:ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
- 2016/10/17 アンコール情報:ユリア・フィッシャー ヴァイオリン・リサイタル
- 2016/10/11 ユリア・フィッシャー 曲目解説をご覧いただけます。
- 2016/9/30 2016年10月ジャパン・アーツは創立40周年を迎えます。
- 2016/9/23 ユリア・フィッシャー 来日直前インタビュー
- 2016/9/21 ユリア・フィッシャー ベルリン・コンツェルトハウス管のシーズンオープニング公演に登場!
- 2016/4/28 【2016年5月22日】チケット発売情報
プロフィールProfile
世界的なヴァイオリニストであるユリア・フィッシャーは、コンサート・ピアニスト、室内楽奏者、ヴァイオリン指導者としても卓越した才能を持つ、万能な天才アーティストとして知られている。ドイツ、スロヴァキア系の両親のもとミュンヘンで生まれ、3歳よりヴァイオリンを、その直後に母親のヴィエラ・フィッシャーのもとでピアノを始めた。9歳より著名なヴァイオリン教授アナ・チュマチェンコの指導を受け、後にその継承者となった。11歳でユーディ・メニューイン国際コンクールに優勝して以来、世界のトップ・オーケストラとの共演を重ね、ヘルベルト・ブロムシュテット、リッカルド・ムーティ、エサ=ペッカ・サロネン、ユーリ・テミルカーノフ、フランツ・ウェルザー=メストといった著名な指揮者と共演している。
2019/2020シーズンは、V.ユロフスキー指揮でロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン放送交響楽団と共演、P.ジョルダン指揮でウィーン交響楽団とニューヨーク・フィルと共演、ムーティ指揮/シカゴ響、E.クリヴィン指揮/フランス国立管、J.フルシャ指揮/バンベルク響と共演。F.ウェルザー=メスト指揮/クリーヴランド管の欧州ツアーにも参加。
またピアニストのアリス・ブレッテンベルク、ユリア・フィッシャー・クァルテットと共に、欧州の主要なコンサートホールでリサイタルを行う。昨シーズンはM.ザンデルリンク指揮/ドレスデン・フィル、V.ユロフスキー指揮/ロンドン・フィルの大規模なアジアツアーに参加。またその他のハイライトとしては、オーガスティン・ハーデリッヒおよびアカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズとの欧州ツアーがある。
2011年には、自身のクァルテットを、アレクサンダー・シトコヴェツキー、ニルス・メンケマイヤー、ベンジャミン・ニッフェネッガーと結成し、大規模なツアーを行っている。
また2008年のフランクフルト、アルテ・オーパーでの公演では、ピアニストとしてのデビューを飾った。公演の前半でサン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番、後半でグリーグのピアノ協奏曲を演奏し、その公演の模様は、デッカ・レーベルより発売のDVDに収められている。教育は、彼女の音楽活動におけるもう一つの重要な要素であり、熱心に若い才能の指導にあたっている。スターンバーグ湖のミュージックフェラインで定期的にマスタークラスを開催している。2019年には、彼女の故郷であるミュンヘンで、子供のオーケストラ”キンダー・シンフォニカー”を設立し、ヨハネスX.シャヒトナーとピアニストのヘンリ・ボナミンと共に指導を行っている。
CD及びDVDもペンタトーンやデッカ・レーベルから多数リリース。いずれも高い評価を得ており、受賞作も多い。さらにクラシック音楽市場で新境地を開拓したフィッシャーは、最近、自身の音楽のデジタル・プラットホーム“JF CLUB”を設立。そこでは、オーディオやビデオ作品の紹介、新録音の先行試聴、自身の音楽と作品への考えの発表などを行うほか、イザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ6曲とフランク、シマノフスキの各ソナタを、独占的に聴くことができるようになっている。
彼女は、ドイツ連邦共和国功労勲章を授与されたほか、グラモフォン賞やドイツ文化賞など多数の賞を受賞している。楽器は、Giovanni Battista Guadanini (1742年製)、及びPhillipp Augustinの作(2018年製)を使用。