2025/6/12
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諏訪内晶子 NHK交響楽団ヨーロッパ公演2025 世界の聴衆を引き込む
NHK交響楽団ヨーロッパ公演2025年にヴァイオリンの諏訪内晶子がソリストとして迎えられ、チェコ(プラハ)、ドイツ(ドレスデン)、オーストリア(インスブルック)の3カ国3都市の公演に出演しました。諏訪内晶子のベルクのヴァイオリン協奏曲は、冒頭から聴衆を物語へと引き込み、明晰で叙情的な洗練された音色、ファビオ・ルイージ指揮によるNHK交響楽団と織りなす対話、一体感が各地で高く評価されました。
NHK交響楽団 ヨーロッパ公演2025
2025年5月15日(木) プラハ(チェコ) ルドルフィヌム ドヴォルザーク・ホール *「プラハの春 音楽祭」参加公演
2025年5月17日(土) ドレスデン(ドイツ) 聖母教会 *「ドレスデン音楽祭」参加公演
2025年5月20日(火) インスブルック(オーストリア) コングレス・インスブルック チロル・ホール
Klasika.Plus.cz 2025/5/16
ヴァイオリニストの諏訪内晶子は、協奏曲の冒頭の音からすでに、なぜ彼女が数々の国際コンクールで栄冠を勝ち取ったのかを明確に示した。この作品の序盤は、解釈において非常に難易度が高い部分だが、諏訪内は聴衆をほとんど瞬時に音楽の物語の中に引き込むことに成功した。とりわけ印象に残ったのは、演奏の清澄さだった。彼女は過度に目立つことなく、むしろ控えめな表現でベルクの緻密な楽譜を味わう余地を与えてくれた。オーケストラ、ソリスト、指揮者の三者の間には、まるで室内楽のような一体感があった。演奏の終盤、諏訪内が奏でた「終わりのない」ヴァイオリンの音は非常に深い表現力を湛え、私の心に強く響いた。
Dresdner Neueste Nachrichten 2025/05/19(抜粋)
アルバン・ベルクの《ヴァイオリンと管弦楽のための協奏曲「ある天使の思い出に」》は、この晩でもっとも深い印象を残した(中略)諏訪内は明晰で叙情的、歌うような音色を保つどころかさらに発展させていた。その音は慰めにも、壊れそうなほど繊細にも響き、とりわけオーケストラとの対話を見事に実現した。
あらためてその芸術性が世界で高く評価された諏訪内晶子が芸術監督を務める【国際音楽祭NIPPON2026】が、2026年2月‐3月に開催されます。詳細は9月上旬発表予定。どうぞご期待ください。
【国際音楽祭NIPPON2026】早春を彩る音楽の祭典!豪華ラインナップを発表
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諏訪内晶子のアーティストページはこちら
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ファビオ・ルイージのアーティストページはこちら
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